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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

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「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

星野道夫写真展 in 相川小学校

相変わらず、星野道夫によって生かされている。 彼の肉体がこの地上から失われてから15年。 あと2年弱で彼の年を越える。 それまでに何ができるだろう。

科学館のある愛宕山から西へ降りると武田神社があり、そのすぐ横に甲府市立相川小学校がある。うちの子どもらの通う学校であり、かつて科学館に出向しており、今でもいろいろな活動を共にしているA先生がいる学校でもある。 
去年、プラネタリウム番組「オーロラストーリー~星野道夫・宙との対話」をつくったとき、多くのシンクロニシティーがおきた。そのうちの一つは、大月市立猿橋小学校での星野道夫写真展とそれに呼ばれた講演会。2001年の「オーロラストーリー」が縁で知り合った甲府の友人が、猿橋小の校長先生と知り合いでたまたま手渡した「旅をする木」に校長先生が感動し、タイミングよく写真展開催を決定。 その友人を通じてその際に講演をしてほしいと頼まれたときに、友人は私がオーロラストーリーのリメイク版をつくっていることを知る。そのオドロキと喜び。
そして、猿橋小学校の校長先生と相川小学校の教頭先生は旧知の仲ということもあり、猿橋のときの新聞記事を目にした教頭先生が興味をもってくださり・・・という鎖がずっとつながって、とうとう、相川小学校での星野道夫写真展が実現する。 地域や保護者に開放されての写真展となる。
それにあわせ、ピアノの小林真人さんとパーカッションの山本晶子さんを迎えてのギャラリーライブ、そして、私の講演会も開いてくれることに。 これもまた星野道夫の不思議なつなぐ力のおかげなのだろうけれど、真人さんの合唱曲「明日を信じて」が、小学校6年生の音楽の教科書に「今年から」採用され、真人さん自身は、「何故音楽は生まれてきたのか」を問うような、ほんとうに音楽の楽しさを共有するような音楽ワークショップを子ども達とやっていきたいという願いを抱え、calmforest projectを始動したばかり。そこにきて、音楽に力をいれる相川小学校での星野道夫写真展・・・31日には、学校の授業の中で、4年生、6年生が共に合唱を楽しみ、合唱団もまた休み時間を利用して、真人さんと音を楽しむ。加えて、全校生徒に向けたギャラリーライブに、夕方の地域開放のライブ・・。なんと5本立て! この組み合わせは、ほとんど奇跡なのである。

星野道夫写真展 in 相川小学校 「星のような物語」
5月30日(月)~6月10日(金)  15:00~16:30  東館コモンスペース

ギャラリーライブ 小林真人&山本晶子
5月31日(火) 17:00~18:00  東館コモンスペース

講演会「オーロラがつなぐ夢から星野道夫のメッセージ」 高橋真理子
6月2日(木) 9:35~10:20  体育館
*これは保護者開放行事


自身の星野道夫への想いは、ユリイカ「星野道夫特集」, 2003に投稿した、
宙と対話する土地」 にほとんど集約されていて、自分でいうのもなんだけど、今読んでも
かなり新鮮。 (このリンク先は、内藤いづみさんのウェブサイトで、わざわざテキストを起こしてくださって掲載してくれたのであった。)
何度もここに立ち返りながら、星野道夫に出逢えたことに感謝して、そしてまた新しく出逢う。
そして、今年の星野道夫もおそらくこれにとどまらなさそう・・・ということが、今日ころがりこんできた
話から予感している。

それにしても、息子の使っている小学校6年生の教科書、星野道夫「森へ」、宮澤賢治「やまなし」と畑山博による賢治評、中村桂子「生き物はつながりの中に」、谷川俊太郎「生きる」、野口聡一「宇宙飛行士―ぼくがいだいた夢」・・・  私のためにつくってくれた?といいたくなるような「つながり」感。 こんなスゴイこと、わかるのはきっともっとあとなんだろうなあ・・。いや、ちゃんと伝わるかなあ。
by malicosmos_meme | 2011-05-27 02:22