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Malicosmos ―高橋真理子の小宇宙

malicosmos.exblog.jp

「つなぐ」「つくる」「つたえる」「とどける」 これが自分の仕事のキーワード

3月振り返り+15年振り返り?

ふと気がつくと、まもなく、山梨にきて15年。 3歳から18歳までの埼玉、18歳から22歳までの
北海道、22歳から27歳までの愛知、そして山梨。 もっとも長くいる場所になる。 
山梨にきた当初、塩山に住んでいて、青空が広がるよく晴れた日は、朝、甲府方面の列車ではなく
勝沼まで一度いって、勝沼ぶどう郷駅からの南アルプスの眺めを楽しんだのちに出勤したり
してた。 駅からの帰り道、200mもあるかないうちに、星がたくさん見えてきて、覚えたての
星座をよく探した。 家の窓から、ちょうど中央線がトンネルからでてくる場面が、まるで
銀河鉄道だ、と、友達に手紙を書いたことがあった。 それから毎年、山梨に来なければ出逢えなかった
人たちに、一人ひとり出逢っていった。 
山梨にきてほんとによかったなあ・・ と、私を採用してくださった当時の学校教育課の方々に感謝。

さて、この3月。

〇「二人の銀河鉄道」をめぐって
遠方からのお客さま。 100万人を動員した「銀河鉄道の夜」のドーム映像を制作された
KAGAYAさん。 幼いころから、銀河鉄道に乗ってみたい、と夢を描いて、その作品を
つくることで、ある意味その夢を成し遂げたKAGAYAさん。 どんなふうに番組をみてくださる
かしらん、と心配だったけれど、絶賛してくださってとても嬉しかった。 賢治関係の人たちにも
ぜひみせたほうがいい、と。そして、花巻にプラネタリウムほしいですよね、と。その日のことが
KAGAYAさんのブログに。 
そして翌週には、番組制作の際にお世話になった岩手大の岡田先生。 盛岡に岩手大を
尋ねた際に、とても親切・丁寧に、構内やさまざまな資料を紹介してくださった。
岡田先生、なんとJICAのシニアボランティアで、ウルグアイへ。 その研修のために、
駒ヶ根にいた帰りによってくださった。 全国の賢治ファンにぜひ見せたい、と。

20日には、プラネタリウム音楽劇&おはなし「明野こども美術館の賢治祭」。
10年間、地域の人たちとともに、毎年手作りの賢治の物語の劇をやりつづけてきた
明野こども美術館。 館長の松崎さんも、出演する子どもたちも、音楽、音響その他
周辺のプロの方々も、サポートする運営委員さんも、これまでにない、珍しい舞台で
それができることをとても喜んで、ほんとにはりきって準備をしてくださっていた。
こちら側もプラネタリウムで劇をやるのは、考えてみるとはじめてだ。(プラネワークショップの
一場面、はあったけど)  
何かとすごい大変なことが多かったけど、実にいい空気に包まれた、いい時間だった。
「狼森と笊森、盗森」 やっぱり自然の前にあって謙虚にありたい、という思想がとても
伝わる作品。
劇の前の三上満さんのお話も素晴らしかった。 今、あらためて私たちが賢治と嘉内から
学びたいこと、完結に力強く、ほんとに心に響くお話だった。

つい先日には、元みえこどもの城の館長で、「みえプラネタリウム解説コンクール」を
はじめられた河原先生も、やはり「二人の銀河鉄道」をみに、はるばる三重から車で
いらしてくださった。 科学のことは、科学だけやっててもだめで、いろんな分野から
見ていかないと、とおっしゃるところに、きっと私の仕事にも共感してくださるんだろう。
奥様は、文学や朗読をされている方で、そんな方が、私の解説を「これまでいくつも聞いてきた
朗読やアナウンスとは全然違う、人間味あふれる解説」と評して?くださった。

〇プラネタリウムワークショップ「君の創った積み木に星が降る」
木楽舎の積み木おじさん。つい先日も山梨日日新聞に、大きく彼の活動の魅力が
のっていた。 かれこれ4年前ぐらい?に、ある夜の会合に出席する際に、その会の
主催者の方が、うちの子ども等のためだけに、積み木の場所をつくってくださって
そこで蒼太が積み木と積み木の「おにいさん」に夢中になったのが、出会いの最初。 
それ以外にもいずれは
出会うようになっていたのだろう、と思うのだけど、1年ほどまえに、プラネタリウムで
積み木やってみよう、きっと新しいアートの境地がみえてくるって話になり、
今回のことになった。 
積み木なので、圧倒的に小さい子ども連れの親子が多く、これまでのプラネワークとは
また全然違ったものに。 でも、完全に「親子」 ということで、最初に見せるプラネも
「親子でおしゃべりプラネ」というのを考えた。 何か星座の線を出して、そこで
親子で会話する。 何か「正しい」名前をいいあう必要もなく、何に見えるかとか
他にもどんなことでも。 これは、他にも使いたいなあ、と思った。
おしゃべりプラネタリウム。 
そして積み木をたくさんつくって、その上に星空を出すと、その街の親子がいったい
どんな会話をしているのかしらん、と物語りたくなる。
「おじさん」の包容力とともに、終始暖かな雰囲気で場がつくられる。
途中での出入りも多くあるかな、と心配していたが、なんのこれしき、小さい子たちも
ずっとやり続けていた。
街にオーロラが舞い降りたり、光とのコラボレも楽しみつつ。
プラネタリウムは、ほんとに「場」のありようとして、必ず暖かいものをつくってくれる。
「プラネタリウムの力」は、場をつくることそのものなんだろう。

〇卒業式
小学校の卒業式。 6年生と5年生が向き合っての呼びかけ、歌、
5年生が歌う「with you smile」は、卒業を祝う会のスライドショーを
つくったときに死ぬほどきいた歌(笑)。 最後に6年生が「この広い世界の
中で めぐりあえた ・・・」
というくだりで、声をあわせる。 なかなか感動的な演出。
蒼太はいたって平静、涙の一つも流さないけど、でも、仲良しの仲間たちと
嬉しそうにカメラに収まる様子に、この学校にいられてよかったなあ、と。
しかし・・体育館があまりに寒すぎ、その後、数日、風邪で苦しむことに。


〇Memories~ほしにむすばれて
789編の詩が寄せられ、そこから番組のために18作品、サイト上には59作品を
選定をし、11日にウェブサイト上で発表。 
その前日に応募してくださったみなさんには、メールで「明日発表します」と
お伝えしていたのに、サイトアップが夕方になったため、「まだですか?」との
問い合わせも多数。
電話で、わざわざ、すでに掲載されている詩に感動したことをお伝えくださる
方もいる。 
小林孝一さんの音楽録音は、八ヶ岳のふもとのROKUさんのスタジオで。
朝10時から0時ぐらいまで・・ 
映像もちゃくちゃくと仕上がり中。 来週にはナレーション録音。 
さて、どんないのちが吹き込まれてくるだろう。
http://www.memories-yamanashi.com/

〇来週にせまる「宙をみていのちを想う 永六輔&内藤いづみ対談」。
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/web/event.php?id=1027&year=2012&month=4
先日、ロケハンのために、ずっと永さんと撮り続けてきたYBSのディレクターの
荻野さんたち、内藤先生がいらして、打ち合わせ。
内藤先生いわく、永さんは、今世紀最大の天才の一人。  
その場になってみないとわからないことがいろいろ起きそう・・
こちらは、その日の特別プログラムとして、星の一生と私たちの関わりについて
30分解説する。 丁寧に・・ やりたい。
この日のために、清田愛未さんに、「見上げてごらん夜の星を」を収録してもらって
それをまる1曲、星空を眺めながら流したいと思っている。
一人でリハしてたら、涙がでる。 
きっと、今回のも、またとない貴重な時間になると思う。
たくさんの人にきてもらいたい。 まだ予約受け付けてます。

まもなく、まる15年。 これまでの仕事をきちんと整理しながら、あらたなフェーズに
向かっていきたい。

みなみの目標は、これらしい。「ものと人と人形」がならんでしまうところがどうかと
思うが・・
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by malicosmos_meme | 2012-03-28 05:36