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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

malicosmos.exblog.jp

「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

最近、facebookで何かといろいろお知らせしていることが多いのだけれど、こちらのブログのみを
みてくださっている方もいらっしゃるので、あらためて少しお知らせいたします。

①アルリシャウェブサイト
まだまだ工事中ばかりですが、公式ウェブサイトを開設しています。
http://alricha.net/
イベント情報などはこちらにも随時のせていく予定です。また、これまでやってきたことごと、
これからの仕事もどんどんまとめていきます。

②アルリシャ通信 メルマガ
これまでご縁のあった方に、BCCで近況メールを続けてきましたが、あらためて
メルマガとして発行することにしました。
月1回程度(新月あたり)の発行で、メールに届きます。
よかったら、登録お願いします。
http://archive.mag2.com/0001599934/index.html
にアクセスして、
最新号をメルマガでお届けします → メールアドレスを入力
のところにご自身のアドレスを入れていただき、「登録」ボタンを押してください。

ちなみに、今月号は以下のような感じです。
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アルリシャ通信 2013年4月11日号  新月
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星空工房アルリシャの高橋真理子が発行する通信です。
毎月1回(新月あたり)の発刊で、星空トピックスやイベントについて
お知らせいたします。
アルリシャとは、うお座のα星で、「つなぐもの」という意味です。

☆星空トピックス☆
すっかりオリオンが西の空に沈んでしまいました。春はあらたな気持ちにさせて
くれる季節ですが、冬が去っていくのも、ちょっとさびしい感じがしてしまいます。
今春は、土星がのぼってきています。夜9時ぐらいには、東の空見やすいところに
輝いています。土星のわっか、ぜひ一度、望遠鏡でのぞいてみてください。
まもなく14日の宵の西の空、おさらのような月と木星がとても近づいています。
夕暮れの時間から21時ぐらいまで、空の色の変化とともに楽しめますね。

☆アルリシャ近況☆
この春で、山梨県立科学館の主任学芸主事から天文アドバイザーへ移行、自身は
星空工房アルリシャという屋号をもって、宙先案内人(cosmos navigator)として
独立しました。科学館には多大なる愛着があるので、今後とも関わり続けていきます。
館のプラネタリウム投影には、毎月第4日曜日を基本として、他の日も投影にはいり、
そのお知らせもしていこうと思っています。そして、これまでの出逢いを財産に、
Space Fantasy Live(ピアニスト・作曲家の小林真人さんとのコラボレーションライブ)、
星つむぎの村(星つむぎの歌の仲間とともに行なう活動)、移動プラネタリウム、講演、
企画、制作、など、あらたなチャレンジしていきたいと思っています。
あらためてよろしくお願いいたします。

☆プラネタリウム情報☆
4月18日(水)10:30~11:30 
大人のためのプラネタリウム「宇宙と私たちのつながり~137億光年のスケールから」
ユニビューを使ってのフル生解説です。
4月20日(土)15:50~ 
プラネタリウム番組「MUSICA~宇宙はなぜ美しい?」オープニング特別投影
音楽と数学で、宇宙を解き明かすサイエンスファンタジー。佐治晴夫先生と桜井進先生を
監修に、HAYABUSA~BACK TO THE EARTH~の上坂浩光氏を監督に迎え、これまでにない
切り口で、「宇宙はなぜ美しいのか?」という根源的な問いに挑んだ番組。
20日の初日には、関係者一同集まります。事前予約受付中です。
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/web/event.php?id=1240
当館での投影は、9月20日までです。

その他、5月5日、6日に、北の丸の科学技術館・シンラドームにて、ユニビューの
投影をさせてもらいます。ウェブサイトトップページに情報更新していきます。
http://alricha.net/

☆星つむぎの村☆
5月18日(土) 14:00~20:00
星空書簡~星に想いを託すお手紙ワークショップ
八ヶ岳の自然に囲まれ、自分と大切な誰かを広大な宇宙から眺めてみるワークショップ。
おいしいお食事時間や、八ヶ岳の星空を望遠鏡でのぞいてみることも。参加者受付中です。
http://alricha.net/hoshitsumugi/

☆Space Fantasy Live ☆
学校や企業セミナー、イベント・・ いろんな環境や場所でやっていこうとしています。
内容についてはこちらで。http://alricha.net/index.php?live

☆その他イベント☆
4月21日(日)10:00~17:00 ありがとう共和国建国祭
五風十雨農場は、ちょっと理想の一つの「村」。そこを担う向山さんからのお誘いにて、
ログハウスの斜め天井を星空にしながら、プラネタリウム、やります。
http://www.facebook.com/events/155094394649188/


ご質問、お問い合わせは下記へ
-----------------------------------------------
星空工房 アルリシャ http://alricha.net/
info@alricha.net

星つむぎの村 http://alricha.net/hoshitsumugi/
hoshitsumuginomura@gmail.com

山梨県立科学館 http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/
mariko@kagakukan.pref.yamanashi.jp
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# by malicosmos_meme | 2013-04-12 01:35 | Comments(1)
新学期。子どもたちはそれぞれ中2、小3となって、新しい春。
みなみが2年生のときに学校で書いていた「はっけんカード」、春休み前に持って帰ってきて
これが結構面白い。

一例を。
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最後にいったたけだじんじゃで、かみさまのおうちをみました。
わたしは、小さいころ、かみさまは天の上かと思っていました。

金色がたくさんおうちにはってありました。すごい!!と私は
おもいながら、わたしもこんなおうちにすめたらなーと思いました。
もうわたしの見る目は、きらきらしてしまいました。
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# by malicosmos_meme | 2013-04-12 01:26 | Comments(1)
3月31日と4月1日、地球の動きはなんら変わることなく、時間は同じように流れるのだけれど、明らかにそこに大きな境界があった。4月1日は、穏やかに晴れて愛宕山の桜は満開、跳んでいいよ、と言ってもらえるようなそんな空。 新しい天文のメンバーと大掃除をして机の配置もかえたのちに、桜をみながら、そして近くにたぬきがずーっと私たちを見守っている中(笑)、お昼ご飯を食べた。 余計な心配はするまい、きっと大丈夫と思えた。

31日、他にも出ていくメンバーへのプレゼントのほうが気になって、彼らの仕事に対してかかわってくださった方やお客さんからいtだいた感想などをまとめて形にしたり、いろんな片づけ仕事や進行中の仕事、あらたな人々に対する準備をしていて、なんか自分が送り出してもらうという気にほとんどなっていなかったのだけど、でも、バイトの子がお花アレンジしてくれたり、また、メッセージを集めたカード、語り部メンバーからはお花も、「表彰状」も。そして、さらに、これまた語り部メンバーの二人から、「アルリ舎」という素晴らしいステンドグラスのオリジナル看板が! うお座のアルリシャのところにアルリ舎があって(笑)、望遠鏡は立体的につけられていて。
facebookには、たくさんの「お疲れさま」「これから楽しみ!」というメッセージをいただき、ほんとに自分は恵まれて生きているとあらためて感じる。

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長らく休みなく動き続けていて、久々の家での休み。子ども達の部屋の片付けと新学年への準備につきあいながら、そしてあらためて作品などに感心しながら、しばらく、仕事も自分も子どももしっかり振り返っておかなければ、と感じた次第。
これまでの仕事のまとめと整理もとにかく大きな課題。 館での新しい体制がうまくまわっていくように支援するのも大きな課題。
でも、新しい仕事に向けた動きも、いろいろと。 また、あらためてウェブサイト、facebook、このブログでも
お知らせしていきます。
あらためてみなさま、よろしくお願いします。
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# by malicosmos_meme | 2013-04-07 02:56 | Comments(2)
2013年3月31日 1年ちょっと前から、この日がくるのを見据えて来たつもりだったけれど、どういう
気持ちで、この日を迎えたらよいのやら、正直わからないでいる。
片付けは、予定の半分以下しかできてないし(汗)、4月はなんだか予定より倍以上の出勤予定が
あるし(苦笑)、あらたな世界は少しずつ動きだしていて(実現するのかなあ、というものばかりでは
あるが)、どうも館のほうの心配が何よりも大きく、このもやもや感からなかなか抜け出せない。
動き出してしまえば、あと1ヶ月もすれば、この感覚はもうちょっと何かのどこかの方向に変わって
行っているんだろう。 むしろ、自分で決めた「区切り」に区切れないのは、自分自身なんだろう。
ずるずると過去をひきずりながら、なるべく、短い残り時間の間で出会うべき人に出会っていく、
届けるべき人に届けていく、そう決めたんだから。

この16年間でいただいた名刺は、ざっと5000枚。 名刺もらってない、やり取りしている人も
たくさんいるから、もちろんもっと。 そんな出逢い、一つ一つに全部感謝して。
これからもどうぞよろしくお願いします。


4月、確実に一般向けプラネタリウムに入る日は、以下。
4月2~4日 春休み中でまだごたごたしているので(笑)
4月18日(水) 大人のためのプラネタリウム (10:30~11:30)
4月20日(土) MUSICA~宇宙はなぜ美しい? オープニング  桜井先生などにもお越しいただく予定
4月28日(日) 毎月第4日曜日を定期的にプラネタリウムに入る日に(・・する予定)

それ以外にも、あるツアー団体向け特別投影や、学習投影など。

3月振り返り

◎プラネタリウムワークショップ「プラネタリウムと演劇」
宇宙食堂の新井総さんたちをお迎えしてのワークショップ。 地球をまわせ! 火星を歩こう
土星でブランコ、縄跳び、地球のバレーボール~ と遊び倒す。 でも、遊び倒すだけじゃなくて
参加者の心の中には、しっかりと、新井さんの「コミュニケーションって何だろう?」「伝えるって
どういうこと?」という気持ちがしっかりとおさまっていたことだろう、と。
報告は、以下の星の語り部サイトのほうで。
http://hoshinokataribe.main.jp/new/index.php?activity2013

◎日立シビックセンター視察
2010年の当館での「プレアデス第1号」につづく第2号。11年3月にオープンのはずが、それを
目前にした震災・・。そういった経験を経ての、みなさんのがんばり。
一番の目的は、当方がプロデュースした「Memoriesほしにむすばれて」を上映してくださっているので、
その日立バージョンを拝見すること。そしたら、その上映を身に来ているお客さんの中に、なんと
2週間前にあった知り合いが!! 「つなぐ人フォーラム」で出会った方々というわけで、ぜひ見て~
と言ったのはたしかに自分だった(笑)。 でもなんで今日・・・という感じ。「つなぐ人」おそるべし。
Memories、日立の井上さんオリジナル演出もきらりと光りつつ、うちのよりよかったところ、
ちょっと違う(笑)と思うところ・・ プラネタリウム番組は、映像と星空と音ってほんとに絶妙な
バランスの中でいきている、ということが特に実感される。
日立の方々も素敵な感想を残してくださったとのことも、もちろん嬉しいけれど、それ以上に
日立のくりすますコンサート前に、コンサートのための詩の募集をやって、今回の番組の
プロセスがまた共有されていったこと。 そして、選考された詩の中に、山梨の人がいたり(笑)
こういう眼にみえそうで、なかなか見えない、評価の対象になりにくい、じわじわとした
「想い」の伝播・・ いもづる式に世界を美しくさせるしくみ・・・。 
他、とても印象的だった井上さんの生解説時間。さまざまなジャンルの音楽をセンス
よく組み合わせているところや、絶妙なユーモア、スムーズな操作とメリハリのある時間の
使い方のうまさ、素晴らしかった。 もっともっとデジタルプラネタリウムユーザー同士の
交流は、ほんとにもっとやらないと・・。
日立のみなさん、ありがとうございました!

◎ちびっこはうす主催で、「いのちと向き合う星空イベント」
ちびっこはうす理事長の宮澤さんたちとのコラボレーションで、3月11日を前に。
子育て支援センターのすぐ隣なので、「未就学児むけの時間」「小学生向けの時間」
「大人の時間」にわけて。 絵本あり、先日のワークショップで得た土星あそび
あり、クイズあり。 小学生むけ時間は、かなりの部分を跡部さんにお願いし。
自分的には、結構準備不足あり、反省が非常に多かったのであるが・・ みなさん、
とても喜んでいただけてよかった。 
翌朝の新聞に、仙台からいらした方のコメントということで、「あの日はすごい星空だった。
そのときはまだおなかの中にいた子どもと一緒にあの星空をみたい、と想っていたので
とてもよかった」というが載っていた。 びっくり。
震災の日の星空、もいつもながらに紹介。 そういうのがYBSのニュースでも。

◎MUSICA~宇宙はなぜ美しい? 制作佳境
佳境なのは私じゃなくて、(有)ライブのみなさん、なのだが・・
圧倒的なCGの美しさは、ほんとにぴかイチ。 音楽も素晴らしい。
音楽、ナレーション、映像・・ どれも素晴らしいけど、もったいないぐらいに
互いが主張しあう場面もあるかなあ。 最終ミックスはまだだけれど。
いずれにせよ、「いままで、みたことない」新しいタイプのものであることは
確実で、また、きっとあらたな発見や感動があることも確実。
超楽しみ!といってくださる方々が、たくさんいるので、ほんとに
超楽しみにしていてください。
4月20日公開!
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/web/event.php?id=1240

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◎パンスターズ彗星
自分の眼で(双眼鏡で)しっかとみたのは、15日のみであった・・・。 
科学館のほうでは、23日が彗星観望会の日だったのだけど、結構情報があちこち出ていて、
150人くらい? の人たちが集まったのだけど・・ 結局見ることできず。 残念。。

◎こばさんの訃報
つなぐ人フォーラムで、実行委員長としてみなさんの前で挨拶し、川嶋直さんとのコントのような
やりとりもあった、2週間あまりたった日の突然の訃報。 誰もが唖然とし、誰もが実際のこととして
受け止められず、そして、非常に多くの人たちがお通夜や告別式に訪れ、それよりもっと多くの
人たちが、facebookのこばさんグループに、その想い出を語り・・。
いろんな場所で、いろんな顔をもって、活躍していた小林毅さん。 でも、どんな場所でも、
ものすごく人を大切にして、その分、たくさん愛されていた人だったんだな、ということが
痛いほど、わかったこの機会。
こばさんのインタープリテーション技術を学ぶようなチャンスはたくさんあったのに、それを
しなかったのがすごく後悔。 でも、きっとこばさんが育てたすごいたくさんの人たちが、その
ミームを受け継いで、ここそこに、こばさんは生き続けていくのだろう、と思う。
個体は生きて死ぬ。 そのことに意味を見出すには、やはりバトンを渡していく、ということ
以外に何もないんだろう、と思う。 
こばさんのお通夜が終わって、最後に「ありがとうございました」というアナウンスが流れた
とき、天頂を切り裂くような明るい流れ星。 (私は見逃した・・・) 
こばさん、やるなあ! と、みんなが思う。 パンスターズ彗星も、こばさんがなくなった日は
日本で見えはじめたって日で、お通夜の日にもちゃんと見えて、そのあとどんどん離れて
いった。 こばさん、彗星にのっちゃったのかもね・・  どこまでもはるか遠く、それでも
常に見上げるその夜空にあり。

◎アルリ舎でふきのとうを食べる会
毎年、たくさん生えてくるのに、まだその場で食したことが一度もなかった。今年こそは!と
なんか、ごたごたする館に後ろ髪引かれながら、でもたぶん3月では唯一の「休日」だった
ような。 語り部メンバーやらうちの子どもたちやら。
「シェフ」桂子さんがいたおかげで、ふきのとう天ぷらのみならず、野草ピザも。
ふきみそも、和美さんのお赤飯と五目ずしも。 みんなたいらげて、八ヶ岳のいい空気をすって
ほんとに体に水が流れる感覚。
火おこしと、その番は全部蒼太が当番。 

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# by malicosmos_meme | 2013-03-31 06:02 | Comments(1)
「つなぐ人フォーラム」この報告は、とにかく記憶が薄れる前に書かなければ、と
ぼつぼつと下書きをしつつあるときに、このフォーラムの実行委員長をつとめて
おられた、小林毅さんのまさかの訃報がはいった。 フォーラムが終わってから、
2週間あまり。 おそらく倒れられる直前まで、いつもどおりに仕事をされて
いたのだろう。 「こばさん」と、非常に多くの人たちに愛され、そして、おそらく
その分、彼もその人たちを愛していた。訃報の直後から、こばさんのグループが
facebookにつくられ、そこに、多くの人たちが、彼との思い出や感謝をつづり、
素敵な笑顔の写真を次々にアップしている。
誰もがあまりにも突然のことに、悲しみも悔しさも感じているけど、でも彼は
すでに生き抜いてしまっていたのかも、とも思える。

「つなぐ人フォーラム」は、こばさんや、キープ協会の川嶋直さんたち環境教育系の
インタープリテーションに携わる人々と、私たちのように
博物館などの施設で、コミュニケーションをする人たちが似たようなことをやっているのに、意外な
までに交流がない、ぜひとも交流したい、というようなことが、最初のモチベーションだった
ように思う。こばさんたちは、アジアのインタープリターたちとも交流したい思いも別途あった。
でも別に環境教育系と博物館系に限らず、西村佳哲さんのような、別ジャンルだけど「教育系」の
ワークショップとかコミュニケーションに関わる人も交わり、「つなぐ人フォーラム」は2008年に
はじまった。
多ジャンル化は、毎年広がっていたが、案外、「参加すれば最高に面白いけど、参加するまでの
ハードルが高い、というかわかりにくい」という実情があった。
そんな事情に基づき、今回の「第5回」は、20名近い実行委員が、この人なら
ぜひみんなにあわせたい、という人を、それぞれ数名~5名連れてくるという方式に決定。
その準備は、かなり早い段階からはじまって、11月にリリースするときには、呼んでくる人たちが
かなり見えている状態、となっていた。そんなゲストの顔ぶれはこちら
結果、ものすごい数の「ゲスト」(料金的な特別扱いはほとんどなし(汗))が参加し、また、
一般からの参加申込みも、あっという間にうまってしまう、という状態だった。
集まったのは総勢130名ほど。

2泊3日の集まりで、これほどまでに名刺交換する会は他にない。 また、
具体的な異分野のつながりが実践される場もない。
私の場合、去年の出会いのおかげで、確実に2つ以上の「仕事」ができた。

今年も、とりあえず、あの人と〇〇、と互いに思った件数は、10数件。
これがほんとに世の中に受け入れられる仕事になっていくかどうか、そのあたりは
また互いのアクション次第ではあるが、そういうものがある、と思えるだけでも、
すごく力をもらえる。

去年の私の報告ブログをみてくれた人が、今年くるにあたりイメージしやすかったです
と言ってくださったので・・ 少しはそういった助けにもなるかと思い・・ 今年の自分の
範囲でのキロク。
1日目 10分プレゼン+全体会
2日目 45分ワークショップ + 全体会
3日目 2.5時間ワークショップ+全体会
という構造をもつ。

1日目の10分プレゼン大会は、4つのブースで、プレゼンがつぎつぎに行なわれ
10ラウンド。 つまり40種類のプレゼンが行なわれる。
あっちも聞きたい、こっちも聞きたい、というのが、正直なところなのだけど。
自分が聞けないものがあるから、そのあと、「何の話してた?」ということが、案外
知らない人とのコミュニケーションきっかけにもなる。
4つの場所が見渡せる場所に、直さんがいて、時間になると「ゴング」をたたいて
スタート!になり、時間がくると、またゴングが響く。 
この10分プレゼンのとてもいいのは、プレゼンに対して、コメントシートが用意され、
聞いた人たちがプレゼンテーターあてに、コメントを出す。 それがあとで回収されて、本人に
渡される。 すごく励まされたり、その後、話をするきっかけになったり、考えていることが
わかったり、とてもいい。 
私も今回、10分やらせてもらったが、そのコメントいただいた人たちとは、一通り
出会うことができた。
自分が司会をやっていたところでのプレゼンを少し紹介。
山納さんの「common cafe」について。 一企業人にして、これだけ街中の活動を
生み出したり、人の仕事を生み出したりするって、どういうこと??と思うほど。
非常に多くの人たちの「やりたい」を、肩の力を抜いたまま、うまくつなげて、実現
させてしまう、プロデュースの力。 翌日以降の彼の45分間などに出ることができず
それが結構心残りの一つだったけれど、後日レジュメを送っていただいた「私的
プロデュース論」はすごく印象的な言葉がたくさんあった。
common cafe http://www.talkin-about.com/cafe/
友廣裕一さんの屋号は「つむぎや」。3年前?のフォーラムのときに、あちこち
自転車で過疎の村を訪ねながら旅をしていた彼が、震災を経て、被災地の
おばちゃんたちと、事業を立ち上げていた。 なんかその変遷がとても頼もしく
単純に応援したくなるそんな活動。 
http://synodos.livedoor.biz/archives/2015942.html


「こばさん」の訃報以降、急いでかかねばと思い、この先を1時間かけて書いたときに
そのデータがぶっとび、それからまた1週間がたち・・。
毎日、これを書かなくちゃ、と思っているのだけど、他のことがいろいろあったり
眠くなったり、なんかほんとに忙しくて時間がなかったり。
ここ数日は、なんとなく夢にこばさんがでてきて、何か頼まれたことを私が忘れているとか、
伝え忘れたことがある、とか、なんか、そういう「わすれもの」の気分で夢が終わるっていう
日が続いている。

レポートとしては、まだ半分の半分ぐらい。 
でも、この先、レポートの続きを書くたびに、こばさんのことを思い出して、という約束を
しながら、今の時点でアップしたらどうかな・・・。

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# by malicosmos_meme | 2013-03-22 00:20 | Comments(0)
マイナス15度ぐらいの世界から、一気にプラス20度。 大嵐、暴風雪・・ 
三寒四温という優しい言葉とは、ちょっと相入れないこのごろの変化。

目の前にあることを、やっていくだけでもとにかく時間はどんどん過ぎて
しまって、脳にいろんなことが上書きされる。
大事な2月は、せめて書き残しておきたい・・ 

〇猿橋中学校PTA研修会「みんなつながっている~星と音楽と私たち」
真人さん、あっこちゃんとともに。 去年夏の、北都留教研でみてくださった先生方からの
お誘い。 そうおもうと、これもまた、最初をたどると・・・ 星野道夫。
全校生徒250人ほどを相手にしたプログラム。 今回は1時間40分ぐらいの時間が
あって、それまでに多くやってきた1時間ものより、時間がとれたのと、
中学生ということで、私たちの中学時代からいままでを紹介した。
真人さんからは、強引に、中学時代からの写真を、実家のお母さんに探して
もらって、送ってもらったり・・
真人さんのいつものプログラムで、校歌アレンジや、先生に突撃インタビューして
そのお話を、即興音楽にしたりというのも盛り込み。 → これはもっともオオウケ
その数日前から風邪で休む生徒が急増、ということで、全員マスク着用
「明日を信じて」は「歌わない」ということになったのだけど・・
最後、真人さんオンリーが歌ったあとに、やっぱり歌いましょう!と先生が
言ってくださり、全員たって、生徒たちは、勝手にマスクもとって(笑)、
一緒に素敵な2部合唱をしてくれた。
このときも、やっぱり、「つながってる」っていうことがよくわかった、と生徒代表の子が
感想を言ってくれた。
そのときのことも踏まえ、先日、これらの活動が記事に。
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〇ちびっこはうすに集う方々との、「宙をみていのちを想う」
子育て支援センターちびっこはうすには、震災以降、山梨に避難してきている親子が
集う場がある。彼らに、ぜひ星空を一緒にみてもらいたい、というのはむしろ、私からの
お願いだった。 子どもと一緒がいい、というお母さんをふりきって、託児をつけて
無理やり?大人のみの1時間。  でも、終わったあとは、預けて見られてほんとに
よかった、と笑顔になっていたみなさん。 自分的にも、プラネタリウムで、
いのちの話でほぼフルコース(笑)で1時間やって、なかなか気持ちよかったのだった。

〇星野道夫に捧ぐ星空コンサート
とにかくすべての想いを投入して、この日にのぞむ。
その振り返りは、こちらに。
でも、これもto be continuedと書いておきながら、continueしてない(汗)

〇日芸の学生たちの宇宙作品
上記コンサートのため、コンサートにでかける前日が、後期授業の採点締め切りであった。
この講義で知りえたことを、それぞれの立ち位置を生かして(映像とか、絵画とか、音楽とか
写真とか、舞台とか、文芸とか・・)作品あるいは、企画書などにする、という課題を出したら・・・。
130名ほとんどの学生がちゃんと出してきて、驚く。 
なかには、こちらが泣かされるくらい、いいものもあって、さらに驚く。
こんな課題を一つひとつみて、ほんとはコメントしたいぐらいだけど、さすがに130人・・なかなか
いちいち向き合ってられない悲しさ。 加えて、出席カードへの質問やコメントも評価にいれる、と
自ら言っているので、それも入れないわけにいかない。 もう超大変だった。
でも、彼らの中に、星や宇宙がやどって、いつかまた世の中に作品を出していくときの
小さな助けになればなあ、とせつに思う。

〇えこっくる江東
「ライトダウンをしたい」というえこっくる江東の職員の方の熱い想いからはじまり、
ここに呼んでいただくこと、3年目?
ここのボランティアさんや星のソムリエの人たちが支えているおかげか、また
職員のお人柄か・・ いつもとても気持ちのよいイベント。 
今回は、いつになく工夫して(笑)、「参加」性高い、ちょっとした工作も、さわる星空も、
クイズも、盛りだくさんな感じで、もちろん宇宙旅行もして、楽しくできた。
その後の観望会は、曇ってみえない~といってたのに、どっこい、さすが、
ハレ男! という方がいて、ほんとに晴れるからスゴイ。
冬のダイヤモンド、すばる、ばっちり見えて、
しっかりみれば、ちゃんと見えるんですね~と、大人のほうも感動しきり。
また来年もお願いします!

〇第5回つなぐ人フォーラム
とてもじゃないけど、簡単に書ききれない。 これはまた、あらためて書こうと想う。
上書きされる前に・・なんとかなんとか。
それにしても、毎年の濃さが増していく。 今年は、実行委員があらかじめ数名の
ゲストを呼んでおく、ということをしたために、ほぼ50名近い人たちが、ゲスト
(という名だけど、みんな参加費はらってもらってます・・)という不思議な構造。
でも、ほんとに素晴らしい出会いがたくさん!
これからきっと何かにつながっていきそう、という予感のする出会いは、10数件も
ある。 
自分が独立しよう!と決められたのも、この「つなぐ人フォーラム」の影響は
実に大だなあ。。
去年のつなぐについて、私がブログにアップしていたのを事前に見てくださった方もいて
来年もそんなことがあるかもしれないし、とにかく・・ また近々アップ予定。

〇メディア情報
NHK甲府のお昼の放送で、自身の活動の紹介をしてもらうコーナーが。
でも2月21日の放送が国会で延期、28日といってたのも延期。そして、その後連絡がなく(笑)

地元の新聞での「時評」という長いコラム欄にも、「仕事」についてのことを書かせていただく
機会が。 3月半ば掲載予定。

〇誕生日
うお座でよかったなあ、と、こんなに感謝する年はないぐらい。
うお座のアルファ星、アルリシャを屋号に、アルリ舎を拠点に、いろんなものがつながって
誰かとつながって、また星の道へ。

週末に子ども達がつくってくれたお誕生日ケーキ。
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# by malicosmos_meme | 2013-03-07 03:13 | Comments(6)
あっという間に2月最終日、誕生日。
Xデーシリーズ、やっぱり終わらなかった。思うと、ああ、あのときもXデーだった、ということがまた新たに思い出されている。まあ、いい。なんかふと気づいたけど、43歳は今日1日じゃなくて、これから1年もあるんだ!(笑)
先日の「つなぐ人フォーラム」これまた、ほんとに多くの出会いあり、また上書きされる前にちゃんと書いておかなくちゃ、と思うのだけど。

毎年時間のたつ早さは加速していく。その加速度合いを考えると、30歳でくだり坂、35歳になるともう絶壁のようなものだから、35歳になったらもう余生にはいるべき、と言ってたHさんから、その話を聞いたのは29歳ぐらいか? 当の本人は、もうきっと50も過ぎていらっしゃるだろうに、ちゃんと働いておられるが(笑)。
それを聞いたとき、賛同できるようなできないような気持ちだったけど、そうやって時間のたつ早さが加速していくのはほんとにそうだろうし、そのつもりで何か目標を持つとしたら、私はやっぱり43歳だ、ときっとあのときに思ったのだろうと思う。

「時間」というのは、ほんとに奥深く興味深いテーマ。「時間というのは、人間が生きているっていうことで生み出されているもの」ということを、現在制作中のプラネタリウム番組「MUSICA~宇宙はなぜ美しい?」の監修をしてくださっている佐治晴夫さんも、桜井進さんもおっしゃる。時間はいかようにでも伸び縮みできる。ある人の一生が短かったのか、長かったのか。それは誰にもはかりようがない。そもそも時間は目にみえない。なんとか時間を空間に置き換えて、人々はそれが存在していることを納得しているようでもある。空間におきかえてみているのは、太陽の影の位置だったり、星の動きだったり。そんな摩訶不思議なものを相手に、私たちは自分の「歳」というのものをものすごく意識する。それはやっぱり、自分の生には限りがあるからなんだろう。残りの時間がどれだけであるのか、誰にも見えないしわからない。
星野さんの言葉
「むきゅうのかなたへ流れ行くときを、めぐる季節で感じ取ることができる。自然とは、なんと粋なはからいをするのだろう、と思います。1年に1度、名残惜しく過ぎてゆくものに、この世で何度めぐり合えるのか。その回数をかぞえるほど、人の一生の短さを知ることはないのかもしれません。」
という言葉がたまらなく好きだ。夕暮れから夜になるプラネタリウムでいつも語っているのは、このこと。めぐりというものがなかったら、私たちは自分たちを振り返ることも、先を思うこともできない。まったく目に見えない時間を空間に見せてくれているもの、それが太陽、月、星のめぐりのおかげなのだ、と。

見えない時間というものを何か目に見えるものとして表現しようと思うと、それは、らせんと波。自分の生きてきた時間はどんなだろう。ある軸にそって、対数らせんが上方向に伸びてゆく。そのらせん曲線の上に、大きな振れ幅がある20代、仕事を得て、子どもを得て、すごくやりたいことは決して手放さず、でもそれ以外のさまざまなものをあきらめることも覚え、バランスをとりながら、周りのらせんたちとたくさん絡み合った。今、そのらせんのZ軸そのものが一つのピークを迎えて、ゆるやかにカーブを描きながら、いつかあの場所、と思っているところにゆっくり時間をかけて着地するために、再び、これまでのらせんやそのまわりにからみついていた波や円と再び交差しながら。これまでやってきたこと、出会ってきたこと、人々、そんなものを再度、つなぎなおしてゆくときを迎えているように思う。
もちろん新しいこともやっていくだろう。 でも、これまで16年間、やりっぱなしだったことを、再度みつめなおして、それをもうちょっと磨いてゆく。自分がつくってきたことも、やってきたことも人との関係も。これは何も特別なことでもなく、きっと経験を引きずりながら生きていく、ということそのものなんだ。

今日、2001年のオーロラストーリーがきっかけで知り合った大切な友人が、長い手書きの手紙とカードと、お花を贈ってくれた。去年、Memoriesがきっかけでなんどもプラネタリウムに足を運んでくださった方が、プラネタリウムに出会えたことで、ご自身がどう変わられたか、長く書いたメールをくださった。これからより一緒に、という仲間と話ができた。メールやFB
にたくさんのメッセージをいただいた。両・両親からも、新たなスタートへのはなむけの言葉。みなみは、いつものように手作りのメッセージをくれた。(兄のほうは、「あ、なんか買ってこようと思ってたのに忘れた!」だそうで)
いのちをくれて、出会ってくれて、ほんとうにありがとうございます。
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# by malicosmos_meme | 2013-02-28 22:28 | Comments(4)
2月中にXデーシリーズ書き終えられるかなあ・・
別に誰のためでもなく、ひたすら自分のためだけなんだけど。

名古屋の大学院にはいって、これまたほんとうにいろんな経験をした。
一番楽しかったのは、いろんな研究者に出会ったことだった。
科学はとても主観的な人の営みでできているんだ、とあらためて知った。
M1の存在で、アメリカの地球物理学最大の学会にも出させてもらったり
ノルウェーで1ヶ月、オーロラをみながら勉強させてもらったり、
M2のときは、Boulderに3ヶ月もいさせてもらった。そういえば、Boulder
で出会った台湾からの学生、彼とよく、Truth and Beautyの議論をしていた。
美を感じ取ることができるのは、物理と数学があるから・・
今、制作中の「MUSICA」のテーマは、このときからすでに中にあったもの
だったんだ。
修論を終えた3月に、アラスカ大学で開かれたオーロラの会議で、発表も
させてもらった。はじめてアラスカにいって、赤祖父先生に会ったその
場所で、4年前にはとんちんかんなことを言っていたのに、それなりに
発表していたこと、赤祖父先生に褒めてもらった。
修士を終えるというのは、ほんとは一つ、また深く考える時期だったはず
だけれど、そんなことに浮かれていた私は、頭のどこかで疑問を持ちつつも
でもこんなに楽しい世界があるのだったら、もう少しがんばってやっていこう
という気持ちで、博士コースに進む。
でも、苦しさはまもなくやってきた。それまで、先生の言うことを
そのまま聞いて、がむしゃらに解析していればとりあえずのことはできた
のとは違って、自分でテーマを決めなくちゃいけない。
自分が「面白い」と思っていたように思うものはたくさんあったはずなのに、
それらすべての見通しをつけることができない。
しかも、ほんとうに自分がそれを知りたいのか、と問うと、ますますそう
思えない・・。 学会などで発表すると、いろんな人になにもわかっちゃいないな、
こいつは、と思われているように感じると、出るのも億劫になる。
そんなことが続くようになって、指導教官との仲もどんどん悪くなる。
(先日、やはりいろんな日記や手紙を掘り返していたときに、先生にあてた
手紙がでてきた。たくさん書いて、結局ださなかったんだろう。ちょっと
これは誰にも見せられない(苦笑))
甘えている、自分の言葉でしゃべってみろ、自分の考えを言ってみろ、
ということを、指導教官に限らず、そのころ、だいぶまわりから言われた。
そのころ書いていた文章は、全部、「自分とは何か」ということにつながる
ことばかり。
そんなころ、何故か東京のどこかの図書館の新刊コーナーに
「旅をする木」(星野道夫)が置かれていることに気づく。泣けて泣けて
しかたがなかった。見失いかけてた自分がよみがえる。それはほんとうの
ことだったのか、そうでないのか、それさえもわからない。
嬉しいのか、悲しいのか、感動しているのかもわからない。
このことを誰かに伝えなくてはいけないのに、誰にもうまく伝わらない
もどかしさと深い悲しみ。ここに自分がある、といいたいのに、星野道夫の
言葉を借りてしか、自分を表現できないのか?とまた躊躇する。
「優しい人間になりたかった。人に力を与えられる人間になりたかった。
そして、人々の生きとし生けるものたちへのいとおしさを伝えられる人間に
なりたかった。私はどこへ向かっているのかよくわからなかったが、今まで
生きてきた事実を、再び私は思い出していた。」と、96年に書いたものにある。

まもなくして、星野さんの突然の訃報。再び、あのころの自分がよみがえり、
今の自分を嘆き、どうしていいかわからない日々が続く。
あまりにどうしようもなくなって、アラスカに行って考えようと想ったとき
ちょうど星野さんのメモリアルがあることを知る。亡くなった1ヵ月後。
誰もがまだ気持ちの整理のつかないそんな時期だったけれど、互いが
michioの話をしている間に、michioは大丈夫、と互いに言い聞かせている、
そんな会だった。


アスペンなどの黄葉で黄色くそまる大地、デナリでは、初雪にあい
世界がいっぺんにして変わるその光景をまのあたりにした。けれども
オーロラを見ることはできず、天気も決してよくはなかった。
かえってしばらくして、星野さんに「手紙」を書いた。「手紙」であり
ながら、エッセイでもある。
最後のほうにこう書いている。長いけど引用。
「北海道の自然に魅了され、多くの人々に出会った多感な大学時代を経て、
大学院で自然科学の研究の現場に触れてきた私の今の目標は、サイエンスと
社会の接点をつくりだすことにある。正直いって私はサイエンスそのもの
より、人間と自然そのものに対する思いいれのほうが強い。ただ、人が
やるからサイエンスが面白いのであり、自然があるからサイエンスがある。
その視点から、私はなるべくたくさんの人にとってサイエンスが文化になれば
素晴らしいなと想っている。自然に対する愛情や、好奇心がサイエンスを
つくりだすということを、研究の現場と一般の人々をつなげられる場所を
提供することによって伝えたい。サイエンスを知ることで、得られる新たな
驚き、発見がどこかで人間や自然を愛することにもつながるのではないかという
予感がある。ほんとうにつながるかどうかはわからない。
けれど、人と人をつなげ、多くの人生を知り、多くの考えに出会う。そうした
営みという枠の中にサイエンスがあるということ、驚きは自然が与えて
くれるものだということ、これは確信をもってそうだといえる。
星野さんの写真集「アークティックオデッセイ 遥かなる極北の記憶」に
こんな文章がある。
「しかし、アラスカ先住民の世界を旅しながら、近代化の洗礼がいかに
人々の暮らし、精神世界を変えていったのかもまた見続けてきた。 
それはそのまま、鏡に映し出された私たち自身の姿でもあった。 
20世紀を終えようとしている今、人間はいったいどこへ向かって進んでいるのか、
誰もが心に不安をもつ時代である。 テクノロジーは人間を宇宙まで運ぶ時代を
もたらし、自然科学は私たちが誰であるのかを確かに解き明かしつつある。
それなのに、科学の知はなぜか私たちと世界とのつながりを語ってはくれない。
それどころか、世界は自己から切り離され、対象化され、精神的な豊かさから
どんどんと遠ざかってゆく。 私たちは、人間の存在を宇宙の中で位置づけるため、
神話の力を必要としているのかもしれない。」
そう、私たちは、だれもが自分がどこにいるのか、その場所を知りたい。 
自分の生きる意味や価値を見いだそうとすると、それを知ることが不可欠
なのだと思う。 今、宇宙論や天文学の世界はその人間の存在の位置づけさえ
踏み込もうというところに来ている。 それがどんなふうにそれぞれの人々に
受け入れられるだろうか。 科学の知によって、きっと私たちと世界との
つながりをも語る日がくると思う。 それをどう人々に伝えられるだろう。 
そんな模索のなかで、自分の意味を見いだし、そして星野さんの世界を
越えた自分の、私にしかない深い世界を創ってゆきたい。
 」

ああ、このとき決意をしたことに導かれてきたんだ、と自分的には
感慨深い。 星野さんがいなくなってしまったときが、自分にとって
どん底時期だったということに、何か意味を見出さずにはいられなかった。

おそらくこの手紙を書きながら、いつかミュージアムと思っていたことを
思い出し、現場を探しはじめる。全国の科学館・博物館に手紙を書きまくった。
その手紙もある。上のようなことを切々と書いている。
そうして、山梨で新しい科学館ができることを教えてもらい、もうあと
1ヶ月で決まらなかったらフリーターというところまできたところで
山梨県に拾ってもらうことになる。
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# by malicosmos_meme | 2013-02-22 05:26 | Comments(2)
高校3年生、はじめて北海道の地に足をふみいれたのが女満別空港。その飛行機から眺めた
えりも岬の先端からの美しい海岸線。地図の形そのままというのと、そこからみえる広がりと・・
そして、網走湖でのインターハイ。 最終日にまわった道東の風景。これらにすっかり魅せられて
どんなに時間がかかっても北海道を全部まわろう、と思った。
そのインターハイが開催されていたとき、のちに私がはいる北大サイクリングクラブの人々は
なんと、道東ツアーをやっており、網走が集合地で、インターハイが開催されていたのを
覚えている、という。。 そして、私ももちろんその後道東ツアーをはしり、網走にもいって、そして
北見連泊のときには、北網圏北見文化センターまで足をはこんだのを覚えている。
大学2年の秋には、今度は国体が網走であって、高校の後輩の応援にいくために
自転車をもって網走へいった。そして、そのあと釧路まではしって、フェリーで東京へいき
小田原まで輪行、そこから一人で自転車で箱根を越え、富士五湖へやってきて、本栖湖から
南アルプス街道へ、夜叉神こえて、一度甲府に寄り、そのあと八ヶ岳山麓にある
同期のおじさんの別荘で、その友人たちと合流。 その場所は、実に、今私がもっている
アルリ舎の結構近い場所。 
ほんとに道は続いているのだな、と感じ入ってしまう。

そんな思い出深い道東、北見という場所で、その時代に出会って以来もっとも私に影響を
与え続けてくれている星野道夫のその写真展と、私が制作をした「オーロラストーリー~
星野道夫・宙との対話」の上映、もう10回以上もみた「ガイアシンフォニー第3番」の上映、
そして、「星野道夫に捧ぐ星空コンサート」。 それが星野道夫の年齢に達する月の出来事。
こんなできすぎたドラマはもうこれ以上なし、もうここで死ぬかも、という想いを抱えて
のぞんだコンサート。 
北見文化センターの多田さんの並々ならぬ情熱と、その仲間たちの暖かい支援、
人はこんなにも互いに感動を与えながら生きていくことができる。

出発の日は、超大型低気圧が2つ、北海道の上にあり、飛行機は、「羽田にひきかえす
可能性あり」という条件つきフライト。 網走にいた先輩は、「こりゃ絶対無理」と思うほどの
暴風雪だったらしいけど、女満別のあたりは比較的おだやかで、問題なく到着。
空港まで迎えにきてくださった多田さんの運転する「北見市役所」公用車にて、
北見文化センターへ。 16時過ぎから準備にはいり、リハは25時半ごろまで。
まったく元気に対応してくれる多田さん。

翌日、北見名産?塩焼きそばを食べさせてもらったのちに、星野道夫写真展を
観覧。 奥さんの直子さん、今回の写真展は、こと想い出深いものになったそう。
というのも、直子さんも私と同じ年。実は誕生日が2ヶ月しか違わないこともつい最近知る。
あまり文字情報にとらわれず、広い場所で、大きな写真をゆっくり見てほしい、という
直子さんの願いがおおいに実現できているその空間があった。 星野さんの大きな写真を
見るのも久しぶりだった。 ピアノの真人さんは、しばーらく、森の写真の前で、ずーっと
それを眺めながら世界に入り込んでいた。 忙しい日々の中で、なかなかそんなふうに
ある世界と向き合う時間がとれない中にあって、コンサートの前に、こんなふうに時間が
とれてよかった、と。 
オーロラストーリーも、もちろん観覧。写真展と観覧券がセットになっているため、
写真展を訪れる方の多くがみてくださるそう。 番組のみの上映なので、比較的
気軽に入れるのもよいのかも。
この番組は、星野道夫写真展と一緒に見てもらえるのが、もっとも幸せな上映のされ方、
ということをあらためて感じる。 
この番組の上映をする臨時のスタッフの女性2名は、その夜の懇親会にて、
60回みて、60回なきました、とおっしゃってくださった。 
一人は、「自分の好きなことをやって生きよう」と決意をしたのちに、この写真展と
オーロラストーリーに偶然出会ってしまった人。 これほどまでに励まされることはなかった、と
いうエピソード。 
星野さんは、誰か一人でも励ますことができたら、といつも書いていたし思っていた。

そして、かなりあわただしいリハをやって、18時半から本番。
プログラムは以下のとおり。(現段階でyoutubeにアップしたものがいくつか
プログラムからリンクされています。また随時増やしていきます。)

第1部 アラスカ ~星野さんへ

1. ♪アラスカへ (CD「オーロラストーリー サウンドトラック」より)
2.星野さんとの想い出
  私自身の高校3年生のときから、2つの「オーロラストーリー」にいたるまでの話
3.うつりゆく四季
  星野さんの熊の写真からインスピレーションを得た真人さんの曲を披露。
  それに続き、白いマッキンレーのふもと、秋色の中の湖にたたずむムースの写真を
  みながら、「北国の秋」(旅をする木 より)の一部朗読。(♪ この場所から)
4.♪天花
  北海道で知った雪の圧倒的な美しさ。 夜の雪を下から見上げるときのあの内側から
  喜ぶあの気持ちを、この曲は全部代弁してくれる。
5.宙との対話(♪対話 「オーロラストーリー サウンドトラック」より)
6.♪オーロラストーリー 

第2部 星と音楽と私たち  
1.♪Bon Voyage!
2.♪薫風(CD「この場所から」より)
3.夕暮れと時のめぐり (♪忘れな草 CD「月下の楽園より」)
4.♪月下の楽園(CD「月下の楽園」より)
5.星空が教えてくれること (♪オーロラストーリー 他)
6.星の一生(♪玉響 CD「月下の楽園」より)
7.私たちのいる宇宙 (♪星の道を)

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この続きはまだまだ盛りだくさんな話題があり。
コンサートに、きてくださった北大サイクリングクラブの4名もの先輩たち! 
その方たちとも一緒にやった懇親会での、さまざまなお話。
翌日の流氷、オホーツクの海、能取岬、網走湖・・・
しばらく忘れていたかもしれない、北海道の圧倒的な広がりと雪と霧氷と氷の白。
この世界から、1時間半で東京の街にひきもどされるというのは、ある意味暴力的
と感じるほど。
夜の世界から突然光がやってきてしまうことと、雪の世界からそうでないところに
もどされることはとてもよく似ている。
夜は、ゆっくりと明けるのが正しく、雪は、春にむかってゆっくりと溶けていくのが
正しいのだ、きっと。

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写真はオホーツク海をうめつくす、流氷にのった雪。ただの雪原に見えてしまうけど
これは、海。そして、これが大きくうねっている。

tobe continued・・
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# by malicosmos_meme | 2013-02-17 03:04 | Comments(2)
1月は年賀状。相変わらず、というか、例年以上に、遅れに遅れ、遅れた分だけ大変になる、ということがわかっているのに、遅れて。結局出せずじまいだった方も、多数・・ 4月の挨拶はがきだけは、とにかく徹底してだすぞ、と肝に銘じつつ。

★DENSO creators' talk
最初の出会いは、9月の堺、国際科学映像フェスティバルで飲み会。そこで出会ったY氏のおかげで
渋谷の高層ビルの夜景を背景に、大きなスクリーンが特設されて宇宙が浮かび上がるなかで
ライブができる。そんなことができようとは。
この集まりは、社員向けということでもなく、毎月の集まりにいらしている方、そこから紹介された
方、など、いずれにしても、createという言葉とか、何か新しい視点を得たいと思っている人たち。
その名称に象徴されるように、最初からとてもいい空気が流れていた。
今回は、第1部に「星を介して人をつなぐ仕事」と題して、私の仕事の話。星つむぎの歌、番組制作、
ワークショップなどを中心に、「つなぐ」「つたえる」「つくる」の活動と、さらにそれを今後「とどける」
にシフトという話を。 
そして第2部に、真人さん、あっこちゃんと一緒に「みんなつながっている~星と音楽と私たち」。
その後、懇親会があるので、見てくださった方たちが次々に名刺をもってきてくださり、感想を
たくさんおっしゃってくださって、それがとてもうれしかった。 そうやってそのときの気持ちを
あらためて言葉でシェアできるのは、ほんとにありがたい。
「ちょうど悩んでて、これみてホント視界が開けました
「途中まで記録とってたんですけど、こっちのモニターみている場合じゃない!とにかく
自分の記憶に全部とどめなくっちゃ、と、もうほんとに感動しっぱなしでした」
「ぼく、子どものころは仲間と夜あつまってマットひいて流星群とかみてたねー。
半分は女の子の家の前を夜にうろうろするっていう目的だったけどね。
今日はなんだか泣いてしまいました。」
などなど。
後日の主催してくださった方のメールでは
「来てくださった皆さんの好反応もさることながら、 Creators' talkにとっても2013年の
船出に相応しい、素晴らしい内容でした。 分かりやすい語りと美しい映像と情緒溢れる演奏で、
世界観に引き込まれました。 日々に忙殺されていた人も、星を想い、きっと心安らぐ
瞬間だったのではないかと思います。
まさに私達が期待した、アートとテクノロジーの融合が目の前で起こったことに
ただただ感動しました。 」 と。
さらにその後の報告書には
「どこまでも深く響く小林真人氏の音楽、広く深く包み込んでくれるような高橋真理子氏の
語りと星空に包まれたプラネタリウムライブ。星空、音楽と語りに身を委ねた素敵な時間の中で、宇宙といのちの神秘について学びながら、星にまつわる様々なメッセージが心の奥に響いた。」

ぜひ呼びたいとおっしゃってくださる方もいらしたり、このジャンルの知り合いははじめて!
という方もいたり。 いい出会いをたくさんいただきました。 かかわってくださった方に大感謝です。

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★プラネタリウム・ワークショップ「解説をやってみよう!」
久々、原点に返るようなワークショップ。 結構興味もってくださる方多く、プラネタリウム・ワークショップ
とはなんぞや、ということにあまりとらわれずに純粋になんだろ?と思ってきてくださった親子連れも。
いつもながら、知識よりも、自分が感じることは何?ということをといかけつつ、また、二人組で、
自分の体験を互いに話してもらいながら。
プラネタリウムはタイムマシン。やっぱり、時空を超えて、そこですぐに星空を出せる魅力が大きく
今回は、広島の原爆がおとされる前夜の星空だったり。 子どもたちが、自分のお誕生日の
星空をだしながら、自分の将来の夢を語ってくれたり。 ちゃんと自分で準備してきた物語を
読んでくれる子も。語り部の青りんごさんは、昔ふるさとでみた、低緯度オーロラの思い出。
まあ、これらを「解説」とは呼ばないのだろうけれど、人に何かを伝える原点はやっぱり、自分が
感じたこと。 知識から入ってしまうのは、あまりにもったいない、と思ってしまうわけで。
ほんとは2月と、2回シリーズでやれればもっとよかったのだが、まったくもってこちらの
都合で1回にしてしまったので、もう1回やれば、それぞれがもう少しまたほかの人に聞いて
もらいやすいものができたであろうことは、ちょっともったいなかった。
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その日は、わざわざ鎌倉から来ていただいた方もいて、彼女には明確な目的、自分がほんとに
見たい星空があった方なのだけど、なんだかほかの人がやっているものの中に、ばっちり
それらが出てきたりなんかして、彼女の言葉をかりれば「もう、おなかがいっぱい」。
こういう連鎖的な面白さも、やっぱりワークショップならでは。

★サイエンスシップクルー報告会
ワークショップの日は、館内ボランティアの方々の互いの活動報告会もあり。 語り部のみんなは
被災地にいってきた報告を。 ふだん、なかなか互いの活動を知ることがないので、とても
いい刺激に。 せっかくの1月ということで、「今年はこんなことをやりたい!」というみなさんからの
抱負、宣言も。

★日芸後期授業終了
1月の講義では、ほとんどが、学生たちにしゃべってもらったり、パフォーマンスしてもらったり。
課題を、この講義で知りえたことを資源に、それぞれの立ち位置(いろんなアート学科があるので)
で、何かしらの作品づくり、あるいは企画、をつくること、という課題を出した。
130名を相手にかなり無謀なことをしていた、のだけど、やっぱりそれは大変面白い課題だった。
まずもって、電車でもって帰るのが大変!ということに、自分があまり気づいてなかった。。
油絵、水彩画、キャンバスでもってくる子も多く、写真の子は、すごいりっぱなアルバムで
言葉もいれて写真集にしてくる子もいれば。 
たまたま、ちゃんとメディアに入れてきませんでした、という学生のデータを私のPCにコピー
したので、ついでだから、とみんなに披露したのが、飲酒運転だめ、というコマーシャルを
星視点でつくったもの。これ、大うけ。 それ以外にも、その場でのパフォーマンスをやるグループも
あり。「星つむぎの歌」を自分たちで合唱して、録音して、録音風景をちゃんと写真アルバムにして
きたグループや、日がのぼって沈むまでの照明演出やら。 
小説、童話、フルで書いてくる学生もいて、中には、ほんとにこっちがないてしまったものも。
もちろん、プラネタリウム番組の企画書もあり・・
とりあえず、みんな感想にはとてもいいことを書くのであるが、それが単に私へのごますりでなく
これ以降、彼らの創作の中に、仕事の中に、宇宙という視点を常に持っていてもらえること、
それは、ほんとにこころから願うこと。
いつか一緒に仕事ができる人もでてくるといいなあ。

★山梨プラネタリウム・フェスティバル2013
すっかり毎年恒例感あり。ほんとに楽しみに待ってきてくださる方々の空気のありがたさを
年々感じる。  例年1日5回投影を、今年はおもいきって7回に。そして、そのうちの3回を
解説員が2人ずつはいって、解説員の人気投票までやってしまう、という若干無謀ぶり。
今年の特別ゲストは、1日目にメガスターの大平さん。 2日目にアイヌ星座紹介として
山内銘宮子さん。 どちらも満員御礼の盛況だった。 
それにしても、5回以上見ました!という方が、初日は30名以上、2日目にも相当数いた
のにはちょっと驚き。5回投影だと、5回みないけど、7回やると5回は軽いと思うのか?(笑)
プラネ関係者も、うちのプラネのファンも、結構ほかのプラネはみてきたけど山梨は
はじめて、というこれまたコアな方も・・ またまた楽しい再会あり、出会いあり。

いろいろ詰め込みすぎ、かなり準備不足、反省点は非常にあれど、でも、やっぱりこれは
山梨県立科学館プラネタリウムのひとつのアイデンティティ。 その時代時代の要素を
取り入れながら、毎年バラエティに富んで、そして、プラネタリウムの多様性を見せる、
そういう場でありつづけてほしいな、と思うわけなのであった。
みずからが崩しながら、そして構築して。プラネタリウムって何だろう、と考え続けて。

平面スクリーンをつかって宇宙空間を旅する、これをプラネタリウムって呼ぶのか、と
思いつつも、そういう言葉をつかうことで魅力を感じてもらえると思う人も多くいる。
プラネタリウムの多様化は、まだまだ進み、だからこそ、なんだこれは、というものが
あったり、これまでの概念を超えたりする。
そんな多様性のさなかにいるからこそ、自分の仕事もフェーズを変えていくことができる。
星空とプラネタリウムに出会えてほんとによかった。


ところで、このブログを読んでくださっている方が、子どもさんの手紙とか絵とかが
最近なくてさびしいです、とおっしゃってくださったもので・・
とりあえず、1月頭、こちらが超珍しく熱をだしたときの、みなみの手紙を
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# by malicosmos_meme | 2013-02-05 23:30 | Comments(3)