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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

malicosmos.exblog.jp

「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

去年、星野道夫の年を越えるにあたって、「人生を転換してきたXデー」シリーズを
せっせと書いた。 2月22日にⅣを書いて、そのまま放置・・。 自分の「仕事」が
やっとスタートしたところだったのに(苦笑)。 でも、このⅣ、そのときも、今みても、やっぱり感慨深い。
http://malicosmos.exblog.jp/19351748/
結局何も変わってない。 もしかして前進さえしていない。 でも、17年前には、
「そうなるといいな」と思っていたことが、今、ほんとにそうなった、ってことだ。もちろん、過去形じゃなくて
現在進行形、すべての途上だけれど。

そしてまもなくこの1年が終わってしまう。その前に・・・仕事を始めてからのXデーの話。

1997年、山梨にくるのに際し、当たり前だが、いろんな気負いとプレッシャーがあった。
なにより、愛知から「逃げて」きた自身にとって、この土地できちんと地に足をつけて、仕事が
できるのか、ということ、ここで失敗したら、また次も失敗を繰り返すのだ、という強迫観念が
あり、なんとしても、「自分の仕事」をしていく必要があった。
プラネタリウムのことなんか、実はほとんど知らなかったくせに、しかも星座の説明も
ほとんどできなかったくせに、自身の理想とする科学館像というのは確実にあった。
そして、プラネタリウムという場を知れば知るほど、私が「いつかミュージアム」と思った
その理想の姿に、実はとても近いのだ、ということを知る。総合芸術の場、という意味において。

1998年、しし座流星群大出現か、と結構騒がれたけど、けっきょくは一つの大火球以外は
ちょっと予想がはずれた、あのしし群のとき。 一人で明野までいって、車の上に寝転んで
おそらく人生ではじめて、一晩中、朝になるまで星を見て過ごした。
そのとき、体が実感したこと。 地球がまわっている、ということ。そしてそれを教えてくれるのは
星空以外にないんだ、ということ。 おそらく言葉にしてしまえば、これだけのことだけれども、
そのあとにやってきた朝は、非常に新しかった。見るものすべてが。 そうか、地球に生きている
そのことを実感できるのは、星があるからだ、と。 そして、離れていても、同じ星を見上げている
人がたくさんいることもこのときあらためて知ったように思う。

2001年は、今度こそのしし群大出現のときだったけど、そしてそれもすごい体験だったけど
それ以上に、プラネタリウム番組「オーロラストーリー」をつくり、星野道夫写真展や
関連企画もやって、とりあえず、星野道夫に出会って以来13年経た自分を、全部「まとめた」
ときだった。 大学院をちゃんと終えられなかった自身に課した、大きな儀式だったようにも
思う。 そのときのことを、「極私的報告書」にまとめた。
まだここにひそかに残っている。
その後、2003年に「ユリイカ 星野道夫特集」に寄稿させてもらった文章は、この報告書がもとに
なった。 その文章は、内藤いづみさんのページに、テキスト化されて掲載してもらっている。
こちらから読める。

飛んで2003年。 それまでの数年、「ワークショップ」という学びのスタイルを、あちこちで見聞き
したり体験したりする機会を得た。 見よう見まねで、自分で企画するものに入れてみたり。
おそらくその中で一番大きかったのは、赤城で行われた全国教育系ワークショップフォーラム
だったろう。 おなかの中にみなみがいてつわり中、4歳の蒼太をつれて群馬の山奥まで
車でいく、しかも仕事休んで2泊3日。 言葉通り、無理やりいったあの会。 でも、おそらく
それだけのことはあったんだろう、と思う。
それに参加してしばらくのこと、ある日、「プラネタリウム・ワークショップ」という言葉に行き着いた。
自分のいる場所と、自分が興味をもった手法を2つ並べただけの言葉。でも、何故かこれを
思いついたことに非常に興奮し、その翌日、そのころ頻繁にメールでやりとりしていた友人に
メールを書く。そのメール、実はそれだけ抜粋して残している。

「昨日メールを書いたあと、あれやこれやと考えていたら
なかなかいい考え(笑)が浮かんできました。
実はそれほど新しいわけでも、おそらく前々から思っていたような
ことでもあるのだけど、思いついたときに、なんだかとてもいい
考えのような気がしたのでした。
「プラネタリウム・ワークショップ 星と人の関係をとりもどす」
この言葉が思い浮かんだら、たぶん、まだどこでもやってないことが
できる気がしてきました。
ワークショップのワークショップたる部分、つまり、相互作用とか
参加性とか、引き出す、とか・・・そういうものが、通常のプラネ
には、なかなかなくて、「見るプラネから使うプラネへ」という
言葉も使われるようになったものの、具体的に、ぱっとしたアイディア
というのはあまりなかった。
でもこれなら自分でやりたい!と強く思ったのでした。
5回シリーズ程度で、それぞれのテーマは、自分の星座づくり、
スライド&朗読、スターナビゲーション、音の持つ力、
生命の根源とそのつながり、関係性の物語、自己表現の場としてのプラネ
などなど、これまで単発でやってみたいなあと一度は思ったことの
あるものばかりだけど、それをシリーズで継続的にやることが
意味がありそうな気がしてきました。

このような手法であれば、ときには、プラネではなくとも、本物の
星空のもとで行うのも、入れ込むともっといい。
こういったワークショップの質をあげていけば、たぶん、いろんな
対象者、一般市民はもちろんのこと、学校の先生を集めたもの、
企画に携わる人たちを集めたもの、そしてもちろん、ケアする人たち
に対しても・・・いろんな広がりが出てくるような気がしています。
おそらく、ワークショップの場として、あるいは人々が単に
集う場としてのプラネを、使ってしまえばいいのでは? 」

今、振り返ってみると、自分で「いい考え」と思ったそれが思い浮かんだとき、
それを伝えるべき相手がいるかどうか? もしかしたら、それで、すべては
決まってくるのかもしれない。 
幸いなことに、かなりためらいつつも、職場内に、この興奮を話せる相手が
いたこと、これが全部の始まりだったのかも、と思う。

上記のメールは2003年10月7日付け。そして、2004年1月にはワークショップを
やっていた・・。 そして、そこから、2004年夏には「星の語り部」が誕生、
それは、ゆくゆく、「戦場に輝くベガ」、「星つむぎの歌」といったとても大きな仕事に
つながり、もちろん、語り部そのものの多種多様な活動に結びついていく。
もしかしたら、その後のほとんどの仕事の最初の一滴を探していくと、ここに
行き着くのかもしれない。自分が独立した、という行為さえ、ここに行き着かずには
いられない、そういうできごと。

それからちょうど10年。 やっぱりこれを振り返るべし、という声がどこからか
聴こえる。 そのとき共にいた、友人たちと、あらためて、この10年を振り返る。

「大切なのは、どこかを目指して行くことなので、到着することではないのだ、
というのも、死、以外に到着というものはあり得ないのだから」
               サンテグジュペリ
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# by malicosmos_meme | 2014-02-12 01:57 | Comments(1)
新年、新月、今年の誓い、目標は何にしよう。
やっぱり、まだまだ「ご縁でどこまで仕事できるかチャレンジ中」 かなあ。

〇お正月
毎年、千葉・埼玉を少しずつまわる年末年始。千葉の家には、屋上があって
そこには手作りの天文台があり・・その屋上から、初日の出をみなみと見る。
いい天気。夕方も、今年最初の夕日をおなじ場所から。 
翌2日は、埼玉の実家の近くの公園から、夕暮れのうすーい2日の月を
みなみと蒼太と見る。
みなみとはジェットコースター(かわいいやつ)に5回のり、甲府にもどってきてから
スキーに行ったり。 いつもよりは、子どもと一緒に遊んだ(と思う)冬休み。

〇Space Fantasy Live in 日芸
真人さん、あっこちゃんたちとのライブ。
日芸は、ふだん休んでいそうな学生も大勢やってきていろいろ感想が。

・宇宙は音であり,数学であり,マクロであり,ミクロなのだと思いました。
・星とか宇宙とか見ているだけでも壮大で圧倒されるのに,音楽がつくことで,
さらにそれが増大されました。音楽すげーなー と。
・合わさることで新しいアートが完成するのを目のあたりにできて,嬉しく思いました。
・小林さんのピアノは宇宙にぴったりの力強さと繊細さを持っています。私は4歳からピアノをやっていました
が,17歳からはじめた小林さんは相当凄いと思います。パーカッションがとても楽しそうで,ピアノとあっていました。また,音楽をやりたくなりました。
・宇宙についてもっとやさしく,感情的に理解する機会になってとても良かった。
・自分はこんなにも広大な世界にいて,生きているんだということが音楽と共に感じられました。
・生演奏を聴きながら星を見る。それだけでもの凄く感動をもらいました。特に"人の思いが眠っている"という言葉のお陰で私たちが生きているこの場所が新しく見えるようになりました。
・星と音楽のつながりは良いですね。こんな素晴らしい授業,感激です。こんな年になっても星とか,音楽への思いは幼い頃の感じと全く変わっていない。それだけ壮大だということでしょう。
・宇宙の映像と音楽,語りの融合で,こんなにも大きな感動が得られるのかと衝撃を受けた。自分の表現を追求することはもちろん大切だが,同じ思いを持つ表現者が力を合わせること
は,様々な力を生み出すと気付いた。
自分もこのようなコラボレーションをしてみたい。

これまでの授業でも、何度もいってきたことも多々あるのだけれど、でもナマの音楽との
組み合わせというのが、彼らにとっても、とても新しく、最後の感想にあるように、おなじ想いを持つ
表現者が力をあわせると、さまざまな力を生み出す、ということに、気づいてくれたりなんかすると
ほんとに本望。

このライブのあとに、「ブードリオに想いは眠り」に感激した学生が、課題として、それに歌詞を
つけてきたりした! 
課題はほぼ300人分、何かしらの作品を出してもらうということで、いろんなものが出てきた。
ほんとは、これを互いにみながら、さらにコラボレできるんじゃない?ってところまでいけたら
ますます面白いと思ったが、とてもそんな時間がなかった・・。
でも、さすが日芸、いろいろきらりと光る言葉や写真、絵、イラスト、音楽、映像、映画、
ラジオ、商品開発・・ など。 これ、一緒につくろうよ、と思うようなものもたくさんあったり。
なんか、金銭的にはまったく割にあわない仕事だけれど、でも、やっぱり面白くて
やめられない。

このときのライブ、E社のMさんが、ビデオとってくださって、プロモーションビデオ作成中。
近々、みなさんにもyou tubeなどでアップできればと思います。

〇Space fantasy live in 東高
その翌日は朝早くから甲府東高。 
高校でお話するときは、なるべく自分たちの生い立ちの話もして、高校生たちに可能性は
100%残ってるってことを感じてもらいたい、と切実に感じている。
その際に、自分のも、そして真人さんのも中高時代の写真をいくつかみせているのだけれど
真人さんが、高校時代、音大に行こう!と決めたときに背中を押してくれた日川高校吹奏楽部の
先生と一緒にうつっている写真があり、なんと、その先生は今、この東高にいて・・
すごい盛り上がり! この先生がいなかったら、ここでこうして、こんなライブをやっていることも
なかったかもしれない。

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〇戦場に輝くベガ~約束の星をみあげて~ リリース
2006年に制作・投影をして以来、さまざまな物語を生み出してきたこの作品。
史実をもとに書いたものではあるけれど、確固たるモデルがいたわけではない、この物語を
見にきてくださった当事者の方々が、ほんとにこれと似た事実を話す、という場面にも
だいぶ出くわした。
たとえば、制作前に取材できなかった方なのだけれど、水路部で計算の仕事をしていた
元女学生のおばあちゃん、「私のフィアンセも沖縄戦でなくなったのよ。彼からの手紙は
まだ大切にとってある・・」というお話や、山梨県内にいらっしゃる方で、ご主人を硫黄島で
なくしたのだけれど、その2人は、オリオンの三ツ星が、約束の星だった、というお話や。
取材のときや、制作ののちにきいた、リアリティをもったさまざまな物語。

facebookにとりあえず「ベガ」ページを作成。 プロモーションビデオをぜひごらんいただきたく。
https://www.facebook.com/senjonikagayakuvega?ref=hl

これがはじまってさっそく見に来てくださった、以前の関係者の方。 ベガ上映実行委員の
方たち。 ぜひ、見てもらうべき人たちに、一人でも多くみてもらいたいな、と思う。

〇プラネタリウム・ワークショップ「宙の暗闇で、見えない星座を描こう」
ベガ初日に、プラネタリウムワークショップも。
今回のゲストは、2010年のUD研究会で知り合って、その後、名古屋で、事業をたちあげ
られた全盲の久保さん。 去年の「つなぐ人フォーラム」で展開してもらったワークショップは
みんなをとても魅了し、そんなつながりで、今回お呼びすることに。
暗闇だと、人と人の距離感がかわる。そして感覚全部が研ぎ澄まされる・・これは
ダイアログインザダークで学んだこと。 自分の中に暗闇をもっていることも、
それを受け入れたりすることも、人が生きていくのに、とても大切なこと。
久保さんの軽快なテンポと、肥後さん(和声)の心に届く穏やかな優しい声。
2人とも人生において、深い暗闇を経験してきたからこそ、今の活動があり、
むしろ、それを十二分に生かしている人たち。

参加者は、幼児から10~70代まで、全部の世代が集まる、なんか稀有な状態となった。
自ら行きたいといって母親をさそってきた高校生。 お母さんが言うには、娘さんは、
10人のうち9人はだいたいおなじ意見をいったとしても、彼女は全然仲間にはいれない人。
最初は大丈夫かな、と思って見ていたけれど、暗闇の中でグループを組んでいくときに
ちゃんと自分の居場所を拍手することで主張して、仲間をみつけて、手をとって
安心した様子と、その後、彼女が星のことでお話をする姿はとても印象深く。
他にも、ずっとアイマスクをつけた暗闇の中で、自らの星の思い出話に
それぞれが盛り上がったりするうち、各グループの「星座」ができあがる。
それは言葉や音や体での表現。 鑑賞する側も、まだアイマスクをつけたまま。
そんなときに、自分たちが何かしてみせるだけじゃなくて、鑑賞者にもアクションを
おこしてもらいながら、ものごとを共有するという、お見事なグループも。

プラネタリウム・ワークショップも、今回で10周年。 そのときは想像だにしなかった
その後の歩み。 いろんな意味で、感慨も深いワークなのでした。
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〇日本プラネタリウム協議会研修会 in 愛媛
おそらく呼んでもらわなかったら、行かなかったであろうこの会。 
プラネタリウム担当者レベルの集まりは、毎回、とても楽しいけれども、一方で、
何かしらいつもすっきりしない感が残ったりするのは、プラネタリウムは何のために、
誰のために、という大前提が、どうも見えなかったり、議論にのぼってこなかったりするから。
今回は、自身からメッセージ発信できる機会を得て、発信した分、共感してくれる人に
会える確率は高く・・ そんな意味で、おなじ方向を見られる同志に会えた、そんな会だった。
一つは、模擬投影として、ドームの中でありながら、あえて四角い画面で、UNIVIEWを
つかった、space fantasy live 一人バージョンをやらせてもらった。 
案外、「業界」の中で、当方が制作した番組をみてもらう機会はそれなりにあったかも
しれないけれど、投影を見てもらった機会はあまりなかったように思う。
それを体験してもらい、ティッシュ5枚とノート3ページ使いました、や、原点に帰れた、や、
こういったマジメ路線?でこんなに感動したの初めて、や、
何十億円のハリウッド映画より価値がある!!など嬉しい感想をもらった。
もう一つは、「構成」を考える分科会。 方法論的に、かなり反省あれど、
ずっとやりたいと思ってきたことの一部やれて、あらためてちゃんと整理したいと思う
ことごとがたくさん。 書いておきたいことが少しクリアになった感じ。

今回、ホストを務めていた愛媛県立総合科学博物館のスタッフのかたがたと
心の交流できたこともとても嬉しかったことの一つ。 どうもありがとうございました~。

〇こども病院でのプラネタリウム
今年、タケダ・ウェルビーイングプログラム・長期入院をする子ども達に提供する
プログラムに関して、助成をいただけることになった。 これも、語り部があった
おかげ。 

長野県立こども病院の院内学級にて。
入院して以来、一度も院内学級きたことがなかった小学生がプラネタリウムなら
見るといってきてくれたり、幼稚園のころからずっと入院しているという小学生が
星空一つひとつにものすごい反応してくれたり、ふだんはあまり素直な受け答え
しないという生徒さんが、「明日もきてくれればいいのに」とぼそりといって言った、
ということや。ちょっとだけ見学にきてくださった保育士さんや看護士さんも、
もっとみんなに見せたい!と感激していったり。
1回だけのイベント、されど、その1時間。 ほんとはもっとかかわり続けていけることも
大切なのだろうと思うけれど、すべての救いは、星はいつでも空にあるということ。
この病院は、夜には天の川も見えるぐらいのいい環境の場所にある。
天の川はみえなくても、せめて、病室から星が見えているといいなあ。


さて、2月。大切に大切に。逃げずに逃さぬように、過ごそう。
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# by malicosmos_meme | 2014-02-05 12:17 | Comments(3)
12月は1年の最後の月。 北半球ではもっとも夜が長く、その暗闇の底から
再び光がはじまる月。 生まれ変わるのに、もってこいの月。

〇札幌、さっぽろ、サッポロ
何年ぶりの札幌。 いつだったか・・大学在学中の帰省後に東京から飛んだときだったか、
あるいは大学院にいってから、のことだったか忘れてしまったのだけど、とんでもなく
美しい夕暮れを飛行機の中からみたことがあって、それを手の中に残しておけない哀しさを
すごく感じて、だから夕暮れは美しいのかな、と思ったことがある。
それをどこかに書き留めたことも覚えているけど、どこにいったかな。
今回みたのは、それにも勝るほどの・・美しさだった。 12月、太陽がゆるやかに地平線に対してころがる
ように落ちていくので、夕暮れ時間が長いのに加え、飛行機の高度からみる夕焼けは、まるで
地球と宇宙の境界をみるかのようで、紅から深い群青色におちていくその間の無限の色を
おりなす。そこに富士山も浮かび上がる。

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内藤いづみさんの会にいらしていた高橋洋子さんが呼んでくださったイベント。
自宅を開放して、「ばらのおうち文庫」をやっておられる。 家にはものすごいたくさんの絵本があって
それを取り巻いて、子育て中のお母さんたちも、それ以外の人たちも、ほっと息をつく場をつくられている。
この夏に、ここでワークショップをやられた写真家の小寺さん。 星野道夫特集のテレビに出たことが
あるつながりで、一度、八ヶ岳でお会いした。 その小寺さんも、帯広からわざわざきてくださった。
そして、北大サイクリングクラブの先輩と後輩夫婦が、おちびさんを連れて。
懐かしい場所で、懐かしい人々にあえる、それは新しい土地で、新しく人に出逢えるのと
同じくらいかそれ以上に嬉しい。
1時間ぐらいのお話のあとには、洋子さんやいつも一緒にやってくれるのよ、というみなさんの
手料理のおもてなし。 人々がゆるやかに集まってくる場として、アルリ舎の理想の一つで
あった。 
そこで、ふとみつけたRさんの絵本数冊。 おーさもありなん、と思って、知り合いである旨
話をしたら、ずっと会いたいと思っていた、呼びたいと思っていた!と。 その後、さっそく
「つなぐ」ことに。また来年に、いろんなことがおきそう。

〇朝日のあたる家 ・ 陸前高田
札幌の翌週は、陸前高田へ「星つむぎの村」としてはじめての遠征。
「星つむぎの村」の中で、震災の夜の星空に関するエピソードを共有する中で、
覚和歌子・丸尾めぐみ「ほしぞらとてのひらと」がうまれる
→ 
陸前高田出身で、山梨県立大生(当時)である菅野結花さんが震災ドキュメンタリー
映画をつくるということを知り、エールを送った当方が「ほしぞらとてのひらと」の
youtubeをおしらせしたことがきっかけで、映画の主題歌となる。

映画上映+覚丸リーディングライブ、という機会も多くえるなかで、アメリカの
大学でも上映され、そこで、「ほして」の合唱という動きまでおきる。

そのつながりから、覚さんが陸前高田に行ったときに、出会ったSさんが
なんと私の友人の知り合いで、電話でお話したことがあるという関係で
いきなり、山梨の高橋・・という名前がでてきて、覚さんが仰天する。

Sさんが山梨を訪問してくださり、星空の持つ力を実感してくださり、
きっと陸前高田にプログラムとしてもってきたい、と言ってくださる。

何度かディスカッションを重ねて、陸前高田の「朝日のあたる家」での
星空イベントが決定される

・・・とこれとは別に、覚さんには、猛烈(としかいいようのない)な
陸前高田の引力もあり、そんなこんなで、「星つむぎの村」として
そこにいけたことは、ある意味、必然でもあり、奇跡でもあり。

「朝日のあたる家」は、地域のコミュニティハウスの役割をし、優しい
木のぬくもりがたっぷりの素晴らしい場所。 もちろん高齢者もだけれど
高校生がここが一番落ち着くといって、勉強しにきている姿はこれまた
なんとも素晴らしい、というのか。
そこに50~60名ほどの方々が集まり、1時間、私の星の話、その後
1時間弱、覚丸リーディングライブ。そして、暖かなお食事を楽しんだのちに
観望会。
その中に含まれる、「震災の夜の星空エピソード」、「星つむぎの歌」絵本の
お話、「ほしぞらとてのひらと」の歌そのもの。。。 それらを現場のみなさんが
どう受け止められるのだろうか、というのが、一番気にするポイントでも
あったのだけれど、Sさんや、朝日のあたる家のお母さん役をされているYさんの
力強い言葉もあり、私たちはいつもどおりにやらせてもらったのだろうと思う。
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参加者のみなさんがおおよそ帰られたのち、スタッフのみなさんとあらためて
お話をさせてもらった際に、「これほどまでに哀しみにもむきあいつつ
でもそのわき出てくるものを隠す必要もなく暖かな大いなるものにつつまれたこんな
イベントは初めて」といっていただいた。 
これこそ、私たちが、そうできるといいなあ、と思っていたことごとなのだろうと
思うし、かつ、これで終わりじゃなくて、ほんとにはじまりなんだ、
彼ら自身が「ようやく、何かを語り始めた」と言う、そのときに、もし寄り添えるなら、
星空がありがたいのは、この先、10年、20年、30年、彼らが生きている間
そこにずっとあるということ。 そして上を見上げることさえすれば、そこに
いつでもある、ということ。

翌朝、ラブジョイ彗星をみるべく、5時におきて、双眼鏡や望遠鏡でその姿を
確認。 空が美しいので、このままではもったいない、と、海と朝日が見える
場所へ。 星ぼしが、ゆっくりと蒼にとけていき、何重にもかさなるグラデーション
とともに光がでてくるさまほど、生命にいのちを吹き込むものはないかもしれない。
前日の私のプラネタリウムをみて、Yさんが、「あー朝日よ、のぼらないで!」と
思った、とおっしゃっていて、「朝日のあたらない家」だね、と笑いあっていたの
だけど。 朝日がかくも美しく、ゆるやかにやってくるというのは、ほんとうに
救いなのだなあ、と。
3月11日の満天の星空と、翌日の海の青さの話をしてくださった大船渡の
方のお話を思い出しながら、光いっぱいあびた朝だった。

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〇プラネタリウム番組「戦場に輝くベガ~約束の星を見上げて」 制作
自分が一度、科学館の職をおりて、あらたな道を進むときに、あらためてやりたいと
思っていたこと、それはこれまでつくった番組を中心に、仕事をちゃんとまとめておきたい、
そしてまだまだ、届けるべき人に届けるようなことをしたい、ということ。
今回は、館側の理解あって、ほんとに完全リメイク版というスタイルをとらせてもらえた
ことに深く感謝しつつ。
結局「まとめる」作業は、遅々として進んでいないけれど、(ウェブサイトの番組
一覧も結局手付かずのままー) この番組をあらためて世に出せるのは、とても
ありがたい。

音楽はやっぱり小林真人。「約束の星」というエンディングのテーマ曲は、このベガが
語るメッセージが全部はいっているような5分間。 山梨学院中の合唱部、そして
真人さんの出身校(部)である、日川高校吹奏楽部のみなさんの声がひびく。
これはねーたまらん。


「男と女」「加害と被害」「今と当時」これらをすべて引き裂くのが戦争、すべてつなぐのが星
というテーマ。 星を命づなにしてきた人々の歴史。 深い哀しみの時代。
実に多くの深い要素がたくさん含まれているため、 「戦場に輝くベガ」は、番組は
もちろんのこと、もっといろいろなスタイルで、リアリティをもって伝えていくべき要素が
たくさんあるんだろう、と、あらためて思う。

戦場に輝くベガは、山梨県立科学館で1月18日から。
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/web/event.php?id=1383

2006年以降のことについて、こちらに。
http://alricha.net/index.php?program#program12


〇佐治先生と桜井先生と
日芸の講義を受け持つことが決まり、日芸関係者が超たくさんあつまる会で、木村先生に
紹介してもらったのが、サイエンスナビゲーターの桜井進氏。 そこで出会って1週間後には
桜井さんの講演を聞きにいき、その数ヵ月後には、一緒に番組をつくらせてもらう段取りに。
MUSICA~宇宙はなぜ美しい? の一番最初の企画(そのときの仮タイトルは、宇宙とは
何か、だった) を考えていたのは、桜井先生に会う前だったのに、おそろしく絶妙な
タイミングで出逢えたことになる。 
宇宙を音楽で読み解くという視点では、佐治さんには必ず関わっていただこうと思い、
桜井先生と佐治先生を監修にお願いすることにして、そのことで、桜井先生は「憧れの」
佐治先生とご一緒することを、とても喜んでくれた。 そのご縁が、去年、ダライラマとの
対談に佐治さんはもちろんこと、桜井さんも登場することに結びつく。
日芸の講義は、私が3限目、桜井さんが4限目、と続いていることもあり、佐治さんの
特別講義を、2限ぶちぬきでやることを提案。 
数学やアートがもつ根源性。 どちらも、人々がこの宇宙から、その意味をさがしだす
作業としての、数学とアート。さまざまな具体例をあげて、それが語られてゆく
超ぜいたくな講義。
このありがたさが、学生にはわかるのかなーと不安抱えつつも、当事者たちが
何よりも楽しかったので、きっとよかったんだろう(笑)。

〇Space Fantasy Live 小学校、幼稚園
以前からお世話になっている人に、公演で呼んでいただけるのは、すごく嬉しい。
誰かにつないでもらって、呼んでいただけるのもすごく嬉しい。 
ひょんなことで、私を見つけ出して、声をかけていただけるのもすごく嬉しい。
12月は、韮崎北東小と、所沢中央文化幼稚園へ。 
小学校バージョンも、幼稚園バージョンも、どんどん進化中。
小学校では、またもや、最初に盛り上がりすぎ、興奮状態が続いて、最後まで
子ども達のテンションが高かったことを、先生たちは、気にされていたけれど、
やはり感想をみると、ちゃんと受けとめるべきところを受け止めてくれていることが
わかった、と先生もおっしゃっていて、何より嬉しい。
所沢の幼稚園の学園長さんは、子ども達の感性を引き出すことだったら、
どんなことでもやる、というぐらいの意志をもって進まれている方。
子ども達、みてるかなー星。

〇多摩六都科学館
今年、多摩六都科学館で、この先10年の基本計画をたてていくその委員会の
委員をやらせてもらっていた。 
でも、市場調査もして、来館者への聞き取りなどのデータを下にしながら、
また、ワークショップで、ボランティア、職員、委員がまざりあいながら、
自分たちのめざす科学館像を議論できるその場は、素晴らしいな、と思う。
うらやましい。 ある意味、自分が山梨の館で必死でやろうと思って、志半ばで
そのままになってしまったことの一つでもあるから。
結果、この委員会でも、自身はあまりたいしたことはできなかったけれど、
地域を巻き込んでいくそのプロセス、ぜひとも、今後も注目していきたい。

〇アルリ舎冬至まつり
アルリ舎で、できれば月1回、最低季節に1回、星と音楽と食がせっとになった
会をやりたいな、と思っている。 これも、もちろん、独立してからやろうと思っていた
ことごとの一つ。 実際には、他のことごとが忙しすぎて、なかなか自分で
たてる企画までいかないのが、現状なのだけど。 
でも、振り返ると、なんとなく春、夏、冬に1回ずつやったんだな。
アルリ舎に程近い、金生遺跡は、冬至の日に、甲斐駒に夕日が沈む場所、で
有名。
当日は、これでもか!というぐらいの快晴で、夕日はもちろんのこと
(しかし、甲斐駒の高度が高すぎて、太陽はまだとてもまぶしく、これを
ちゃんとみるには、日食グラスが必要、ということがわかった)
それをおいかける金星が美しい三日月形をしているのも、そして真っ赤に
そまる富士山や金峰山や八ヶ岳を、その場所で堪能したのち、
アルリ舎に移動して、私の話とギターの小林孝一の歌を一緒に楽しんで
もらい、その後は、もう天の川が見える満天の星。
食べ物研究家の桂子さんによる、冬至のスペシャル料理の数々。
火球ほどの、大きな流れ星。 そして、月の出。
完璧すぎる! ほどに、すべてがそろった超ぜいたくな時間を、はじめて
会うかたとも、旧知の方ともシェアできたこと。 
桂子さんが、心つくしてやってくれこと、ほんとにありがたかったなあ、と。
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12月、家にいられる日がほとんど1日もないぐらいで、そのまま、わーわー
年賀状~と思いながら、結局「ご挨拶はがき」が出せていないエクスキューズや
今年呼んでいただけた人たちに対して・・とやってて、550枚ほどの年賀状を
出した。 
下記は、「私の」でも「うちの」でもない、みなみの年賀状。
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そんなことをやっているうちに、もうこの最後にいきつけたのが1月も10日。
地球は容赦なくまわり続ける!
たまに止まってくれると嬉しいなあと思わないでもないのだが。
でも止まると、あの夕日、朝日、星空のあの美しさは、すべて、この地球の回転から
と思えば、やっぱり、その容赦ない、そして有限な時間の中で、ここに「ある」ことが
認識される。 
だからこそ、今年も、今日も、また生きる。

2013年、お世話になったみなさま、ありがとうございました。 また2014年も
よろしくお願いします。
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# by malicosmos_meme | 2014-01-10 05:58 | Comments(1)
〇ライトダウン
第15回を迎えるライトダウン甲府バレー。晴れの特異日だった去年のようなことは難しく・・
曇天だったのは超残念だったけど、自身が山梨にきたことで、この人と出会えた!筆頭の
お二人、覚和歌子&小林真人 のライブが開催できたのはとても嬉しいこと。
何気に、街中からのユーストリームの中継をしていた背景に、ずっとFMFUJIのラジオが
流れていて、番組がほぼフルで聴けちゃったりする。 この中継をになっていた、Sくん、
エライ! Ustream ライトダウン甲府バレー2013 と検索すると出てきます。

〇二子玉 プラネ
ライトダウンのイベントのもろもろが深夜に終わった翌日は、
二子玉川の駅前で行われたアートデポの一環として、移動プラネタリウム。
エプソンさんご協賛の移動プラネタリウム、一般向けのものとしては初公開。
最初の2回が幼児も含む親子むけ、3回目は小~高校生、4回目は大人向けというカテゴリ
わけされて、整理券配布によって、当日突然くる人たちにやるイベントの形でした。
親子向けの時間でやってきた幼児さんは、かなり小さく、最初それを知ったときはうーむと
思ったのだけれど、やっていたら、この子達の反応が素晴らしく、加えて聞くべきところは
ちゃんと聞ける子たちばかり。2歳とか3歳も多かったので、こちらが驚くほどのお行儀の
よさであった。 
アートデポそのものも、とてもハイセンスなイベントで、これは地域性なのかなあ、と。
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〇全国博物館大会にて
日本博物館協会は、日本の博物館ネットワークでもっとも歴史のある組織。これとは別に
「全国科学博物館協会」とかもあるおかげか、科学系の博物館はあまり加盟していない。
けど、そこが発行する「博物館研究」という冊子で、去年の8月号が「プラネタリウム特集」
だった。これは編集委員をやっておられる、新潟県立歴史博物館学芸員の山本さんの
ご提案による。 山本さんは、プラネタリウムの歴史に実に詳しく、もしかしたら昔の
プラネタリウム資料をお持ちの方としては、全国屈指なのかも。 
そこに、プラネタリウムのコンテンツについて何か書いて、といわれて、書いたのが
「人々が関わるプラネタリウム」というものだった。 それが、思いがけず、博物館奨励賞
という、今年から設置された賞の第2号をいただいた。 
番組制作や、星つむぎの歌、プラネワークから星の語り部・・といった、かなりアウトサイダー
的な、でも自分にとってもかけがえのない、そして、おそらく科学館といった場所にも
絶対大切、と思えるような活動のことを凝縮して書いたものが、歴史ある会の中で、
評価してもらえたのは、とてもありがたいな、と思う。 
このことを、今後、自分の今の立場で、何に、つなげていくのか、還元していくのか、
これがまた大きな課題だなあ、とも思うのだけれど。
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〇Space Fantasy Live 豊富小
広く大きくて新しい体育館、でもスクリーンがないんです~という場所だったのだけど
先生方ががんばって、大きな布のスクリーンをつくってくださっていた。

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先日届いた4~6年生それぞれの感想。 いろいろ素敵なのがたくさんありましたが、
一つ紹介。
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「あれほど広ければ、かこにも地球のような星がきえて、その星の人が他の星へうつり、今でもいき続けているのかな、と思いました。その人は地球をどう思っているのだろうと考えてみました。あの星の人と私はつながっている、と。その人たちの言葉や姿かたちがちがっても、いつかあってみたいと思います。」

なんかこう、自分であれこれ想像をめぐらすきっかけとか、「私もピアノがんばります」とかそういう
アクションにつながる何かがあると、ほんとに嬉しいな、と思う。
終わったあと、ランチルームで、子ども達の中で一緒に給食。 こうやって全校でごはん
食べられるの、うらやましいなあ。

〇「人間はどこからきてどこに向かうのか」
以前、「戦場に輝くベガ」がきっかけで知り合った、元NHKアナウンサーのSさん。
息子さんは、哲学を勉強されていて、上記のテーマで、一度息子と対談してみては
というご提案を受けて、その息子さんがつとめておられる高齢者施設にて、
そんなイベントを開催した。 
そして、今回はSさんの職場OB会に呼ばれて、上記のタイトルでぜひ、とのことで。
実は義父が、昔、NHK甲府局にいて、その際にお世話になっていた方々がたくさんいて・・
ちょっとそのことにあわててしまったのであった。みなさん70代、中には80代の方も
いらしたのかな。
終わったあとの質問、しばらくみなさん躊躇されていたのが、一人質問されたのちには
なんか湧き出るように、いろいろな質問がやってきて、でもそのタイトルのことより
サイエンスの質問がほとんどであった(笑)。

〇星つむぎの歌ワークショップ
夏に尼崎のピッコロシアターで上演された星つむぎの歌。今度は子ども出演者が加わり、あらたな装いでクリスマスい上される。子どもたちにもぜひ星つむぎの歌がもってる意味合いや星空をたっぷり感じてほしいとの願いのもとワークショップをやらせてもらった。出演する大人と子ども一緒に星の時間を経たのち、一人ひとり短い詩を書く。それぞれのあまり飾らない言葉は、ふむふむ、そうだよね、というおよそ想定内のものなんだけど、それを短時間で覚えさんがぱぱっとならべ、役者さんに読んでもらうと、驚くばかりの作品になって、それはあっという間に想定を超えてしまう。
星空、表現、共有・・という、そのプロセスは、星つむぎの歌がやってきたプロセスそのもの。だから「星つむぎの村」として、一番大事にしていきたい方法そのものでもあるし、これは、きっといろんなところで活きる方法なんだと思う。 ピッコロシアターのあらたなるミュージカルは、12月20日、21日。 
詳細は、ピッコロ劇団のウェブサイトより。
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〇コスモスカフェ「宇宙(そら)をゆこう」 in 藤野
尼崎の翌日は藤野。
2001年の星野道夫イヤー(勝手な私にとっての)で、知り合って以降、いろんな意味で、
刺激をいただき、応援してもらい、支えてきてもらった喜代美さん。 忙しい中、今年も
私のあらたな活動を何度か見に来てくれる中で、きっと今年実現、と、喜代美さんにとっても
とても大事な居場所になっている藤野で、大切な仲間たちとともに、この会を開いて
くれた。 天気予報をくつがえし、快晴の空の中で観望会もできて、満月が昇ってくる
そのときも、共有することができ、
「誰もが家族で見上げた夜空や、「昔」の思い出、
子育てのひとコマ、子どもの頃思想像した宇宙・・・を思い重ねて、
蘇る何とも言えない懐かしい時間を 愛しく感じたようでした。」
と。
これからも藤野のすでにもっているパワーに、ますます星空の力が加わりますように。
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〇月待ちの土地、都留
10月に都留で講演させてもらった際に、りっぱな月待ち塔にあい、しかも、地図にもそれが
描かれていたり、郷土史にもちゃんと載っていたり、何より、それについてご存知の学芸員さんが
いたり!ということを発見した。 そんな中で、とりあえず今もなお行われているこの地域での
「オサンヤさん」(二十三夜講)としては唯一では、といわれる、鹿留のところでちょうど
旧暦10月23日(今年は、11月25日)にやるということを教えてもらい、のこのこと出かけて
いった。夜にやるのかな、と思っていたら、そうではなく、昼間の行事だった。 
夜やっていたのは、いつごろの話だったのか・・ 
お祈り行事を一通り終えたのちに、お赤飯、ひよこ豆の煮豆、きんぴらごぼう、小魚の佃煮を
もられた祝膳をお呼ばれし・・。そんなところを案内してくださったのが、郷土研究家で昭和2年
生まれのYさん。都留ミュージアムの学芸員さんに紹介されてのことで、今日はじめてお会いした。
彼をのせて国道を走り、その会場にいく途中、「オサンヤサンとは関係ないけどね、ここのお寺は
今日は十夜会。帰りに寄っていくといい」といわれ、その通り、帰りに一緒に立ち寄った。
もうその会がちょうど終わったときだったけれど、住職さんに会いましょう、ということで、ご挨拶にいくと・・
そこで出てきた住職さんのお母さま、私をみて「あら、高橋真理子さん?」と。
えーちょっとまってまって・・とおもいつつ、しかしわずかながら、あれーここって、とおもっていたこともあり。。。。なんと、北大サイクリングクラブ時代の同期Nくんのご実家であった!!
かれこれ20年ぐらい前、仲間たちとこの周辺を走って、このお寺にみんなで泊めさせてもらったことが
あったのだった。もうびっくり!
うちでは「オーロラ真理子さん」と呼んでるのよ、と。その後、ひとしきり彼のお兄さんでご住職さんとも
行事のお話や、この地区のお話をしたのち、その日のお祝い膳、これまた包みにいただいて帰って
きたのであった。都留・・ 妙に近いところになりました。
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〇板橋高島第一中学校
私が日芸で教えていることとはまったく別のルートから、エプソンさんがつながって日大に
いきついたそんな関係で呼んでいただけた場所。板橋区の教育委員もなさっている青木先生の
宇宙エレベータの授業と、私の授業でそれぞれ午前と午後1回ずつ。
これまたエプソン販売さんたちの全面協力によって、いいプロジェクターを、体育館の
壁におおうつし、ということをやっていただいたおかげで、「ほんとにプラネタリウムをみている
ようでした」との感想がたくさん。 校長先生はじめ先生方も素晴らしく、科学教育にむける
熱も高く。 驚くことに、3年生は、校長先生と一人ひとり面談の時間があるという!
いろんな言葉から、生徒たちへの愛情たっぷりさがほんとに感じられた。
生徒さんたちの感想、150ページに及ぶ感想文もさっそく、送ってくださった。
面白いものがありすぎて、これまたとても紹介しきれないのだけれど、こと、「都会の」
中学生にとって、灯りを消せば美しい星空が見られるということに驚いた子たちも多かったり、
もともと宇宙が好きですという生徒も多いけど、一方で、「全然興味なんかなかったのに
すごく感動してしまって、これからもっと知りたいことがでてきました」という子も、
「その日の夜、先生の話を思い出しながら星をみていたら、いつまでもみていたくなって
こんなに長い時間空をみていたのははじめてだったので、自分でもびっくりしました」
というのも。 さらに、今回はたった50分だったので、音楽のことをわざわざ話すことは
何もしなかったのだけれど、「音楽と宇宙は似ているということに思い至った」という子まで!
その感想画像、何故かここに貼り付けられないので、ウェブサイトの感想集のところへ。
感想集はこちらから

〇境川小学校
真人さんの小学校5,6年のときの担任の先生が、校長先生をされている学校ということで、
その校長先生のたっての願いでのspace fantasy live。 今回はじめて、space fantasy
liveの冒頭から、真人さんのソロ、先生のお話を聞いての即興、そして校歌のアレンジ
(EXILE版、サンバ版)を入れた。 協力してくれる先生のノリがものすごくて、その分、
子どもたちもとにかく大興奮!! その興奮は最後まで続き、暗くしたときはますます興奮、
オーロラストーリーのときも宇宙に帰っていく「星の道を」のときも、ずっと一つ一つに驚きの
声をあげていた。 でも、聞かないっていうのじゃなくて、ちゃんと受け止めてくれている感は
すごく感じられた。 写真をたくさんとってくれていた先生が、終わったあとに、すぐに
プリントアウトして壁紙新聞のようにポスターをつくってくれていたり、準備も片付けもとても
協力的な先生たち。 子ども達、幸せだなあ。 写真は、校歌アレンジで、先生たちが
EXILEになりきるの巻。
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〇日大船橋キャンパスにて
イベントが連続するこの週の週末。 
これまた板橋同様、エプソン販売さんの多大なる強力のもと。 美し学園こども会という、
いまどき驚く、1000人も子ども達がいるという地域の子ども会を、日大理工学部のキャンパスで
行うというもの。 部屋を徹底的に遮光していただき、かつ、壁に大きなプリンター用紙を
はることで、大きなスクリーンに。 これだけで、超臨場感な場ができてしまう。
その前に、このキャンパスの空の広さにびっくり。 前日の夕方に準備にでかけた際、
驚くばかりの美しい夕暮れ。 
しかし・・個人的なトラブルをだいぶかかえていて、気持ち落ち着かず・・何があっても
いつものこと、いつも以上のことができるようにならないといかんなあ。と反省した会でもあり。


世紀の大彗星!と騒がれたアイソン彗星は、太陽に近づいた際に、細かくなってしまった
模様。 太陽前に一度、見ておいてよかった・・。彗星って遠くからやってくる旅人で
それだけでスゴイドラマだけれど、今回はまたますますドラマになってしまいそうな、
しかしドラマの一番いいところがはじまる前におわっちゃ感も。

師走。11月の後半から、12月最後のほうまで、実にオフ日が1日も
ないということに気づく。。。 
この1年、やろうと思ってできてないことはすごいたくさんあるけど、
でも予想できなかったもっと素晴らしいことも、ほんとにたくさんあって
たくさん生きた1年。 
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# by malicosmos_meme | 2013-11-27 07:20 | Comments(0)
10月頭は、30度! だったのが、先日の台風後、急激に気温はおちて、もうストーブには灯が。
「名残惜しく過ぎてゆくものに、この世であと何回であえるのか。この回数を数えるほど、人生の短さを
知ることはないのかもしれない」(星野道夫)  「秋」という季節が、一番それを感じさせるのは
やはり燃えるような紅葉とその後とのコントラストのせいなんだろうか。 
なんともう今年もあと2ヶ月。 やりきれていない様々なこと、11月、12月に押し寄せてくるいろいろな
こと。 いつになったらちゃんとやりきれるのかなあ。 気持ちの持ちようかしらん。

〇高校の感想文
先月の韮崎高校の「生き方に学ぶ講演会」、先生が早々に生徒たちの感想文をおくってくださった。
すでにウェブサイトの感想ページに一部アップしてある。 

自身の物語を、若い世代に伝えていけること。 これは自分がもしかしたら、自身の肉体がなくなってもなお、
未来に生きられるかもしれない、という気持ちにさせてくれる。 だからたぶん、すごく充実してしまう。

〇日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部の例会にて
30分ほど、いつもの話をさせてもらった。 震災の日の星空によるエピソードも紹介した。 その中の、
「こんなに大変なときなのに、星がきれい、と思ったことを覚えています。こんなときに感動できるということに自分でも驚きました。でもそういう心がある間は大丈夫かもしれない、と思いました。」
という話に関係して、と内藤先生が紹介してくれたのが、フランクル「夜と霧」の中の文章。

人が生み出すことのができる3つの価値。人間が究極的に死に際にきてもなお、これができる人は生き延びてゆく、と。
・何かができる、何かを創り出す力、行動をする
・何かを体験する、感動する、さまざまな感情をあじわう
・自分の態度を変えることで、自分や周りを素晴らしいものに変化させる


そう、感動する、っていうのは生き死にの問題。また何かを表現することも生き死にの問題。
この定例会、小さい集まりだけど、その後もとても興味深いことがテーマになっていた。
死生観。 リアルないのちと向き合うこと。 宇宙という大きなスケールの中で
いのちを俯瞰すること。 どちらがどう価値があるということではなく、やっぱりそれらの
バランスの中で、考えていけることが、何よりも大事なんだろう、と思わせてくれる。
内藤先生にたのまれて、「宙をみていのちを想う」というムービーをつくった。
ほんとはもうちょい手直ししてから公開・・と想っているのだが、公開してしまおうかな。

〇ドーム! E&Aほしひかりサービス
自身が独立して活動する、というのを決めてから1年ほど、いろいろそれの背中を押して
くれるようなことがあった。 それのうちの一つは、セイコーエプソンのMさんとの出会い。
社会貢献部にいる彼女は、モノでの寄付ではなく、会社の製品を使いながら、社会に
価値を提供していけるようなコトを探し続けていて、そんな中にあって、プロジェクターに
お世話になっている私の活動に気づいてくれた。 この出会いも、「つなぐ人フォーラム」
のおかげ。 
私の活動を高く評価してくださり、大企業を少しずつ動かしながら、理解を広めて
いってくださり、ついには! 移動プラネタリウムをやるための機材をそろえてくださった
のである。 まだいろいろ調整中のことはあれど、このドームをもって出かけることも
できるようになった。 
それをもってでかけていくプロジェクト名「Epson&Alricha ほしひかりサービス」。
10月にデモも含めて3回ほど。 子ども達に見てもらったり、大人に見てもらったり。
4mドームはこれまた特別な空間。 車座になって、コミュニケーションをとるのに
素晴らしい場所でもある。
10月にいった小学校では、4年生のみならず、校長先生も大喜びしてくださった。
まだまだ毎回必死で、写真をとったりする余裕がまったくなし。 
このドームを使った投影、近々だと、
11月3日(日) 二子玉川アートデポ  

このイベントのデモをさせてもらったとき、そこにいあわせた方が、
「これまでりっぱな施設をもつプラネタリウムはいくつもみてきたけれど、こんなに意味を
感じた素晴らしいお話ははじめて。子供達はプラネタリウムの一番最初にこういうことを
聞いたほうがぜったいにいいと思う」と言ってくださった。 
人が星をみあげて、何を獲得してきたのか、そこに何の意味を見出してきたのか、
何を感じてきたのか・・ というそういうこと。 
当たり前のように星座の神話が語られるのではなく、何故神話が語られるようになったのか
そうしてしまった人間の心理・・みたいなもの。
中学生の娘をつれて当日も行きます!とおっしゃってくださって、とても嬉しい。

近々、ほしひかりサービスのちらしもつくらねば、と思いながら、まだ写真も
ちゃんと撮れておらず。 あと1ヶ月以内の目標。

〇こどもも高齢者も
そんなドームとともに、あるいは、これまでどおり、スクリーンで、という形で
小学校や病院や、高齢者施設にも行かせてもらったりした。
エプソンさんのご縁の中で、長野県立こども病院さんの病院祭りにも
出向かせてもらった。 「電池がきれるまで」のこども病院。
病院祭りに1日、2000人ぐらいくる、と聴いて、そんなことあるのか、と
思っていたら、ほんとにそれぐらいいた模様・・ 「宇宙水族館」という
不思議な部屋に、宇宙旅行体験コーナーがあって、ユニビューを
ジョイスティックでぐりぐりやって地球から出て、月や惑星にいってみる。
エプソンのYさん作の看板、なんとも素敵な雰囲気で、みなさん
これにひきよせられたか。
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高齢者施設では、「昔はねー みつぼしさん見ながら過ごしたわよ~」
と言う話や、「先月みた十五夜さんは、87年間生きてきた中で、一番
きれいなお月さんだった」という話を聞かせてもらったりした。 
幼児も、小学生も、中学生も、高校生も、そして大学生も、みんなそれぞれに
伝えたいことがある。 一方、おそらく「あの世」をずっと強く意識している
みなさんからは、これまでの経験をこちらが学ばせてもらう。
もし80年生きるとして、物理的時間としてはちょうど半分ぐらいにいる
自分は、子どもたちよりずっと自覚的に、お年寄りたちよりずっと自由に、
何かをしたり、語ることができる。 たぶん。 そしてそれ以上に彼らから
受け取るものがある。 毎日、「生きる」っていうことに直面できる。
贅沢な仕事をしているな、とつくづく思う。

〇神楽洞夢(かぐらどーむ)
おそらく全国でまったくはじめて? 証券会社がつくったドーム空間。
15mドームに5台の4Kプロジェクターという、これまた前代未聞の
解像度ドームでもあり。 そこがUNIVIEWを使っているということもあり
また、運営の経験も少ないということもあって、職員研修をやらせて
いただいた。
三重県津市。 岡三証券は、ずっと地元企業としてとても親しまれてきた
存在、というのがタクシーにのったりしていてもわかる。
10月頭にやったプレスリリースでは、20社近いプレスが集まったとか。
とても期待されたり、関心が高まっているよう。 

この津にいく前に、名古屋市科学館へ。11年にリニューアルされてから
実ははじめて。 名古屋在住で、全盲のKさんに一緒につきあってもらい、
さわったり聞いたりできる展示をみてまわり、もちろんプラネタリウムも。
プラネタリウムの今月のテーマは「星空のオルゴール」。 
私はプラネタリウム職員としては恥ずかしいくらいに、小さいころの
プラネタリウム経験が薄い人だけど、逆に、オーロラ研究をしていた、
名古屋大学大学院時代、山田卓さんの「オーロラ」の本をみて
山田さんに連絡をとり、彼のプラネタリウムというのを見せていただくに
いたった。 そんないくつか見せてもらったもののうち、一番印象に
残っているのが「星空のオルゴール」だった。 
サイエンスとアートの融合といったことにとても憧れがあり、それを
体現しているに相応しいこの実践に、おそらく興奮したんだったと思う。 
子午線を音階、つまりピアノの鍵盤、あるいはオルゴールの爪に
みたて、日周してゆく星が、その爪をはじくたびに、その音がなる。
明るい星は大きな音で、暗い星は小さい音で。
直感的に、その試みが、自分の目指したいものの延長にあるような
感覚があったと思う。 その「意味」を深く追求するだけの力が
その当時はなかったけれど。 ここに含まれる意味、それがこの15年
ぐらいの仕事の中で、いろいろ見えてきたんだなあ、という、そんな
感覚の中で、見せていただいた。 年をとるのは、これまで断片的
だったことをつなぐ作業。 そこに何かの意味をみいだしていく作業。

〇都留市尾県郷土資料館(つるしおがたきょうどしりょうかん)
山梨は、大きく「国中」と「郡内」に地域がわかれていて、なかなか郡内
に出向く機会がない。 2万ほどの市。都留を、以前は「とどめ」「とる」
「みやこどめ」(!)と呼ばれたりするエピソードも多いらしい。
そこにある30年ほどの歴史をもつ、資料館。
いわゆる藤村式とよばれる明治建築の学校の校舎。山梨県内で残って
いる藤村式建築の中で、もともとあった場所にそのまま残っているのは
この尾県だけだそうだ。
台風でこのイベントが中止になるか?というおそれもありつつ、決行に
なり、朝から出向いていく。 
資料館につく直前、まちの地図看板の中に、「二十三夜塔」が書かれて
いるのを発見。 じつに道の角に、りっぱな二十三夜塔がたっているの
だった。 真夜中にのぼってくる下弦の月を待ちながら宴会する
習慣。 その後、聞くとどうやらこの地域、たくさん二十三夜塔も
残っているし、実際にその習慣が残っているところもあるという。
素晴らしい。
尾県資料館まつりは、なんと27回目。 毎年、資料館の協力会の
人たちの手によって支えられて、行われている。 午前中には
手打ちうどん体験があって、そのうどんと、手作りの五目寿司が
振舞われる。 資料館の展示は、明治のころの教科書や、
当時の子どもの作文!まであり、その作文には、「太陽の光が
川面にうつって、まるで銀河のようでした」 と書かれたものが・・・。
驚く。
午後の部で、「宇宙お届け便」として、1時間、お話させていただいた。
最初から、彼らのつくっている「場」のあり方が素晴らしいので、
その空気の中で、安心してお話させてもらう感じ。 
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呼んでもらえると、こういう場に出逢うことができる。 
当たり前だけど、山梨の中にもまだまだ知らないところがたくさん。

〇まもなくライトダウン甲府バレー
10月の3連休の2日間は、まるまるライトダウンプレイベントとして、
大型ショッピングセンターの中で、プラネや望遠鏡づくりや、工作や、写真展や
というイベントを毎年行っている。 
今年は1日目の夜、とてもよく晴れて、美しい上弦の月を、たくさんの種類の
望遠鏡で見てもらうことも。 特に、日中、自分でつくった望遠鏡をもってくる
子ども達の感激はひとしお。 これ、とてもいい。 ショッピングセンターで
やっているのがまたいい。
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そして11月2日に第15回を迎えるライトダウン甲府バレー。
「第15回ライトダウン甲府バレー 星ふる里・小さな街の大きな夢」
lightdown-kofu.org
今年もまた新規開拓にでかける跡部さんは、その場その場で、店長さんたちを
すっかりその気にさせる力を持ってるみたい。 跡部さんのモットー「顔の見えるライトダウン」。
小さな街の大きな夢に、言葉通り、一歩いっぽ近づく試み。

科学館では、FMFUJI公開生放送の中で、星空ライブ「山梨の星空に愛をこめて」。
15回の節目、やっぱり覚和歌子! そして、小林真人。 山梨の星空につながる
大事な人たち。 
山梨の中でも、外でもラジオ聴きながら、家の明かりをけして、みんなで空を眺める。

〇プラネタリウム番組
4月からの目標の一つに、これまでつくってきたプラネタリウム番組をまたあらためて丁寧に世の中に
出しなおすためのアクション、があったのだけど、これはあまり手をつけられていない。
でも、2006年に制作して、多くの反響をもらった「戦場に輝くベガ~約束の星をみあげて」は、
その後の活動がたくさんあったことや、当時、ちゃんと調べきれずに、若干「マチガイ」になって
しまった点もあり、リメイク版をつくらせていただくことに。 それの作業が現在進行中。
また、ベガが原作で、NHKラジオドラマになった「天空の道標」は、11月9日に再放送となる。


〇こどもの学校での「親子活動」
実は今年は、子どもの小学校での「学年委員長」。 ほとんど何もやってないのだけど、一番の
活動は「親子活動」。 田富に住む、木楽舎 荻野さんをお呼びしての、積み木ワークショップ。
かつて、息子が小2、娘3歳のころ、私が夜会議にでなければならないのにあわせて、ある方々が
わざわざ積み木のおにいさんを呼んでくれて、息子が夢中になってやりはじめた・・ことからのご縁。
荻野さんの積み木はたった3種類のとてもシンプルなもの。 それらを積むという実に単純そうな
活動の中に含まれる、たくさんのたくさんの大事なこと。
子どもも大人も、それぞれの気づきを持ってかえれたワークショップだったのでは、と。
荻野さん、ありがとうございます。

〇蒼太誕生日など
ふと気づくと、もう14歳。 10月10日。 いまどきの中学生らしい中学生でもあり、
もっと〇〇になるといいのになあ、と思うことはたくさんあれど・・
料理もつくるし、妹の面倒もみるし、こんな親にして(反面教師か) よくここまで育ってくれている感あり。
その誕生日、みなみが大きな板チョコにメッセージをかいて、手作りケーキの上にどーんと
のせ・・ 写真にうつりたくない主人公と、うつりたいケーキ職人の図。
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みなみは小3でもなお、相変わらずファンタジーの世界を謳歌する毎日で
そろそろクリスマスが近づき、10月最後の今日、みなみはカレンダーをみて、
「あ!サンタさんの会議が終わる日だ!」と。「あのね、サンタの国ではね・・」という絵本には、
1年を通して、サンタが何をやっているかが描かれる。それによると10月はサンタが毎日会議を
して、「よいこのリスト」をみながら何のプレゼントをあげるか決めている。みなみは、
何故かこのところとくに、トトロにあいたい、大人になったら絶対あえないから、今のうちに
あわなくちゃ、と、サンタにトトロにあわせて、と頼む勢い・・。毎日、どうしたらあえるんだろう、
大人になっちゃったらどうしよう、と思っているらしい。

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11月、東京付近での一般向けのイベントの機会は3回、他、公開ものはそんなに
多くないのだけど、何故かスケジュールはいっぱいなのでした。
よかったらどこかであいにきてくださいませ。 情報は公式ウェブサイトから
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# by malicosmos_meme | 2013-11-01 09:29 | Comments(1)
超もりだくさんな9月。 台風がきて、一過したあとの空の色も印象深く、またそのあとやってきた
「今日から秋です」という風も、今年はことの他、明確でそのわかりやすさが、嬉しい感じでもある。
季節がぐぐっと動いているから、それだけすでに1ヶ月前は遠い昔になりつつもあり・・

〇宇宙の卵 in 文学館
ボランティアベースの実行委員会が主催して、100人強の方々を集めてくださった。
山梨出身の若い二人、なゆたくんと哲也くんで結成するバイオリンとギターのユニット・NYTとの
コラボレーションイベント。 これまでブルーハウスにて、行なってきたワークショップで、参加した
みなさんが書いてくださった言葉を、ふんだんにとりいれて、NYTのオリジナル曲をかさねて。
今回のためにかきおろしてくれた新曲も! 
NYTのブログでも報告してくれています。 
今回は特に親子づれが多かったけれど、かえっていくときに子ども達のきらきらした表情が
とてもよかった。

〇星を観る会 玉穂南小
小学校の親子活動の一環で、夜の観望会、さらには肝だめしまである!イベントは、いまどき
とても珍しい。そんなことをさせてくれる校長先生や学年の先生、役員の方々はスゴイなあ、と
思う。 今回は、いつもの跡部さん、永井さんと、さらには田富にいる高尾さんにまできてもらい、
にぎやかな観望会。
かなり心配されたお天気も、だいぶ快復し、夕暮れの空に輝く金星を見送りながら、
まずは土星を見よう!と急いで土星から。 その間、天頂にあらわれる夏の大三角探し。
その後、外と中にわかれて、私は中でUNIVIEWを。 子ども達は、夜の学校で、友だちと
一緒に過ごせることが嬉しくて楽しくて、あまりの興奮状態。 なんか落ち着いてみる感じでも
なかったけど、でも、こんなふうに友だちと一緒に宇宙体験をした、ってことを肌で覚えていて
くれればいいな、と思う。 終わったあと、保護者の方が、「もーなんかすごい感動しました」と
伝えてくださったことも嬉しく。

〇Space Fantasy Live in 企業研修会
いろいろとお世話になっている会社さんで、100名超の社員の方々を相手にした1時間。
ありがたい感想がたくさん届いた。 
予想を上回る素晴らしく迫力ある演奏と、自分の「生」についても考えさせる解説ありがとうございました。久しぶりに胸に熱いものが込み上げる感動を味わいました。これからもみんなに感動を!ご活躍を祈念します。」
「星空映像、ナレーション、音楽の素晴らしい融合を堪能できました。とても面白いスタイルだと思います。今後もいろんなバージョンを制作して、我々を楽しませてください。ありがとうございました。」
「高橋真理子さん:宇宙のお話や画像も素敵でしたが、東日本大震災でのエピソードは胸に響き、思わず涙がこぼれました。小林真人さん:心の豊かさが伝わってくるような音楽でした。山本晶子さん:パーカッションで癒しの空間に寄り添うというのは意外でしたが、違和感がなくて素敵でした。」
「短い時間でしたが、大変有意義で貴重な時間を過ごすことができ、感謝しております。高橋さんの優しい言葉、小林さんの心が穏やかになる音楽、山本さんのどのように出している音か興味をそそられた絶妙な音の演奏に引き込まれた1時間でした。当日、帰宅時の夜空に星は見られませんでしたが、それを含めての地球ですよね。曇りや雨の日でも、その空の先にある宇宙を想像しながら、空を眺めることが楽しみになりました。」
「その宇宙の外には何があるのかを考えたら、小学校3年生の時のように又眠れなくなりました 」

次のアイディアにつながるようなことごともいただき、これもまた一般向けの講演会やコンサートとは
違った醍醐味なのかも、と感じる。 いずれにしても、感謝!

〇Space Fantasy Live in K★MOPA 清里フォトアートミュージアム
1年半前から、決まっていたこの企画。最初は去年の9月で、といわれたのだけど、それが今年の
9月になってそれがさらに幸いしたようにも思う。 
2007年5月19日にKMOPAの音楽堂で、真人さんの音楽に衝撃的に出会って、そのときに
2013年9月15日に一緒にライブをやるなんて、さすがに想像できなかった。 
自身が山梨にくる直前、まだ愛知県にいて、その後どうなるかもさまよっていたとき、
清里にくる機会がありそこからそびえる八ヶ岳をみて、「ああ、これだ」と想ったこともよみがえる。
滅びかけていた細胞をよみがえらせてくれた場所。 
真人さんにとっては、音楽がコンコンと生まれる泉のような場所。
台風がやってきたその日、お客さんがこられるのかと心配だったけれど、ちょうどライブ前後の
時間は青空が見えるほどで雨がやみ、むしろ台風のおかげで仕事にいけなくなって、あるいは
お客さんがこられなくなって見にこられました!という方も・・。
開催中の写真展「森ヲ思フ」との連動として企画させていただき、貴重な写真も、映像として
使わせてもらえたおかげで、ここでしかない、この1回きりの企画にもなった。
KMoPAのサイトに、ライブレポートが掲載されている。 写真家・宮崎学さんのギャラリー
トークの様子も必見! こちらから見ることができます。
いただいた感想より、ほんの一部を。
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地上から見上げる星たちは、暗闇がなければ輝かない。その星は宇宙でもっとも冷たく
暗い場所から生まれる。 暗闇があるから光がはじまる。 真人さんの音楽が、深く
魂をゆさぶるのは、やっぱり根源的にそれがあるから、というのは私の常なる解釈。

観客の中には、いろいろ知った顔、今までぜひみてほしいと思っていた人々もたくさんいて
それが静かな支えにもなっているんだなあ、ということもしみじみ感じながら・・
お世話になったみなさま、ありがとうございました。

〇原発にもっと近いNPOでの、星空ワークショップ
福島県南相馬市小高区の「あすなろ交流広場」。原発からおよそ15キロ。小高区は現在、「避難指示解除準備区域」。 入ることはできるけど、夜は泊まれない。街は、ほぼゴーストタウン化して、人気もほとんどなく、ライフラインもまだ復活しておらず、ふつうに住むにはまだ遠い。津波に流された車も、瓦礫もまだたくさん残っている。そんなところの一角に、「小高住民の憩いの場がほしい」という願いをもって、あすなろ交流広場が存在している。 もともとの小高住民の方やその周辺の住んでいた方たちが集って、くったくなく笑いあう。 そんな場での「はじめてのイベント」として「夜のそらを見る会」を開いてくださり、そこに呼んでもらった。 その会がはじまる前から、キャンドルづくりも行われていて、そのキャンドルをともしただけで、みんなの気持ちがふっと落ち着くのがとてもよく分かる。一通りユニビュー体験してもらったのちに、みなさんにそれぞれ感じたことを書いてもらって、少しずつしゃべってもらった。 自身の小ささや地球のかけがえのなさ、出会いへの感謝の想いはもちろんこと、ふだんはあまり人前でしゃべったりしないという方が、「自分の子どもが小さかったころ、よく空をみあげていたことを思い出した。 もう一度、小高の自分の家から星空をみあげたい」とお話したりしてくださったことが、みんなの心にとても染み入った。 そこにいた人たちの共鳴がおこった瞬間でもあったように思う。
福島のこの今、をいったい、日本の中のどれだけの人たちが「覚えて」いられるだろうか。そして想いをはせることができるだろうか。 こんなにも試されているときに、オリンピック、リニア・・やっぱりおかしい、と言わざるを得ない。 必死に自分たちの子どもたちの代、孫の代、この町がどうなっていてほしいか、を考える彼らがもっとも臨んでいるのは、一人でも多くの人が、この「今」を知るっていうことなんだと思う。 この日はどんぐもりでホンモノの星空が見られなかった。近いうちに、必ずまたここで星をみたい。
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〇福島市・山元・多賀城
そもそも今回、東北にこられたのは、これまた「つなぐ人フォーラム」のおかげ。 そこにきていた石森さんのバイタリティのおかげ。ほんとに何もかも出会い。 地球の楽好というNPOを営んでいる千葉さん、小柳さんたちご自身も、家を津波で流された被災者でありつつ、懸命に被災地支援をしている人たち。 
福島市アオウゼでは、子育てサロンに集まる人達や一般の方向けに、宮城県の山元町では北保育所で、多賀城では学童の子ども達に、それぞれだいぶバージョンの違うものを披露。
福島市でのイベントについて、地球の楽好さんのブログに報告記事が掲載されている。 
手に触れられる自然、それが奪われてしまったフクシマ、そのやりきれない哀しさと悔しさ。 その大地に
対比する変わらぬ宙。 それが哀しみと悔しさを乗り越える糧になれるのだろうか。 

山元町も津波被害のひどかったところで、保育中の園児さんが流されてしまったという悲しい出来事を抱えた地区。そこで幼児版space fantasy live。あっこちゃんのトライアングル、カスタネット、タンバリン、太鼓、木琴マジックに目をまるくする子どもたち。地球の姿にも他の惑星も引き込まれるようにその世界にはいってくれた。所長先生が涙流してた、とあとで教えられました。この場につれてきてくださったNPO法人地球の楽好さんは、絵本バスをあちこちまわして、子どもたちが「これ」と選んだ本を1冊ずつプレゼントしてまわっている。ライブのあと、星の本は?地球の本は?と子どもたちが言ってたというのを聞いて、子どもたちの心に灯りがともった感じ。保育所をあとにしたのち、山元町の駅があったところ、名取市のゆりあげ地区などをぐるっとまわってもらった。自分のライブのときには、よく「震災の日の星」に人々が何を思ったか、という紹介をする。その最後に読むのが、ゆりあげの小学生の言葉。
「私たちは、助けてくださった人たちへの感謝の気持ちを忘れず、これからも生きていきます。あの夜、まっくらな空に輝いていた星たちのように。希望の星となるように」 その小学生の言葉を反芻しながら、逃げる場所もほとんどないゆりあげのまっすぐな大地、たくさんの住宅や店舗があった場所を眺めて、胸が痛くなる。 人は、はかなく強い。 そんな事実を東北はすごく体感させてくれる。
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〇韮崎高校「生き方に学ぶ講演会」 Space fantasy live
ここ3年ほど、毎年、職業講和として20人ほどの講師が一度に集められ、生徒たちは
自身の興味にあうテーマを選択して、仕事の話を聴くというスタイルで、毎年
韮崎高校にお邪魔していた。 毎回、いくたびに、生徒がほぼ全員、間違いなく
挨拶をしてくるというその習慣に感心をする。
今回は、1年生全員に向けて、真人さんやあっこちゃんをまじえてのspace fantasy live。
たっぷり100分いただいたので、前半は、私たちの生き方、そして今の仕事を感じてもらう
パート。後半が「みんなつながっている~星と音楽と私たち」という構成で。
17歳のときに、オーロラと星野道夫の存在を知った私、17歳のときに友人がひく
「戦場のメリークリスマス」に感動して、そこからピアノをはじめた真人さん、ずっと打楽器に
親しみつつも17歳でマリンバをはじめたあっこちゃん。 
そこからの紆余曲折を交えつつ、今がとても楽しい私たちの姿、やっぱりこのあたり
中高生に見てもらえるのはすごく嬉しい。
100分ももらったのに、いろいろ熱がはいりすぎ(汗)、後半をだいぶはしょってしまった上に
15分も超過したのはとても反省・・だったけど、翌日、先生より、今日の授業で、生徒たちに
昨日の感想を聞いてみましたが、「今後、生き方が変わっていく」と答えた生徒がいたほど、
生徒の心に響くものがたくさんあったようです。」と嬉しいメールをいただいた。
さらなる感想文がとても楽しみ。
人は誰かに、何かに出会うために生きている。 誰かの力になれることがありがたくて
生きている。


〇日芸講義開始
日大芸術学部において「芸術教養」という新課程が去年からはじまった。 その新課程から
「自然科学Ⅳ」というタイトルで、宇宙の話をしている。
去年は140名ほどだったが、今年は300名、ということを聞き、かなりうろたえつつ、
去年と同じ方式で出席カードや課題をやると、トンでもないことになるなあ、と。
去年は新課程がはじまったばかりだったから、1年生のみで、今年は、2年生もいるから
倍増ってことか・・。 
毎回出してもらう出席カードにかかれるコメントや質問が楽しくて、それを毎回やって
いたのだが、さてどうしようかね、という感じ。
一つ嬉しいのは、大きな階段教室ゆえ、スクリーンがとても大きく暗くできて、しかも
グラウンドピアノがあること。  
今年は、学生たちと何かプロジェクト立ち上がるぐらいまでにいきたいなあ。

〇ユニバーサルデザイン天文教育研究会
2007年に天文教育普及研究会関東支部会の一環として、ユニバーサルデザインを
テーマに、山梨で開催されたことからはじまって、2010年に国立天文台で120名を
越える参加者規模の研究会がひらかれ、それに続く今年の研究会。
世話人に名前をつらねつつ、ほぼ何もお手伝いせずにその日がきてしまって
申し訳ない限りであったが・・
見えない人、聴こえない人、特に「天文」というジャンルとさほど関わりのない人も
かなりコアに関わっている人も、いろいろと120名近くが集まる。
1日目が、子どもの運動会ゆえ、出られなかったのだけれど、2日目だけでも
いろいろ発表があり、ちゃんと認識してなかった地道で素敵な実践も知った。 
京大病院で、子ども達には毎日必ず楽しいことを、ということで、病院ボランティアで
ずっと活動をしているニコトマさんのところで、年4回ほどの星イベントにかかわって
いるという京大生。 印象的なエピソードとして、「お兄ちゃんが長く入院していて、
いつもお父さんもお母さんもお兄ちゃんのことでせいいっぱい。 でも今日は
家族でプラネタリウムが見られて、すごく楽しかった。はじめての家族旅行が
できました。」 
涙がでる。
発表の中でも似たようなコメントがあったけれど、いつでも、その当事者のケアも
とても大事だけれど、その周辺の人たち、家族、兄弟のケアは、見落とされがち
だからこそ、余計重要、という話。
そういうときの、星空。 やっぱりこれほどまでに、気持ちをあたたかくできるものは
他にそう多くはないだろう、と思う。 

この研究会を熱心にひっぱってきているのが京大でブラックホール研究をされている
嶺重さん。 加えて、今回も天文台開催ということで、天文台内職員の方々には、相当な
ご苦労をかけて、ホストをつとめていただいた。 これからもまだまだニーズは広がって
いくし、この精神はもっともっと社会に広まっていくべきことなんだろう、と思う。
微力ながらコミットし続けていきたい。


子ども達は、というと、学校のほうは文化祭や運動会シーズン。 中学生も
一番「仲間~」っていうのを意識するときなんだろうなあ。 蒼太も学級旗担当で
それをあちこちからほめられたのがとても嬉しかった様子。
みなみの運動会はソーランぶしが、3、4年生の表現運動。 背中に「絆」と
書かれた黒Tシャツに長いはちまき、その後の宿題の作文にて
「終わったあとで、おにいちゃんから、おまえ、いってんぽ早い、といわれました。
自分でもわかっていたけど、むちゅうでしょうがなかったのです。
いっしょうけんめいおどったので、私は、せきにもどったときに、「しあわせ」と言ってしまいました。

下のみなみの絵は、PCのネット販売的な、広告の図。 これは赤ちゃん用品のページで、他に
文房具や家具のページもある。 
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〇夕焼け
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今月は、息をのむような夕空の日が何日かあった。 一番スゴカッたときには、車にのってて
じっくり見られなかったのだけれど。 
夕焼けという風景ほど、生きている哀しみをじわじわ感じるものはなく、
かつ、それを眺める人のその内側がもっとも出てくるときもないようにも思う。
夕焼けのときが、もっとも、誰かの哀しみを抱きしめてあげられるときなのかもしれない。
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# by malicosmos_meme | 2013-10-02 05:06 | Comments(1)
何かきっちりした営業計画を立てるわけでもなく、戦略を立てるわけでもなく、「ご縁」でどこまで仕事ができるか、というのが、今の自分のチャレンジ目標。 あらたな出会いとしての仕事はもちろんだけれど、これまで出会ってきた人たちとあらためて、今の自分と仕事をしてもらいたい、という気持ちもとても強い。 この8月はそんなことも少しずつ実現できた月だったかもしれない。 

☆夜祭、火祭、星祭
五風十雨農場の向山さん、たっての願いのお祭り。「ありがとう笑い共和国」というネーミングから
わかるように、みんなが互いにありがとう、といって、笑いあえる場づくり、そういうコトを起こして
いきたいという願い。 
yappiさんという素敵なプロデューサーのもと、農場全体がキャンドルで演出され、
夜の帳がおりてくる時間に、屋外にたてられたスクリーンにうつしだす宇宙映像。
ハングドラムや、クリスタルボールの響き。 
しかし・・最初はなんとかなるかなーと思った空が、話をしている後半で、雨が・・・。
参加者の方々はよかったよ~と言ってくださる方が多かったのだけど、
yappiさんによる全体演出計画を、もっと確実に実現できる環境を整えていかないと
いけなかったなあ、とこちらとしては反省が多々残るイベントであった。
屋外での映像、今は、プロジェクションマッピングとかいろいろあるけど、下記、樹に
映し出した地球は、ほんとに空間に浮いているように見えたのでした。
屋外での可能性もいろいろ感じたイベントでもあります。
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☆大都会を見下ろす場所での宇宙の話
エプソンさんとのご縁が広がり続けている。 今回はエプソン販売の労働組合主催での会。
50人ほどが集まる会議室を言葉通り「まっくら」にしてくださり、1時間ほどの宇宙時間。
主催者の方々が、申込みを受け付ける際に、「期待コメント」というのを集めてくださっていて
みなさん、すごいたくさんかいてくださっているので、その期待がひしひし感じられる、
そしてその場にきてみたら、ほんとにそうだったという感じがとてもよかった。
終わったあと、あんなに次々と質問がきたことにもびっくり!
ちょっとこちらが、大汗~になることも多々あって、でも、なんかみなさんのすごく前向きな
感じがとても心地よい場であった。
昔、天文少年だったという数名の方には、「火」がついたり(笑)、その後も、いろいろエピソードが
続いている模様。
その後、連れていってもらった打ち上げ会は「星空の下で」という、新宿高層ビルの最上階の
お店。 社員の方々、それぞれが内に秘めつつ、それを形にしようとしているその想いなども
たくさん聴くことができて、とても意義たっぷりの夜だった。
これからまだまだ続いていきそう。
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☆和見分校 星を見る会
上野原市内にある、とても小さな集落・和見。 そこで特に望遠鏡も持ち込まず、
地域の人たちが集まる会としての「星を見る会」というのが何年も続いているという。
そこに、うちの星の語り部のメンバーでもあり、かつて、上野原のお隣の秋山村の
小学校につとめていた永井さんに声がかかり、望遠鏡で星をみたい、と。
いつも献身的にお手伝いくださる永井さんからのお誘いなので、ここぞとばかりに
こちらもおじゃまをすることに。
こんなところになんで住み始めたのかなあ、と思うような、険しい急な山道をのぼって
いくと、まるで桃源郷のように畑がひろがる集落がある。その一番上に、和見分校。
つい数年前まで開校していた学校が今は「休校」という状態になっているという。
なんとその校庭からは、横浜の海が見える!という。 その日はさすがに見えなかったが
冬の澄んだ空気の中では、ランドマークタワーまで見えるらしい。
その会には、小学生中学生も含めて、ほんとに地域の人たちがみんな集まる。
何かその地区で集まりをやるときには、子ども達がカレーをつくって大人にふるまう、という
素敵なルールをもっている。 当たり前のように、中学生は小さい子ども達の面倒を
見ている。 そしてのびのびと走り回る。
「地域」という言葉が実感として感じられる、というのはそこに生きる人にとって非常に
健康的なことだと思う。 当然のことながら、過疎の問題や、その中の人間関係のことだって
きっといろいろあるだろう。でも、そういうことをほとんど感じさせない、大人も子どもも
とても朗らかであった。
ここでもっとも驚いたこと。 主催者側にいらした女性が、私の北大時代の友人で
関西在住の人と友だちだった、ってこと。 こればかりは、ちょっと仰天!!
会自体は、移動プラネ、観望会、そしてユニビューと全部をやりつくしたような状態で
そのあとのカレーも、地元のスイカも、すごくおいしくいただいた。
来年もその次も、みんなで一緒に見る会を続けていってほしいなあ、と切に願う。
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☆アルリ舎ホームコンサート
いつもいろいろ語っていることではあるけど、大学4年のときに、「いつかミュージアムを
つくろう」と思ったその想いが、私を科学館という場所に就職させ、プラネタリウムという
総合芸術に気づかせ、「星の語り部」や「星つむぎの村」といった動きに向かわせている。
同時にそのころ思っていたのは、サイクリングであちこち旅をしてお世話になったことの
恩返しをするために、大きくなったら(笑)、宿屋もやりたい、森の中ですみたい、
パン屋さんもやりたい、というのも考えていた。で、森の中にあって、パン屋と宿屋を
併設したミュージアムというのが、一種自分の理想として当時掲げたものだった。
やがて、星の語り部活動などを通して、時折プラネタリウム、時折コンサート、
時折ギャラリーという場、そして、時折、人が集まって交流する場所・・という
イメージになっていった。 
「アルリ舎」はそういう場をつくっていくための、最初の一歩。 
でも、そこに人が集まり、音楽と星空があって、みんなで持ち寄ったおいしい食事が
ある。これは、相当、理想に近いことなのだった。 いろいろなことが転がって、
そんな機会がうまれた。
外のブルーシートで、みんなで流れ星をまつ。 結構厚くかかっているように見えた
雲をつきぬけてやってきたいくつかの流れ星をみんなで完成をあげて迎える。

こういう時間、独立したら定期的にやりたいな、というのが想いの一つ。
なかなか「定期的」にならないけど、でも、思っていればちゃんとくる。
次回はいつになるかしらん。
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☆UNIVEW with ハングドラム
ハングドラムという幻想的な音のする打楽器をあやつる依田さん。星空とあわせて
みたかったという彼の想いと重ね、また、少人数のよさ、また床すわりのよさを
いかして、なるべくみなさんとコミュニケーションするスタイルで。
お客さんの生まれ星座の音を即興でつくってもらったり、惑星の音もあれこれ
バリエーションしてもらったり。最後には、みんなでまるくなって、感想を
言ってもらい、「初対面の人に、こんな風に自然に話せることがびっくり」と
いう感想も。 それが、星と音楽のなせる業なんだと思う。
会の前後では、跡部さんが外で街中観望会をやってくれて、土星も月も絶妙に
ビルの合間からみえて、行きかうワカモノ、イギリス人、飲み屋にいそぐおじさん・・
それぞれがみんなとてもいいリアクションをする。
街中観望会ってほんとに面白い。

☆シンラドームでプラネタリウム
5月の連休のときにやらせてもらってから季節めぐって、2回目。今回は、
プラネタリウムオンリーの日程となり、間の時間も余裕ができて、何より、前回のような
風邪の状態は決してなく・・・ 調子よく計6回の投影をやらせてもらいました。
62名の座席が、毎回、1席残らずびっちりはいっているという、整理券管理の素晴らしさ、と
キャンセルしないお客さんの素晴らしさ。
整理券をとるのに、みなさんかなり必死で並んでくださっている模様、そのエネルギーの
ままドームにはいっていらして、そういう期待感みたいなものに満ち溢れるドームだった。
プラネ、ユニビュー、たっぷり見てもらえたと思う。

☆星に手をのばしてきらりと光る夢をさがそう
「星つむぎの歌」のミュージカルが尼崎で開催されるのにあわせ、せっかく関西にいくのだから、と
13年来の大阪の大切な友人に声をかけた。彼女が関わるNPO、そこはさまざまな障害を持つ人たち
含む老若男女が集うところ。そこで宇宙のお話をさせてもらうことになった。彼女がつけてくれた
タイトルが「星に手をのばしてきらりと光る夢をさがそう」。
彼女は、私と同世代でありながら、その感性も表現力も素晴らしく、ある意味憧れの対象だった。
彼女が関わる福祉という領域と自分の宇宙という領域、何か一緒にできることがあるのではないか、と
漠然と思っていた13年前。そのとき、(もしかしたらこれも私のXデーだったのかもしれない)
プラネタリウムをもってあちこちでかけることができれば、いろんな病院とか施設とかまわれるんでは
と思ったこともあって、そのことを彼女にも話をしたと思う。
「宙をみていのちを想う」というテーマは、このときから心の下のほうに芽生えていたのだろう、と。
「いつかきっと一緒に仕事しよう」と約束しながら、互いに多忙な年月を経てやっとそれを果たした。
そのNPOの理事もやっていらっしゃる方の小学校2年生の娘さんがつい1ヶ月前に天に召されたことが
あり、彼女は、今回の会への想いをいっそう強くした。そこに想いを馳せる会であることも、みなさんが
集まったときの理事長さんの挨拶でも共有される。 会自体は、いろんな障害をもつ人々と一緒に
いられたことで、月旅行、惑星旅行も盛り上がり、地球温暖化について叫ぶ素敵な彼を金星に
連れていってあげることもできて、きっと普段から彼らのつくりあげる場がそうだからなのだけど、
みんなで一緒に宇宙にいった幸せ感がひろがる場だった。
「大人タイム」もあって、そこでは、人は何故星をみあげるのだろう、という、常ひごろからの
話をしたり、いのちの終わりとはじまりの話をしたり、オーロラをみたりした。小学校2年生のめいちゃんを
なくしたMさんとも、その後、いろいろお話することができたことが私にとっても救いになる。
今回、会を主催してくれた友人の彼女の言葉より・・

医学知識や専門職による支援の限界を認識すればこそ、
物語でもって亡き人を悼み、
物語でもって死を受け入れることを人間は必要としています。
そこに数多の芸術を生じさしめる必然があるのだとも思います。
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☆つなぐ人フォーラム 実行委員会
前回のつなぐ人フォーラムから、まだ半年しかたってないけど、その間に、私達は
実行委員長であるコバさん、実行委員の渡辺保史さんの姿を、失ってしまった。
私自身がこの間にあった委員会に2回でられず、彼らのいない実行委員会に
はじめて出た。 
コバさんがいなくなってしまって、実行委員長をどうしようか、ということもあった。
事務局長の川嶋さんの推薦で、中西さんと私が候補にあがり、そこに
「共同委員長にしたら」という声が。そして何故かあっさりと、そのようなスタイルに
なった。「つなぐ人」は、いまや私にとって、とても大切な泉。 そこから生まれた仕事も
たくさんあり、まだまだこの先、コンコンとおいしい水が湧き出るところ。
錚々たるメンバーの中で、委員長というたいそうな名前をもつのは、申し訳ない
感じもあるけど、川嶋さんの「ぼくの勘」というのをありがたく受け止めて、
何かお手伝いできることがあれば、と思っている。
第6回の日程は、2月22日(土)~24日(月)、清里にて。 また、いろいろなことが
まとめてリリースされることになったら、お知らせします。
(実は2日目は私は別の大きなイベントにて、不在なのだが)

9月1日の「宇宙ノ卵」も想像以上に素晴らしい時間だったのだけど、いちおう9月
ということで、次号に。

☆みなみの創作
相変わらず、なかなか面白いものをつくったり、かいたりするみなみ(小3)。
しょっちゅう、お世話になって泊めさせてもらったりもしているお宅の仲良し姉妹を
こちらにはじめて呼ぶことができ、招待状を送ったり、お泊りルールの紙をつくったり
と一生懸命であった。 
毎日何かしらの絵を描いたり、つくったりしているのだけど、宿題に結びつく何かは
どうもなくて、そうでないものがたくさんある。
「自分が過ごせる家をつくる」というのが、彼女の当面の目標で、ちょっと前まで
リビングにおいてあったダンボールの「家」はほぼ犬小屋みたいで、自分がはいる
までにいたらず、そこに「こわします」「もうこれはおしまいです」「これまでありがとうございました」
という張り紙をしばらくはったのちに、壊し、今は、以下の宣言看板をたてて、
どのような家をつくるか、夜、ほぼ寝る直前にその材料を思いついたり、
どうもいつも考えているらしい。
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ついでに星を見る、の絵。月にのぼっているあやしい人物がなんとも(笑)
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9月以降の予定は、ウェブサイトのほうに掲載。
KMoPA、福島、宮城、山梨県内の高校・・とまた、「想い」に近づく。
人生がどんどん物語になっていく。
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# by malicosmos_meme | 2013-09-05 08:22 | Comments(1)
立場かわってまる4ヶ月。自分はどういう方向に行くのか、行こうとしているのか、何か仕事が
あるたびに、それを確認する。 それは組織の中でももちろんなのだけど、でも、今のほうが、
圧倒的に考える率は多い。 ほとんどの場合において、こうしてよかった、と思えること、
その状態そのものがありがたいことだなあ、とつくづく感じる。

〇子どもたちの感想
先月のブログにも書いた、三鷹の学校と南アルプス市の学校。 どちらも子どもたちの
感想文集(きれいにつづられて、表紙も素敵につくってくれている)が送られてきた。
いつも結構不思議なのは、子どもたちが感想文に私のことを「真理子さん」と書くこと(笑)。
これはだいぶ嬉しいのであった。
いくつか紹介。
星を見るというのは、自分たちの生命を見て、歴史を見るということなのだと学びました。
星はきれいだけでなく、人の歴史帳のようなものだと考えました。星ひとつひとつが、
人々の命の耀きのようにかんじています。このキレイな星たちを未来に残していくには
自分から環境のことを考えて、活動していきたいです。 

・私がここにいるのは、たくさんの人に支えられているということです。
・目ではみられない遠いところまで見られたのがよかったです。聞いている人の姿勢がわるくて失礼だった
のではないかと心配していたのですが、ブログを見るとほめ言葉ばかりで。 (笑)
・あの日からほとんど夜には空をみあげ、「あの星は〇〇だ」とか、「あの星とこっちの星をむすぶと〇〇だ」
と考えるようになりました。ぼくはあまり星には興味がありませんでした。でも、真理子さんのお話をきいて
少し興味がでました。
・星はすごい広い空間の中で、すごくきれいにかがやいて、そのかがやきは長い年月をかけてきたからこそ
あるんですね。私はこの教室で感動しました。 もっとこの感動をたくさんの人に広めてください。

・私は買い物の帰りに、すごくキレイな風景のところを通ります。星がすごくたくさんでていてキレイなんです。
星がなくてもきれいだけど、でもあったほうがずっとキレイなんですよね・・。 スクリーンでえいぞうをみたとき、なんだかみたことがあるようなないような・・少しなつかしい気分になりました。
・ぎんががなければぼくらは生まれなかったのでしょうか。
・このじゅぎょうでぼくはもっと宇宙に行きたくなりました。 地球が青かったといった、ユーリガガーリンの
言葉通り、青い地球を見てみたいです。
・大人になった宇宙はどこまで続いているのか、調べてみようと思いました。いいきっかけをあたえてくれた高橋真理子先生、ありがとうございました。

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〇ろう学校の手話投影
これは科学館での話。 友人がかつてその学校にいたつながりから、東京の学校なのだけど
利用してくださる。 今回ははじめてリアルタイムで先生に手話をしてもらいながら、投影を
見るということにチャレンジ。 中学部の生徒たち30人ぐらい。
こちらの生解説の前に、去年、星の語り部が制作をした「指でたどる夏の星空」を見て
もらい、そのあとそれをフォローしながら、今夜の星空を。
こっちはどこまで伝わったのか、完全にドキドキだったが、終わったあと、生徒たちが
とても晴れ晴れした顔で、「すごくわかりやすくて、勉強になりました」と言ってくれて
心底ほっとした。 手話ができる人さえ連れてきてくれれば、団体投影のときに
このような解説をすることはいくらでもできる。 
そのことを毎日新聞雑記帳でとりあげられた記事がこちら

〇宮崎の七夕まつり
宮崎県綾町というところで行われた七夕まつりで、6mの移動プラネをやるというので、機材などは
元請けさんに全部お任せ、自分はしゃべることに徹することのできるありがたいお仕事(笑)。
ちょうど猛暑がはじまった日で、しかもドームは半ば「外」にある倉庫。 スポットクーラーが3台
がんばっていたけど、やっぱりドームの中は・・・・。
小さな街なのに、6回の投影、30人ぐらいずつ、ほぼ満員。 
プラネタリウムをやりたい!とおっしゃった方が、体調崩され入院してしまった、とのことで、
それを見ていただけなかったのはとても残念だったけれど、この街がとても濃密な人のつながりと
自分たちの街の誇りで生きていることが感じられる場所だった。
「街中」から見上げる空は、とても黒味があって、みんな「家から天の川がみられる」と言っていた。
そのことが、どれだけ素晴らしいことか、よそからきた人間が語るのもきっと意味がある、とも
思う。 大急ぎな旅で、綾町の「自慢」の場所をちゃんと見てまわれなかったのが申し訳ない。
大学1年のときにはじめての自転車一人旅でまわった九州。 宮崎県もしかり。 久しぶりに
地図をながめる。 地図をながめるのが好きなのは、やっぱり自転車に出会ったおかげ。
自分の立ち位置を知る、俯瞰する、想像する、地図はそういうことがたくさん含まれている。

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〇アルテア祭り
例年、ライトダウン甲府バレーのプレイベントの一環として参加する、山梨学院大の
お祭り。 ブースを出して、みんなに「星に願うこと」を書いてもらい、ピンバッチを
プレゼントしつつ、ライトダウンの広報を。 
参加して、かれこれ7,8年たつと思うのだけど・・ 記憶の限り、このお祭りで星が
見られたのは今回初! 終わりに近いころ、土星を見せる望遠鏡には長い列。
みんな大騒ぎであった。 
語り部メンバーがたくさん手伝いにきてくれて、10人近くでわいわいと楽しんだ。
私たちのブースの向かい側で、福島で除染ボランティアをやっている学生が、
必死のプレゼン。 聞いてくれても、聞いてくれなくても、ぼくは言いたい! と。
なかなか福島のことに、他の学生は振り向いてくれないことを嘆いていたけど、
逆にこういう学生が一人でもいることがせめてもの希望。

〇高校でキャリア教育講演会
内藤いづみさんとのコラボレイベントのときにきてくださっていた先生が、今回
呼んでくださった。
たくさんの講師がやってきて、講師は2回同じ講義を繰り返し、学生は2種類の
職業講和をきくというスタイル。 目があきらかに「らん」とこちらを向いている学生と
聞いているのかなあ、という学生と、当たり前だけどいろいろ。 学生たちの
レポートは全員回収ということではなかったようなのだけど、いくつか先生が拾って
くださった感想。
・すてきな語りと私の想像をこえる宇宙の大きさに心から感動しました。
高橋さんの話をきいて、さらに宇宙や星が好きになりました。県立科学館へ行って、
プラネタリウムを体験したいと思いました。
・宇宙の映像がすごくきれいだった。高橋真理子さんの生き方がすごくかっこいいと思った。
・話に夢中になりすぎて、あまりプリントに書けませんでした。
・宇宙の大きさを知り、自分が小さく思えた。自分の好きなことを仕事にしたいと思えた。
それが人の役に立てるか考えてみたい。

〇県立大講義 前期終了
今年はこれまでのマックスの162名。 質問にこたえていくのも、レポートみるのも、
プラネタリウムに連れていくのも・・ ちょっとこの数は限界、と思いつつ、 でも、一人ひとりに
この講義で一番印象に残ったこと、気づいたこと、感動したこと、を語らせると、ほんとうに
このことが一人ひとりの中に残っていくのだったら、なるべくたくさんの学生に伝えておきたい、と
心底思う。
レポートは、一番印象に残ったことを誰かに伝える、ということを想定して、手紙でも、それを
伝えるときのシナリオでもいいから書く、というもの。 教師になったときに、看護師になった
ときに、今の自分として彼・彼女に・・ さて、どんなのがでてくるだろうか。

〇宇宙の卵 4th 銀河
うちゅうのたまごもはや4回目。 今回は銀河の果てまでいって、そこで、星の誕生や系外
惑星の話などをする。 今回のちょっとした工夫は、みなさんに「はがき」を配布し、
そこに、ちょっと先の自分あてにお手紙を、という趣旨で今回の感想を書いてもらう。
しばらくしたらわすれちゃうかもしれないけど、1ヶ月前の自分からお便りもらうのも
いいかも、と。 あるいは、もちろん、だれか大切な人などでもオッケー。 住所さえ
わかれば・・ということで、住所を書いていただき、1ヶ月後に投函するのは主催者側です。
そこには1ヵ月後のイベントのお知らせをするという趣旨もあります(笑)。
そう、9月1日(日)はなんと文学館の講堂(マックス500人収容可)でやることに!!
ブルーハウスのみなさんは、「想い」さえもってればちゃんと人は集まる。エネルギーが
どれだけ伝わるか、なんだ、とすごく熱いのでした。 期待にこたえなければ~
そんな来月のポスターが以下。
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〇科学館 夕涼み投影 開始
「星の語り部」が夕涼み投影を担うようになってから、はや10回目の夏。 いつも仲間の中では
「語りつがれる」2004年の夏が、いかに強烈だったか、ということ。
その強烈な最初があったからこそ、人はゆるやかにつながったり、離れたり、あらたにはいったり
しながら、続いているんだなあ、と思う。
今年のテーマは「ひかりのどろっぷ~五感で味わう☆☆☆」
空にある「あれ」を、たっぷり五感をつかってかんじてみよう、という趣旨のもの。
小学生のはるかさんが、すごいたくさん絵を描いたり、中学生のさとみがナレーションしたり、
石田小4年生の子ども達には、これまたたくさんの素敵な絵やコメントをもらったり。
子ども達の感性がいきた作品になったのでは、と。
こちらは毎年、最後のプログラムをやるところで、しんど~い想いをするのだけど、今年は
後釜の井上くんががんばってくれたこともあり、私にはできない、いろんなコマかな楽しい演出を
してくれた。
8月25日(日)までの、毎週土日。17:10~
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〇岡崎Space Fantasy Live
愛知県岡崎市。 甲府から車で中央道走ること3時間。 結構近い。 
20年前に住んでいた豊川、得がたいさまざまな楽しい経験も、苦しいことも、たくさん
あった場所。豊田、蒲郡、岡崎、豊橋、豊川・・ と看板が見えてくるにつれ、どうにも
不思議な感覚に襲われる。 こんなに近いのに、あれから豊川にいったことがなかった。

ピアノの小林真人さん、パーカッションの山本晶子さんとのspace fantasy liveは
これで、えーっと、何回目だろう。 ちゃんと数えておこう。
以前、2月の「星野道夫に捧ぐコンサート」は、冬の北海道での開催だったので、当然の
ように「天花」を入れたのだけど、今回は、真夏の開催だけど、「天花」を入れさせてもらった。
おわりははじまり、いのちはつながっていくこと、暗闇も苦しみも喜びも、みんな大地に
吸収されて、ふたたび天に戻っていくような。 一言で、「いきる」っていうことを音にあらわして
くれているような音楽。

1時間半、みなさんが食い入るようにして、映像と音楽とお話に気持ちを注いでくれるのが
とてもよくわかるような時間だった。
終わったあと、懐かしい顔が! 科学館で働きはじめたころに出逢った、「博物館」という
ものになんとなく同じビジョンを感じていた友だち。 今は蒲郡の科学館ではたらいている。
「なんかもー、サイエンスってここまでできるんだ、って目からうろこ」 ということと
ご自身が若干仕事のことでまよっているさなかに、これを見られてとてもよかった、ということ。
ほんとに感激した面持ちで話してくれて、とても嬉しかった。

ところで会場になった円福寺というお寺の住職さんは、ピアノの調律ができる方で、しかも
スタインウェイをお持ち、これまでに、そういった名機をいくつも復活させてきたことのある方、
とのこと。 昔は天文学者になりたかった! という人で、どうもダンスのコンクールでも
1番とったことがあるとか・・ なんかスーパー住職さんであった。 


〇キジムナーフェスタ沖縄
岡崎の翌日、羽田から那覇へ。 飛行機からは美しい富士山を望む。 
会場は沖縄市。 嘉手納基地の真横にある、市民会館。 エプソンさんからのご縁で。
今回はお借りした5mドームを使ってのプラネタリウム。 もうだいぶ前からチケットが完売、
ということを聞いていた。 事務局の方が、「ああ、星の方」といって、すぐに認識してくださる
のがありがたい。
キジムナーフェスタは、国際的な演劇のお祭り。 でも演劇だけでなく、あらゆるジャンルの
アートが集まっている感あり。 会場でくばられていた冊子の一番最初のページが、
「沖縄」という場所における、文化・芸能というものがいったいどれほどの意味をもつのか
ということが簡潔に、素敵に書かれている。
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苦しみを乗り越えるものとしての歌、踊り。 生き死にの問題としての音楽。星もきっとそう。
沖縄は星にまつわるお話や名前が、全国の中でもっとも受け継がれて残されている場所。
そういう場所でお話をさせてもらえることを、恐縮しつつ・・。

それにしても、今回、いらしたお客さん、毎回30名定員が、きっちりキャンセルもなく
一般市民の親子づれがほとんどだけど、途中で出たり、さわぐ子ども達は一人もおらず、
親子で、一緒に指をさして教えあったり、ひそひそと会話をしたり、最後は、とても満足げに
ありがとう、と言ってくださる、素晴らしく質の高いお客さんに恵まれてしまった、という感あり。
その後も熱心にアンケートを書いてくださって、事務局から送られてくるのが楽しみ。
時間を30分と設定しつつ、40分はしゃべっていたけど、でも、もっともっとこういうことも
ああいうこともお話できればよかったな、と思うことも多々。
やっぱり「沖縄」であることを、もっと事前に学んだり、考えたりしておくべきだったな、という
反省がある。
プログラムがほとんどすべて、同じ時間から開始、というものだったので、他の作品を
観ることができずに、それもとても残念。
閉会式で、ほんの少しかいま観た、会場である沖縄市、コザの子ども達のミュージカル。
そこにはコザに生まれたことの誇りがいっぱいにあり、喜びに満ち溢れている感じが
あった。 コザの街は、今、ある意味ゴーストタウン化している面もある。
米軍とともにある街だから・・  商店街をちょっと歩くだけで、コザが抱えている問題が
みえかくれするような感じでもある。 
会期中は土日だったので、まだそう頻繁ではなかったのだけど、月曜日の朝、ホテルの
外にでたときに、戦闘機の爆音が5機ほどつづき、そのあいだ、眼をまるくして、だまって
いる以外になかった。 こんな音から月曜日の朝がはじまるのか・・
そんな街に住んで、でも、そんな苦しみやらあきらめやら、非常に多くのネガティブな
ことごとを、抱えて生きるその強さ、大人たちの意思が、ちゃんとこどもたちに伝わって
あのミュージカルの舞台にいたこどもたちのような輝きになっている。
これはとんでもなくスゴイことだなあ、と感じる。
沖縄のことは、沖縄にいかないとほんとにわからない。 福島のことも福島にいかないと
ほんとにわからない。 あらためて実感する。
うーむ、とても書ききれない。

星空は、というと、天気は本州での豪雨を横目に、いい天気だったのだけれど、
思った以上に光害があり・・  なるべく街からはずれた海辺のほうにいってもなお、
天の川はやっと見えるというぐらいで、それはちょっとだけ残念だった。
でも夕焼けはほんとうに美しい。 山梨では到底みられない、まっかな夕日、
夕焼けのグラデーション。 日がおちるのが7時20分ぐらいととても遅いけど、
でもそのあと暗くなるまでがとても早いのも面白い!
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〇5家族キャンプ
今の家に引っ越す前、4軒平屋がならんでいる借家に住んでいて、そこに住んでいた
家族たちともう一家族、とても仲良しが続いていて、今年は、甲府市のずっと上のほうに
ある黒平へ。私が「泊まり」に参加できるのは、実ははじめてのこと。 
そのキャンプ場、素晴らしく設備が整って、かつ、管理人さんがすばらしくて、
驚くほどやすくて・・ 子ども達が、あちこち遊びにいっても安心な、桃源郷みたい。
大人10人、こども12人、12人の子ども達は、うちの蒼太をひっとうに、1歳まで
じゅんばんにいて、彼らにとっては、親戚以上のつきあい、という感あり。
蒼太が、小さい子たちの面倒を見るのが好きなのは、この場があったからだなあと
つくづく感じる。流しソーメンをわいわいやったり、バーベキューも、花火も、水ふうせんも、
楽しみいっぱい。
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〇みなみの絵画教室
うちゅうのたまごでお世話になっている羽中田さんは絵の先生。 みなみが羽中田さんの
絵をみて、「なみだがでる」というので、習いにいくことに。
毎週、絵をかけることのみならず、「よりみちアート」や「森のおえかき教室」やら
いろいろ楽しいイベントもたくさん。 
みなみの独特の絵や文章は、なにかしら、そのまま力になってほしいなあ、と想うので
いい先生に出会えたことに感謝。
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〇五島列島
蒼太はなんと7年目、みなみは2年目。五島でのサバイバルキャンプ。 今年も元気にいって
帰ってきた。 蒼太は、もう中2、さすがに今年で終わりかねーと言ってでかけていったが、
帰ってきたときには、「ふじおちゃん(いつも現地でお世話してくださる漁師さん)に来年も
こいっていわれちゃってさ、裏切れないよ」、と。 受験生しながらいくのかなあ。。


時間の流れ方は、そのときどき、瞬間で違う。同じ5分でも緊張しながらの5分と楽しい5分と
心配の5分では、まったく違う。 時間は平気で伸び縮みする。 
楽しい時間はあっという間だけど、ふりかえると、それは非常に大きな比重をもって長い時間に
なる。 いろんなことを振り返るとき、1ヶ月でも数か月分、いきてるな、とおもったりする。
それは出逢う人々や風景の数にも比例してくるのかな、とも思う。


8、9月もいろんなところでいろんな出会いがありそう。 今後の予定は
こちらで。
現在予約受付中は
8月17日 「137億光年かなたより~天空の音とことば」 詳細こちら
9月1日 「宇宙ノ卵 音と言葉の銀河」 
9月15日「みんなつながっている~星と音楽と私たち」 詳細こちら
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# by malicosmos_meme | 2013-08-03 06:53 | Comments(2)
4月1日から数えて3ヶ月。月がほぼ3周、地球は4分の1周。季節はうつりゆく。
課題の「あいさつ」は、10分の1ぐらい完了か? 
でも、なんとなく、手紙が書ける時間、が以前より増えた。 それが嬉しい。

◎花巻行き
朝、子どもたちを送り出してから甲府を出ても、花巻にお昼すぎにつく。 新幹線は
はやいなあ。 直線距離で、甲府から花巻まで555キロ。
100年前、嘉内は盛岡までいくのに、どれぐらい時間をかけていたのだろう。
1日目は、宮澤賢治記念館のイーハトーブ館で夜のspace fantasy live、
小林真人さんとのコラボレライブ。
さすがにど平日の夜、しかも、賢治記念館のアクセスのことを考えると・・・と
思っていたけれど、暖かいお客さんに見守られて、なんと
ベーゼンドルファーのピアノで! いつものセッティングより、真人さんが
私の声が聞けて、音楽のセッションと同じ気分でできた、感じ。
終わったあと、まさかの梅雨の晴れ間。 望遠鏡を担いでいくのはつらく
1500円のキット望遠鏡だけだったんだけど、月をみて、土星もさがし
春の星座も、夏の星座も、少しずつ見ることができて、みんなますます
暖かい気持ちになれた。
2日目、花巻市内の亀ヶ森小学校。 全校生徒36人の、幸せ感あふれる
学校。地域の人たちに育てられていることを、先生も地域の人も、子ども達も
誇りに思っているような。 そんな小さい学校なのに、普段みる小学校の
体育館より大きくりっぱで、しかも天井が白くて平面! こんな体育館、めったに
ないなあ、と思い、小さいスクリーンでやるのももったいないので、
天井に投影してみた。 子ども達は大喜び!
写真は真人ブログに。
私たちのプロフィールを紹介してもらっただけで、「オーロラの研究を・・」「おー」
「これまで100曲以上の曲をつくって・・」「わー」といちいち驚いてくれる。
満天の星、星座の絵、宇宙に飛び出していくところ・・などはいわずもがな。
「明日を信じて」は教科書が違うからと少し遠慮していたのだけど、きっと
この子たちなら、と思い、いきなりサビを練習して、みんなで一緒に歌うことに。
スゴイ~。 感動的な合唱であった。
そして、つい先日、校長先生からお手紙とこどもたちの感想文、そしてビデオの一部が
届く。子どもの感想文・・ 全文紹介したいぐらいだけど。
「最初はきょうみがなかったけど・・」からはじまる作文の途中で「ちきゅがなぜできたか
少し不思議に思いました。」さらに、「宇宙から見ると地球はほんの一部だとわかりました。
その中でも、日本、岩手、花巻市、大迫町、亀ヶ森小学校、教室、そして自分。
とってもとっても小さな生き物だと感じました。」そして、「最後にみんなで歌った
「明日を信じて」がとても心にじんときました。「自分が生まれてきてほんとうによかった」、や、
「人間はいい生き物だなあ」、私をうんでくれた「親」、「そのまた親」、「そのまたまた親」
「そのまたまたまた親」もっともっと続いているから一人もかけなくてよかったなあ、などと
感じたから、なぜか、たくさんのなみだがあふれてしまいました。」

そうして最後に「このうちゅう、地球、人、動物をつくってくださった神様のような人に
心から感謝します。」と。他、「みんなつながっている、というところで、ほんとにみんな
家族という感じがしました。あったかい曲でした。」「広い宇宙の中の亀ヶ森で
けんかしていることがバカバカしいと思いました。」
「真人さんの曲は、心にしみる曲で、またきいてみたいです。」
まだまだ素敵な言葉が・・
小学校の子ども達、関係者のみなさま、賢治記念館のみなさま、呼んでくださった
牛崎副館長さまどうもありがとうございました。
花巻の風景と人は、星野さんがいつも言っていた「もう一つの時間」を感じさせる
ものだった。

◎三鷹のこどもたち in 川上村
八ヶ岳のふもと川上村にある三鷹市の施設に、三鷹市内の小学校6年生たちが
宿泊学習で、星空教室をやるということで、出向いてゆく。 声をかけてくださったのは
だいぶ前から「つなぐ」べくしてつながった先生。
晴れていたら、満天の星空や天の川がのぞめるであろう素晴らしい場所なのだけど
やはり梅雨・・。 しかも、スゴイ大雨でこりゃあ、ちょっと無理という状態。
逆にこちらの話は1時間たっぷり、その後の質疑応答の時間30分。
さすが、国立天文台のおひざもとの三鷹・・子ども達の知識レベルがはんぱではない。
話の途中でも、すごく反応がいいし、惑星が誕生するシーンや、最後に地球に帰る
シーンでは、大きな拍手。 最後の質問は、ひっきりなしで、終わることもなく・・
非常に表現力豊かな子ども達、というのがとても印象的だった。
とっても楽しかった。

◎如月カフェにて、「まったり時間」
星つむぎの村が今年「満天の星に描くことばと音楽」という事業で国文祭の提案事業を
やっている一環として。
街中での星空イベントは、コンスタントにやっていきたく、それの第一歩でもあり。
如月は、以前も、「ホームスター」の星空でプラネタリウムをやらせてもらったことが
あるのだけど、前回、跡部さんのプラネタリウムのときに、結成されたという
GUTWAVEさん。 ギターのお二人。 
今回はまったく初めてで、いきなりやりました感、若干ミスマッチ感もあった?
かもしれないけど、お客さんたちはみんなそれぞれに素敵な言葉を書いて
残してくださいました。 
如月カフェは、やっぱり特別な場所。 これからも、定期的に~いろんな形で
やっていきたいな、と。 
GUTWAVEのお二人、マスター、きてくださったみなさん、ありがとう~。

リハ中に写真とって、当日のドアにはるために跡部さんがつくってくれた
画像。 
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◎「うちゅうのたまご」も進化中。
4月にまる1時間コースでしゃべり、5月は地球をながめてみんなで話し合ったり
文章をかいたりするワークショップ、そして6月は今度は惑星をテーマに、
地球の「お誕生日」について考える。 そんなワークショップ。 子ども達も多いので
クイズをふんだんにいれつつ、地球にいのちがうまれるために必要だったものは
なんだろう? と、みんなでしゃべったりかいてもらったりした。 
「生命に対する偶然のやさしさ」、「愛」、「やっぱりちきゅうにすみたい」・・
根っこのところはかなり同じようなものが流れ、でも、表現すると、いろいろな
言葉や絵になる。 そんな、ちょっといとおしい時間がここでは流れる。
次回は7月15日(日) 17:00~ 情報はこちら
だんだんスケールが大きくなって、今度は、私たちの住処「銀河」。

◎道徳の授業
南アルプス市(合併してこの名前がついた南アルプスのふもとの街だけど
南アルプスが近すぎて、山々を見ることのできない場所)の白根源小学校。
道徳の授業で、「敬虔という気持ちを知る、感動する心」という目的の
もとで5年生の授業参観。 図書室に一生懸命暗幕をはっていただき、
いい環境をつくってくださった。恥ずかしがり屋が多いので、あまり
自分たちで発言しないかも、と先生が心配しておられたけど、子どもたちは
まっすぐな目で見て、きいて、こちらが問いかければいろいろ発言も
してくれ。 私が5分ぐらいしゃべりすぎたので、子どもたちの意見を
言ってもらう時間が少なくなってしまったけれど、その場で思ったことを
すぐに発言してくれる子どもたちも多かった。
授業参観なので、保護者の方もみていて、その後の懇談会でもさらに
保護者向けに「人はなぜ星をみあげるのか」というタイトルで、人々が
星をみあげたときに発してきた言葉を中心に紹介を。
その後、保護者の方一人ひとりが感想を述べてくださり、子どもの
こともだけど、お母さんたちが自分のことを語ってくださったのがよかった。
これだけで終わる懇談会って、自身の保護者経験の中では一度もないんだが(汗)。
なんかうらやましい(笑)。
校長先生や他の学年に呼ばれてきていた近所の駐在所の方とかとも
星や宇宙って・・という話をすると、みなさん、いちいち喜んで
くださる。呼んでくださった先生も、ほんとにありがたがって
くださる。ありがたいなあ。
しかも、この学校の先生に、memoriesの詩が選ばれた方がいる
ということも判明! これまでずっとメールだけのやりとりだったのが
直接お会いできて、かつ、その息子さんが大学生で、どうやら
私の授業を受けていたということまでわかる。いろいろつながる。
白根のあたりは、一帯さくらんぼ畑、甲府から30分程度だけれど、
そうか、ここにもちゃんと「もう一つの時間」はある、という気持ち。

◎日本プラネタリウム協議会
6月の頭に、300人ほどのプラネタリウム関係者が多摩六都科学館に集結。  
初日は大学授業やこどもの学校の引渡し訓練まであり、それが終わってから、
懇親会からの参加。 懇親会会場が、まるで満員電車のような状態で、
結局入り口あたりで、出入りする人々とそのたびに会話を続けて、懇親会は終わる。
2日、3日に繰り広げられる、プレゼン大会。
当方のプレゼンは、一つは、語り部活動でユニバーサルデザインプラネタリウム、
これは山梨県立科学館の職員として、もう一つは、「つなぐ」「つくる」「つたえる」から
「届けてつなぐ」へ、と題して、アルリシャとして。
参加費2人分、事業プレゼン費も払って、名札2枚もって。
そこでプレゼンしたときのPPを、こちらに。

多摩六都科学館は、プラネをリニューアルしたこともそうだけど、運営者が
変わって、プラネタリウム担当者もがらりと変わって、その運営のされ方が
とても楽しみなところでもある。その担当者に、今からかれこれ9年前?ぐらいに
出会ったSさんが、採用されててがんばっている姿がみられたのもうれしく。
自身が、この4月より多摩六都科学館の中期計画策定委員会の委員をやらせて
いただいていることもあり、より、おつきあいさせていただければなあ、と
思っている。

◎星の語り部の夕涼み投影制作
星の語り部というプラネタリウムで活動する市民グループによるプラネ番組制作は、
2004年から続いて、今年は15作品目になる。
去年は、「指でたどる夏の星空」という、全編手話つきで、天文手話を観客も
一緒にやったり、考えたりする時間があったり、点図もさわったりと、
ユニバーサルデザインを意識してつくられたモノ。これが、雑誌で紹介
されたり、ユニバーサルデザイン情報を集約しているウェブサイトでも
紹介される予定だったり、興味をもってくださる方が多くいる。
おととしは、「ねえおそらのあれなあに」という語り部制作のユニバーサル
デザイン絵本を元に、番組がつくられた。それらの一連のことが報告された
テレビの特集を以下で見てもらうことができる。



そんなふうに、少しずつユニバーサルデザインを念頭におきつつ、番組が
つくられている。
今年は・・「ひかりのどろっぷ~五感で感じる☆☆☆」というタイトル。
見えているものがすべてじゃない、もっと感じてみよう、というテーマ。
今年は、Memories~ほしにむすばれて 以来のご縁のあるS家族が
語り部活動に加わって、大活躍中。
先日、ナレーション録音が終わり、これから本格的な編集作業。
投影は7月20日~。
今年の夕涼み投影は何? と楽しみにしてくれる小学生たちもいる、ぐらいに
定番の夏のお楽しみにもなっている。

◎戦場に輝くベガ~オーディオドラマ
先月のにも書いたけれど、7月6日22時放送。
楽しみ。 

2013年もなんと半分。 今年のうちに、どこまで目標が達成できるかなあ。
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# by malicosmos_meme | 2013-07-02 00:06 | Comments(0)
星空工房アルリシャの本格始動!と思っていた5月も、あーあ、やっぱりまだ挨拶はがきを出せていない。
6月あたまのJPA(日本プラネタリウム協議会)にまにあわせようと、あせって1000枚印刷しちゃったのだが
どうも失敗作だなあ、これは。
あらたなことは、どんどん増えているのだけど、最大課題の「まとめ」「あいさつ」「事務処理~」
なかなかできずにいる。

◎科学技術館シンラドームで初のプラネタリウム
GWの最後の2日間、まさかの風邪!をおしながら、都内でプラネタリウムデビュー。
シンラドームは、6mのコンパクトなドーム、そもそもプラネタリウムをやることを前提にして
いないのだけれど、ドームということで、「プラネタリウムやらないんですか?」という声は
多いとのこと。せっかくのユニビューも一般のお客さんが見る機会があまりない、という
ことで、私に声をかけてもらいました。 62名定員で、2日間とも4回投影。1日目は
宇宙を描こうというワークショップ参加の方々向けの特別投影もいれると5回。
整理券は早々に全部はけたとのことで、ありがたいことです。

風邪のことはもちろんだけど、さまざま反省の残る投影であったが・・・
まず第一歩として、科技館の方も手ごたえを感じてくださったようなので、
「新しい風」をおこせたら嬉しい。
写真のように、すごい隙間からポインターで星をさす必要あり(笑)
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◎星つむぎの歌から星つむぎの村 あれこれ
これまでつくってきた企画や番組に関わることごとについて、物語が続くものがとても
多い。
星つむぎの歌は、これまでもいろんな形に発展してきたが、今年はそれが
ミュージカルになる。 兵庫県立の劇団ピッコロシアターの方々によるミュージカル。
その劇団の方々が、遠くから山梨まで「表敬訪問」しにきてくださった。
そのときの記事をこちらに。 
企画を考え、自ら主人公を演じる道幸さんも、演出の子安さんも、星つむぎの歌のコンセプトの
とても深いところを理解しながら、とても大事にこの作品をつくろうとしている。
子安さんと覚さんとの協働シナリオ。
今年ミュージカルになる、ということを「時評」という山日の論説に少し書いたのを発見した
星つむぎの歌に関わってくださったIさん。 星つむぎの歌に関わることで、ご主人を亡くした
哀しみをあらためて受け止めなおすことをされたり、またご自身は生きる力を得たり、
という方だった。その方がミュージカルの日程をしりたい、とお知らせしてきた。
そして日付を教えたところ・・・ なんと、その日は、息子さんの誕生日! ということになり
またもや「星つむぎの歌だよな~」という出来事が。
冬にはこども出演者を募っての、参加型ミュージカルになる、という。 いろんな意味で、共感が
生み出すよりよい発展系。 とても楽しみ。

一方、星つむぎの村としては、今年のやまなし国文祭提案事業「満天の星空に描くことばと音楽」
の第1弾として、「星空書簡ワークショップ」を開催。 参加者12名、スタッフ入れて19名のこじんまり
した会だったけど、だからこそ、とても密度の濃い、素晴らしい時間になった。想像はるかに超える。
そのワークショップレポートは、こちらに

◎茅野市立八ヶ岳総合博物館
かつて、メガスターの大平貴之さんを育て、川崎市青少年科学館の館長をつとめ、
プラネタリウムの全国組織の会長もつとめ、川崎にある八ヶ岳少年自然の家でも
子ども達に星の解説をし、去年から茅野市立八ヶ岳総合博物館の館長をつとめて
いらっしゃる若宮さん。
プラネの旧知の人々が、八ヶ岳によっていくというので、一緒に、久しぶりに若宮さんに
会いにいった。
若宮さんは、JPSの会長をつとめていたこと、「見るプラネタリウムから使うプラネタリウムへ」
ということをずっとおっしゃっていた方。 
私がプラネタリウム・ワークショップをはじめるモチベーションの一つは、若宮さんのこの
言葉だった。 そんなことで、若宮さんは、星の語り部の活動ほか、いろんな私の活動を
すごく応援してくれるし、励ましてくれる。 そもそも、すごい人徳のオーラをだしている
人なので、会うとほっとする。
茅野はとても近いし、若宮さんが博物館で実現したいなあ、と思っていることごとについて
お手伝いがあれば、何でもしたい、という気分。
博物館では、機織り機がたくさんあって、ボランティアの方が、せっせと機織りしていた。
若宮さんの理想とする、市民が使い倒す博物館になっていけるように、と心から応援したい。

◎戦場に輝くベガ オーディオドラマ化
2006年に制作・投影した「戦場に輝くベガ」。 全国5箇所でのプラネ上映があったり、
ボランティアベースの実行委員会が動いて、関連展示をやったり、小説になったり、
いまだに、上映できないか、というオファーのある番組。
それがNHKのFMシアターでのオーディオドラマになる。 構成やシナリオについて
ディレクターの方とやりとり中。
7月6日(土) 22時~22時50分 NHK FMシアター
タイトルは、戦場に輝くベガではなくなりそうなのが、ちょっと残念ではあるけれど。
そのうち、NHKFMシアターのウェブサイトにもアップされるでしょう。

◎今年度はじめてのSpace Fantasy Live
私が独立して、一番「これ」と思っているのは、Space Fantasy Live。
小林真人さん、山本晶子さんとのコラボレーションライブ。
この名称も、比較的受け入れてもらっている感じも。
5月は八ヶ岳のふもとの清里小で。 八ヶ岳の優子さんのはからいで今回の開催となりました。
気持ちよく晴れ渡る、5月の八ヶ岳の風に吹かれて「薫風」をかけながら学校へ。
子ども達はのりのりで、真人さんの「即興」や「校歌アレンジ」もみんな大喜び。
保護者の方は、「こどもが、とにかく、スゴイ!スゴイ!といって帰ってきて、何がすごかったのか
自分にはよくわからなかったけど、よい時間が過ごせたようです」という言葉なども
いただきました。
PTAの方々がとても一生懸命、ホストしてくださって、CDや本の販売も対応してくださったり
して、感謝。 いただいた手作りの音符と星のクッキーも素晴らしく。
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◎宇宙ノ卵 第2弾 地球
ブルーハウスという「みんなの夢を少しずつかなえる場所」。 そこで気に入ってもらって
宇宙の映像を月1回、みんなで見たり体験したりして、それを何かの形に変えていくという試み。
今回は、宇宙飛行士の視点で、みんなでじっくり地球をながめて、そこで感じたことを
グループでシェアし、そして各自、書いてみよう、ということをやった。
プラネワークショップでやってきたようなことなのだけど、「地球をじっくり眺めて書く」というのは
以外にもちゃんとやっていなかった。
そして、今回は、NYTさんたちの生演奏つき! これがまたとてもいい感じ。
そういうことが、自然と、自分以外の人たちから要望としてでてくるのが嬉しいし、すばらしい。
今回は、小3の娘のみなみの行き場がなかったので、みなみの友だちにもつきあってもらって
一緒に参加してもらった。羽中田さんがとてもうまく彼女たちを促してくれたので、
本をうったり、受付をしたり、サインをつくったりするのに、大はりきり。
そして、地球をみて、参加して、みなみは、下記のような文章をつくった。かなりユニーク。

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みんなのものを集めて、テキストでうって地球とともにみせたり、また読んだりした。

もう一息やってもいいかな、という時間だったけど、みなさん、それぞれに次にも
つなげて、という想いをすでにお持ちいただいていたようにも思う。

◎UTYいまじん
テレビ山梨でやっている山梨で活動する人を紹介するコーナー「いまじん」。
たった3分なのだけど、丁寧な取材だった。 ありすぎる情報をとてもコンパクトに
まとめていただいたと思う。
オンエアされたものがそのままネットからも見られます。 こちらの5月22日分。

◎多摩六都科学館 中長期計画策定委員
多摩六都科学館は、開館20年の先輩館。 山梨県立科学館ができるときに、一番参考にした
のがこの科学館だった。 なかなかアクセスが悪いので(人のこといえない、といわれてしまうが)
ちゃんと行く機会がなかなかなかったけれど、ずっと館を支えておられる神田さんは長い
つながりもあり、数年前には、ボランティア研修会で高柳館長さんも一緒にうちの館を訪れて
くださったり、そして去年にはプラネがリニューアルしたり、指定管理になってあらたな運営になったり、
と、いろいろ注目度の大きい場所だった。そんな中で、10年計画をたてる委員になってもらえませんか
というお話をいただき、参加させていただくことになった。
第1回目の会議の翌週には、同じ場所で、JPAも開かれて、しばらく関係が深くなっていきそうな
予感。 委員会での資料につけ、また、いろんなスタッフの動きを見るにつけ、いい運営して
おられるなあ、と。
またこれから楽しみ。

◎祖母の告別式
だんなのおばあちゃん、「ばばちゃん」とみんなが呼んでたおばちゃんがなくなられた。
享年94歳。
生前、日本舞踊をやっていて、80ぐらいになっても背筋がピンとのびていて、きりりと
かっこいいおばあちゃんだった。 
お義父さんのお話で、なくなる前数日間、ほとんど意識がないのに、
何度も手を上のほうに差しだしながら、まるで踊っているようだった、と。 なので、舞いながら
あの世界にいったんだろうね、と。
在宅ホスピス医、内藤いづみさんからのお話でも、死の直前に、その人の生前のことが
凝縮されるような瞬間がある、ということも聞く。 
死んだら魂はどこにいくんだろう? ということはいつも思う。 その魂があの世界にあがって
いく瞬間っていうのもきっとあるんだろう。
火葬のあとに、骨をひろわせてもらったのも久しぶりで、22年前のことがしきりに思い出された。
生命も、自然のしくみにきちんと取り込まれるようになっている、単なる物質・・
そのことは、ある意味では安心することで、でもやっぱり、人の心はどこへいってしまうのか
と思わずにはいられない。 素敵なばばちゃん、どうぞやすらかに。
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# by malicosmos_meme | 2013-06-06 12:57 | Comments(3)