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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

malicosmos.exblog.jp

「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

チーム・プレアデス

リニューアル直前の、新聞特集記事にするために、チーム・プレアデスのみなさんと対談する形で、いろんなお話を聞いた。チームをとりまとめる、JSFの奥野さん、ステラドームの上山さん、ユニビューの高幣さん、メガスターの大平さん。山梨県立科学館への導入が決まるほんの少し前に結成されたチーム。 それぞれが今の仕事をするに至った経緯から、チーム結成、そして山梨への導入・・それにかける想い。プラネタリウム、こんなふうになっていったらいいな、というイメージ、そしてそれに対するそれぞれの関わり。さらには、人は何故星をみあげるのか、という大テーマについて大いに語る。 

言ってみれば、彼らはそれぞれの「あり方」の表現メディアとして、ステラ、ユニビュー、メガスターというものを
つくってきている。だから、モノづくりをしている人たちだけれど、モノありきなのではなく、仕事の仕方、つまり生き方ありき、なのだと思う。自分のつくるモノにユーザーたちの声をどう取り入れていくのか、というスタンスもつまり「あり方」。そんな彼らが、奇跡的に(必然的なのかもしれない)出逢って、チームを結成し、そのチームをとりまとめているのが奥野さんだったのも、またかなりな必然であり幸運なことだったのだろうな、と。今回は集まっていないまだ大勢の「チーム」の人たちも、みな似たようなスタンスを感じる。 その最初の仕事が山梨で、そこに立ち会えることの幸運や責任の重大さをあらためて実感した次第。 
と、まあまだオープンしてもないのに、あまり過剰に書いてはいけないけれど・・でも、新しい風が吹くことは間違いないかな、と思う。
いくつか印象的なことを。

(上) 東洋の宇宙観と西洋の宇宙観ってだいぶ違うものがあって、自分のルーツなどが気になってくると、
自然の中に包まれているような東洋の宇宙観をもっと表現してみたい。
(高)いろんなジャンルの人たちが、自分のソフトをつかってそこで化学反応を起こして、すごい新しいものを生み出したりする。そんな反応に対してソフトも(そして自身も)進化する。
(大) 星のことをやっていると、何か人を幸せにしたり、喜んでもらったりできる、というのを子ども心に感じていたんだと思う。
(奥)(ユニバースの経緯を振り返りながら)自分は徹底して用務員になって、彼ら(チモンズという学生集団)の活動を支援する環境をつくったり、場づくりをしようと思った。(そしてそのまんま、今のチームで同じく「つなぎ役」をしている奥野さん)
(上) 星をみてると、孤独になれる。社会のいろいろな煩雑さを忘れて宇宙の一部になれる。(谷川俊太郎がいうところの、「社会内存在」と「宇宙内存在」を思った。)
(大)なんであの「点」をみて美しいと思うのか・・それは、たぶんDNAレベルの話だよね。
(高)特に「星」が他の自然と違うのは、世界のどこにいっても見られて、昔から見られたってこと。
今回の対談は、3月20日リニューアルオープン直前に山梨日日新聞の特集記事(両面カラー)で発刊予定。
乞うご期待! 

チーム・プレアデス_c0059080_2262264.jpg

写真は、「人は何故星をみあげるのか」という問いを投げかけたとこ、かな。
by malicosmos_meme | 2010-02-06 02:20

by malicosmos_meme