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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

malicosmos.exblog.jp

「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

47歳の誕生日に―2016年度を振り返って

2004年、娘が生まれて育休をしばしとり、その後、仕事復帰したときからはじめていた
このブログ。そのころはまだSNSなどもなくて、ブログ最盛期? 2010年からfacebookを
使いはじめ、2013年に独立して星空工房アルリシャをたちあげてからは、FBは広報用、
ブログは、毎月1回の振り返りのために使っていた。時折、2か月にいっぺん・・という
ときもありつつ、なんとかがんばって続けていたのだけれど、とうとう、毎月の振り返り
記録が2016年6月分から絶えてしまった。FBについ偏ることと、加えて、おそらく
やっぱりこれまででマックス多忙だった(とその前の年も思ったはずだが)ことがあるの
だけれどそして、ブログは、備忘録としての働きで、その分、あまりに濃すぎたこの1年を
記録に残してないのは、ちょっと自分的にはとても残念に思っている。
どこかで一念発起、と思って残さないと、このかけがえのない1年のことを、すぐに忘れて
しまうかも。まだ思い出せる範囲で、それを振り返るタイミングは、年が変わるとき、
年度が変わるとき、そして誕生日。 書ききれるものではないと思いながらも、どこかですっきり
したくて、誕生日となる。

2016年度、この1年の間の大きな変化、進化、できごと。

★はじめての自著
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科学館の正規職員をやめて独立しようと思ったとき、これまでの仕事をまとめたいと
強く思っていた。いろいろ科学館の中で昔のものとしてうずもれてしまうものが
多いこともあるし、プラネタリウムに携わる人たちに伝えたいこともたくさんあった。
もちろん、生き方として若い人をエンカレッジしたい思いもあるし、星や宇宙を
好きと思っている人へのあらたな視点も。
書いてみて、自分はこんなに文章が書けなかったのか、と愕然としたときが多々。
自己嫌悪になったことも。でも、いろんな人に支えてもらって本が出来上がった。
講演のあと、本を手に取ってもらえることはとても嬉しい。学生も読もうとしてくれる
のが結構いて嬉しい。

いただいた感想でとても嬉しかったもの。

<こだわりのブッククラブ「ゆめや」の店主・長谷川さん>
本を読んでいて時折、書く専門家たちは「おもしろく」「刺激的に」「受けを狙って」という
姿勢があるな!と感じる。もちろん、エンターテイメントだから、そういうことも大切だ。
しかし、嘘臭いものも感じ取ってしまう。行為や思いがともなわない絵空事が描かれると
ディズニーランドの催しものにだまされているような感じにもなる。
だが、たまに、強い思いが現実の行動と一致している本を読むと、こちらの心が揺さぶられる。
先日、そういう本を読んだ。みごとに一人の思いが多くの弱者に寄り添っていくエピソードだ。
作者が実際に行動した結果の物語である。嘘のない、いわゆるノンフィクションだが、
それをはるかに超えているものも感じた。
3・11で心がうつろになった人々、病と闘いながらも心が折れそうな人々・・・その人たちに
星空を見せる・・・人々が星を見上げる・・・現代人がうつむいてスマホばかりみている世のなかで、
星を見る行為は何かを見つめなおすとても良い方法なのではないか、と思った。
現代人はなぜ星を見上げないのか?・・・星を見ても悩みの答えはでないが、
見ることで別のものが見えてくるような気もする。
高橋真理子・著「人はなぜ星を見上げるのか」・・・心にしみた一冊だった。

<詩人・音楽家 覚和歌子さん>(個人的な感想としてくださったものです)
すごくいい本でした。
人と人との出会いとか、存在理由とか、それらの不思議とか、まっすぐで温かい言葉が星々の光みたいに
胸の奥までちゃんと届いてきて、いろいろな立場の人たちを確実に励ましてくれるのだろうなと思いました。
私たちは共に生きている、という泣きたいくらいまっとうな地上感覚が、頼もしい柱となって、天に向かっている。
天と地を結んでくれている。

amazonの書評 にも、いつも応援してくれている大澤さんが素敵にかいてくださいました。
またこの本をきっかけにあらたな本企画もいただいています。ありがたいことです。またまたがんばらないといけません。

★星つむぎの村
公式ウェブサイト http://hoshitsumugi.main.jp/

2016年3月12日におこなった、「「きょうを守る」上映会&星空コンサート―被災地は今―」。
これが、新生・星つむぎの村のキックオフイベントになった。
星つむぎの村という名称は2010年ごろからあったのだけれど、年に1回ぐらいに覚さんたちと
イベントできるかどうか、という感じのものだったところを、あらためて2004年から科学館で
活動を続けてきた「星の語り部」」と一緒になって、一つの柱をつくろう、と。
それと時期を同じくして、ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳の田中総支配人の大きなキャパに
よって、星つむぎの村の拠点の一つができた。プラネタリウムもつくった!
ネオオリエンタルリゾートでの星空イベントも月1回程度というものをやり、夏には「星空縁日」を
実施。そこにいらしてくだった人で、それまでのつらい経験から、少し前をむいたり、歩き出したり
ということができるようになった、という方も。
ネオオリエンタルリゾートでのイベントは14回、被災地には夏に東北沿岸と、秋に福島 と。
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そして2017年2月25,26日(つい先日)、第1回星つむぎの村合宿をやった。去年の3月にも
泊まったり、それよりも前から(2007年から)星の語り部合宿はなんどもやってきたけれど、
今回のものは、いずれ大きくなっていくだろう、「満天の星空に人々がつどい、よりよい生き方と
社会をつなげていく集まり」の旗揚げのつもりだった。
超濃厚な2日間(実質プログラムは昼から昼だったので、ほぼ1日しかなかった)となる。
「星を介したコミュニケーション」がテーマ。
参加者は40名ほどになって、関西から東京から富山から。年齢は1歳から70台まで全世代が。
濃すぎて全部伝えきれないけれど、ある意味、星の下で、人間とは何か、ともに生きるとは何かを
それぞれが学んだ時間だったのだろうと思う。
その詳細はこちらで

星つむぎの村の2年目目標は、
★法人化。
★八ヶ岳x星の星空文化の発信の担い手にしっかりなっていくこと。
★病院がプラネタリウムの運営主体者として全国ネットワークをつくること。

★病院がプラネタリウム
公式サイト(2017年2月にオープン!)http://hospla.net

2016年度は、延べ40回行った。最初の年は15、次が25、そして今年。
回数が多ければその分、出会える数も増える。その分、心動かされる体験も
増える。特に、重度の心身障害の人々の反応の美しさ、熊本のお母さん、看護師さん、
子どもたち。 山梨でのテレビを通しての出会い。
きっといつか、プラネタリウム療法っていう概念が生まれて、全国の病院や支援学校
施設に必要とされるときがやってくる、という確信。そのために何をやらなくちゃ
いけないのか、という道筋。
何があっても、これはライフワークだと決めたのがこの1年でもある。

看護師さんなど、医療スタッフむけの研修も機会がふえ、すごく喜んでもらえている。
そのワークショップの中身も進化を続けている。これは今年、積極的に増やしたいものの一つ。

加えて、製薬系の会社の方々が集まる会に、大学時代の同期が呼んでくれたのも
すごく大きな喜び。そこで出会えた人たちの知性やモチベーションにも感化され。
その直後には、病院がプラネタリウムの第一歩をくださった「タケダウェルビーイング」の
武田薬品さんで、社員向けの講演会をやらせていただいた。社内ネットを介しての
聴講も含めると、300人以上の方が聞いてくださった模様。その感想もすごくいろいろ
いただいた。

テレビでは、朝チャンと、24時間テレビ(山梨県内)での特集が。24時間テレビは、
20分全部私の話題っていう、スペシャルバージョンでした。若きディレクター清水くん、ありがとう。
エピソードはたくさんあるけれど・・とりあえず、なんとか専用サイトに情報をまとめたのでそちらで。
またサイトたちあげと同時に、病院がプラネタリウムリーフレットも作成。
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★公演、ミュージシャンとのコラボレ
2016年の中での講演、公演、移動プラネ、講義など全部あわせると、(たぶん)177日。
一人でやらせてもらうものも多いけど、インパクトの大きさでいえば、やはり生演奏とともに
やってるライブ。

独立する前からはじまった、小林真人さんとのSpace Fantasy LIVE。福岡で2回も大きな
ホールで、そして、横浜で、常陸太田で、やらせてもらった。そして中学時代の恩師にも
呼んでいただく機会も。日芸では相変わらず、学生がもっとも感動した授業と言ってくれる。
全国の子どもたち全員に見せてあげたい、という
声や、宇宙の話でこんなに感動したのは初めてとか、音楽と映像の絶妙なマッチングが
素晴らしいとか、嬉しい感想を毎回いただく。

常陸太田では、呼んでくださったじゅじゅさんの考案で、地元の中学生たちが歌ってくれた。
福岡では、「星つむぎの歌」を子どもたちが。
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スタイルも、ちょっとずつ形も進化して、そのたびに、これもがんばって営業したい、と思うのだけれど。
全部のものがそうだけど、営業している時間がない・・。
相変わらず、ありがたい人のつながりと、口コミのみで(ネットから見つけてくださる方もわずかに)
仕事をしている感じ。

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星つむぎの村の覚和歌子さんと丸尾めぐみさんとやったのは、兵庫県立のじぎく支援学校。
ここは定行先生がいる特別な場所。定行先生との出逢いは、星つむぎの歌。もう8年前のこと。
はじめてのじぎく支援学校にいったとき、真人さんと。そこでもすごく印象的なことが起きた。2年目の移動プラネタリウムでも、自閉症の子が、せまりくる地球をみて、「いのちだ」と言ったり、すごーく目をつりあげて他の子に怒っていた子が、ニコニコになってでてきたり、定行先生は、
「プラネタリウムのドームはまるで、星つむぎの歌絵本のオルゴールみたい」と。ああ、ほんとうにそうだ、としみじみした。そして3年目に、原点である「星つむぎの歌ライブ」を。
かけがえのない時間だった。最後にみんなが星つむぎの歌の合唱をしたとき、指揮をした自閉症の彼のその姿の素晴らしいこと。

 この1年で出会って共にステージにたったのは、ピアニストの太田美保さん。5年前に縁もゆかりも?ない
山梨にやってきて、でも彼女の素晴らしい引力によってたくさんの人を巻き込みながら、「農と食と芸術」の
出会う場所・おととわを主宰している。4月に須玉でやらせていただいた「星につつまれて」コンサートを
かわぎりに、9月には子育て中のお母さんむけに、そして11月には山梨市のホールで。
真人さんとやっているSpace Fantasy LIVEも、美保さんとの「星につつまれて」コンサートもどちらも
体験してくれた知人が、「真人さんのピアノを聴いていると、朝露がこぼれる様子だったり、星のまたたき
だったり、自然の中の命の尊さのようなものを感じて、心震える思いがするのですが、太田さんのピアノは、
当たり前の(本当は当たり前ではないのだけれど)日常の中の些細なことを愛おしく思えるような、子どもを
ギュッと抱きしめたくなる、そんな音でした。」という感想が。いやー神髄! 
おととわの価値観と、星つむぎの村の価値観は、ほぼ共通していて、方法論は違うけど、でも、こんな「同志」が
山梨にいること、あらためて山梨きてよかった、と思える出逢い。
特に、子育て支援としてこのプロジェクトができればなあ、と思う。
おととわの明秀さんがつくってくださったプロモーションビデオはこちら

12月にはリトルプラネットで、岩崎健一さんと。リトルプラネットは、ハンディのあるなしに関わらず
みんなが楽しめるイベント、というコンセプトで行われているもの。岩崎さんのことは10年以上前から
知っていたけれど、ほんとに出会ったのは今回。健一さんへの、マイナーな人たちに寄り添う姿と
その歌には、心奪われる。彼のギターと歌、これにはほんとに魂がある。
そして、歌にはかなわない! と思わせられる何かがある。
そんな彼とのコラボレの中では、彼の描く「可能星人」が宇宙に登場!! これ、すごくいい。
おそらくもっと回数を重ねられることで、できることがもっともっとある。言葉通りの「可能星人」な私たちだった。
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2年前に知り合った、難病の子どもたちに生のパフォーマンスを届ける「心魂プロジェクト」。
一人ひとりに寄り添うそのパフォーマンスは、ほんとうに素晴らしい。
そんな彼らと、2015年にプラネタリウムミュージカル第一弾を、2016年の4月には
ヨガ・太極拳とのコラボレ、そして、9月には甲府でプラネミュージカル第1弾、
11月にはプラネタリウムミュージカル第二弾の新作。
その初公開は、甲府市内の児童養護施設の子どもたちとともに。その子たちが本番までに
星つむぎの歌を練習してくれて、彼らの「ぼくらは一人では生きていけない」のサビは
ほんとうに感動的だった。さらに、年明けて1月の末に行ったプラネタリウム・ハーモニー。
はじめての7mドームで生演奏と一緒におこなう公演。
20年前、大きな20mドームで、お話をし、番組をつくり、ワークショップをやり、
プラネタリウムのもつ無限の可能性を知った。でも、どうしてもそこに来られない人たちのことを思い、
自分から出かけていくようにした。4mの小さいドームは、車座になると20人ぐらいがはいる、
車いすがたくさんはいるとそれよりすくない。でも、みんなで火を囲んでいるような感じや、小さく
でもそこで手に取れそうな宇宙にみんな夢中になる。小さいからこその魅力がたくさんある。
 
今回、20mでも4mでもできなかったことを7mでやった。
NPO法人 心魂プロジェクトの寺田 真実 (Masami Terada)さんたちが、難病の子どもたちにミュージカルや歌を
デリバリーするときに、ストレッチャーや車いす、バギーにのったみなさんが、ほとんど上を見ていて、そこに
星空がでたらいいな、と思い、プラネタリウムと思い始めたときに、私に出逢った。出逢って最初に体験した
心魂(こころだま)の公演は、ミュージックシャワーと呼ばれる、歌い手がお客さんをぐるりと取り囲んで歌う
スタイルだった。これはドームでやったらスゴイことになるなーと思った。
 やったらほんとにすごかった(笑)。ドームの特殊な音環境は、生演奏にどうなのか、最初は
わからなかったので心配だったけれど、マイクも通さない声が(もちろん、歌い手の寺田さんや
岩本 潤子さんの声がとんでもなく素晴らしいということが第一にあるのだけれど)、
天から降ってきたり、耳元でささやかれるように聞こえる。
 「プラネタリウム・ハーモニー」のハーモニーは、もとは「ハルモニア」。自然界の美しい調和。
その調和の中に、みずからを置き、宇宙内存在であることの確認ができる、一番のスタイルだった
ように思う。
 ドームにはいって暗くて怖くて、声をあげて泣いてたバギーにのった彼。ど頭から真っ暗にして、
寺田さんの超低音が響く中・・どうなることやらドキドキと始まったけれども、彼のあげる声が
どんどん恐怖から、反応に、そして喜びになっていくのがわかった。そのうち絶妙なタイミングで
拍手してくれたり、じゅんちゃんの歌声のときには、耳を澄ませていたり。彼もハーモニーの一部だった。
 ほんとに最初は緊張した顔で入っていった車いすの小さい彼も、出ていくときの満面の笑みといったら。
「星つむぎの歌」絵本のオルゴールそのもの。星つむぎの歌も歌ってもった。
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一人バージョンでもっとも「すごい」出逢いだったのは、12月小松ヒルズ。病院がプラネタリウムで、
金沢にいくのにあわせ、石川県で地域と医療者、そのほかたくさんつないでいらっしゃる榊原千秋さんに、
いきますよーと連絡した数日後に、榊原さんが、サイエンスヒルズの副館長さまにたまたま会って、
そしたら、なんとその副館長さんは、数日前に、いろいろ企画を考えていて、私のウェブサイトを
見ていた・・という恐るべしシンクロニシティがまた起きて、直前であるにも関わらず、
いきなり特別イベントを開催してくださった。サイエンスヒルズは、UNIVIEWの入っている
場所! スタッフの北本さんにも事前準備をご苦労いただき、なんと超満員御礼の中で。
小松の館も、榊原さん周辺のみなさんも、とにかく温かく、幸せな時間。
みなさんが残してくださった感想も、「もう一度生きてみようと思った」
「ずっともやもやしていたものがたくさんの涙と一緒に流れていきました」
「人のふしぎを感じて泣きました」などなど深いものが
とても多かった。やっぱり、完全につつまれるドームならではなのかな。
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★ラジオ、テレビ
この1年、ラジオやテレビがだいぶあった。FMFUJIでプロデュースさせてもらったものが2本(下記)、同じくFMFUJIで、池田綾子さんの番組に2週つづけて、しかもクリスマスとお正月にオンエアされる30分番組に。NACK5でビジネスの森という20分番組に2週続けて。これが大阪のCOCOLOFMでも流れていたのを聞いてくださった方が、関西初のspace fantasy liveを導いてくださった。
テレビはやはり、朝チャンと、24時間テレビ(山梨)で、病院プラネのことを扱ってもらって、どちらも、こちらには撮れないすごくいい映像をとってもらったこと。そして人のつながりまでもつくってもらったこと。まとめはこちら

★星野道夫没後20年

c0059080_10185415.jpg本を書いていたとき、もうダメ、と思ったことが何回かあったけど、2016年夏に出せたのは、
それは星野さん没後20年だったから。星野さんからつながるさまざまなことが、めぐりめぐって
今の私の多くをつくっている。これはほんとうに確かなこと。
FMFUJIで、特別番組「継いでゆくもの―星野道夫のメッセージ」をつくらせてもらった。
いろんな人たちからの、星野道夫のこの一言・・を募集し、奥様の直子さんにもお話を伺い、道夫さんの生声(未公開もの)も。
 写真展の開催にあわせて、星野道夫につながる人々の中で、サイトや新聞でも紹介してもらった。そこで本を手にしてくださった方が、また新しい企画をもってきてくださった。2001年のオーロラストーリーを作って一段落したのち、もう星野さんに頼らなくても生きていこうと決意した。でも、そういう意味合いとは別の意味で、まだ彼は生きていて、そして彼のおかげでもまた生きている。
 この年、「今こそ星野道夫」という言葉をよく聞いた。そして、何故、今、星野道夫なのかということも取材の中で聞かれた。それは、今の社会にとって、現代の宇宙観を知ることの大切さと、ほぼ同じことを意味するのだろうとあらためて思う。人間社会といったものとは別次元の、大きなものの中に存在する私たちという立ち位置を教えてくれるのは、何より星空であり、大きな自然なのだ、と。朝日新聞の特別展サイトで紹介してもらったものはこちら

★保阪嘉内&宮沢賢治 生誕120年
20160年は、賢治と嘉内生誕120年であり、二人が出会ってから100年という節目だった。
あちこちで賢治に関する企画展が開かれているのもあり、プラネタリウム番組「二人の銀河鉄道―
賢治と嘉内の青春」もまた、埋もれさせたくない作品の一つだった。
山梨県立文学館でも、賢治からの手紙が展示されることもあり、それにあわせて1日のプラネイベントを
企画してくださった。番組と解説と。4mドームで生解説をするのと、一方向的な番組を見るのとでは
窮屈さが結構違うのだけれど・・でも、きてくださったみなさん、大変喜んで大好評だった。
同様にして、北海道文学館も、賢治展にあわせて、プラネタリウム上映を。
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ここは、池澤夏樹氏が名誉館長をやっているところ。賢治・・もだけど、どちらかというと、
「きみが住む星」をぜひやってほしかったというのがあった。 そして、なんとどちらもかなった!
そしてそして、とうとう池澤さんに「きみが住む星」を見ていただけた!
私が書いた文章のところも、自身の作品とシームレスにつながってまったく違和感なし、と
言ってもらえた。


そして、懐かしくて美しい札幌。あらためて「今年」というときに、原点といえるこの場所で仕事をさせてもらったこと、しみじみ感じ入る。2日半の札幌の間、ほとんどの時間はひたすらプラネタリウムに費やされていたけれど、そこに、
大学のサイクリングクラブの先輩、後輩、同期、そのご家族、モバイルプラネを通じての甲府出身の知人、そこから紹介された方、病院プラネに影響くださった方のお仲間と、そこから紹介された方、先日の病院プラネでお世話になったお医者さま、天文教育通じての知人、福島・山梨つながりの友人の友人、札幌のプラネの方、賢治つながり友人の知人、FBつながりの方・・
あらたな、そしてこれからがとても楽しみな出会いも。
 25年前、「そうだ、ミュージアムをつくろう」と思った、その場所だけには行きたいと思い、
朝のほんの10分だけの時間でそこに出向いて座ったら。太陽の光があまりに美しく差してきて、
どうしていいかわからない心のざわめき。文学館のある中島公園、イベントを終えてでると、
ブルーモーメントに輝く金星に、きりっとした上弦の月。沸き起こりすぎるさまざまな想いを手の中に
握りしめておくことも難しい。
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★つなぐ人フォーラム
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どうしたら一人ひとりの想いを社会とつないでいけるだろう? というのが、つなぐ人フォーラムの
合言葉。かな。とにかくすごい面白い人たちが集まるフォーラム。そんなフォーラムの共同代表
やらせてもらっているのが、申し訳ないような、すごい自慢なような。
ものすごい社会を動かす力がここには集まっているのに、それをなかなか可視化できてないことが
共同代表なりの課題。それをなんとかしたい・・と思って、今年はちょっと進んだ。そして10回に
むけて進むはず。全国のあちこちのつなぐ人フォーラムの拠点を、そして、スピンアウト企画を
いろいろと。ウェブサイトも充実させよう!
今回も、一緒に仕事させてもたいたいと思う方やすでに呼んでもらった方などが何人かいるけれど
個人的に嬉しかった出逢いは。
 2008年に放送されたFMFUJIのライトダウン特別番組、科学館10周年、ライトダウン第10回を記念して、平原綾香さんと土井隆雄さんがきて、星つむぎの歌大合唱があったとき。その番組を聞いて以来、ずっと「星つむぎの歌」が一番お気に入りの歌だという方が!! 大感激。
 2009年のつなぐ人フォーラムにいらしていた方が今回久々いらして、出会い直し。そのときには気づかなかったいろいろなことが、互いの今の状況になってあらためてマッチすることに気づく。そしてそのキーワードは星野道夫だった。
 去年の小児血液がん学会で私の話をきいてくださったお医者さんが、ぜひ病院プラネをとメールしていらした。そのお医者さんの患者さんに、つなぐ人フォーラムに以前参加された方の娘さんがいる、ことを別ルートから知る。その方と親しい方と、そのことについて立ち話をしていたら、そのすぐ横にいる方はその病院の近くの科学館の方だった。
ここから何かはじまりそう。

★あれこれ
これでも・・FBを見返していると、まだまだ書ききれないことがたくさん。夜のイベントもあれこれあったし、もちろんライトダウンも。
やっぱりためると最終的には、無理っていうことなのね。
ついこの間の合宿に参加した大学生の女の子が、「この合宿を忘れたくない!と一生懸命書き残していたのだけれど、でもふと思って
このあと自分がどうなるか、っていうことなんだな、と思った。」と。そう、学ぶことは変わっていくこと。
そうやってこちらも励まされた気分になりつつ・・でも、年とっていって、この濃厚さはやっぱり自分の中でも受け止めきれないと感じる。
だから書く。
そして濃い2016年度の締めくくりに、3月もまたものすごいツメツメ。

でも、そうやって生きろ、と言われている。だから精一杯、誠意をもって生きる。

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by malicosmos_meme | 2017-02-28 22:28 | Comments(0)